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Last-modified: 2017-05-09 (火) 10:05:33

※過去ネタ流用、このネタの時系列は44スレの頃の設定です。
 そのため色々と今の設定と違ってきます。

 

 兄弟家長女ミカヤと次女エリンシアには悩みが多い、エフラムのロリコン、アイクのフラクラ、未だフラグ成立の見えぬ兄弟達、そして、赤字財政の続く我が家。
 今日も2人、お茶を飲みつつ話し合い、どちらともなく溜息を吐いたそんな時。

 

アーコノヒトデナシー!!!

 

ミカヤ「ど、どうしたの!?」
エリンシア「どうしたのですか?」

 

 2人が駆け込むとそこには武器を持ったアイクとエフラムの姿が、その前に何故かブラギの剣を持ち倒れるリーフの姿が。

 

アイク「姉上とエリンシアか」
エフラム「いえ、突然リーフに襲いかかられまして、思わず撃退したのです」
ミカヤ「襲いかかられたって、何故?」
アイク「さっぱり解らん、だが妙に鬼気迫っていたな」
エリンシア「取り敢えず2人はリーフちゃんをお部屋に運んであげなさい」
エフラム「わかりました」

 

ミカヤ「リーフ、突然どうしたのかしら?」
エリンシア「今まで奇行は目立つ子でしたが突然家族に襲いかかる理由があったのでしょうか?」
ルーテ「それはこれが原因だと思います」
エリンシア「あら、ルーテさん、遊びに来てたのですね」
ルーテ「お邪魔してます」
ミカヤ「それで、リーフの行動に心当たりがあるの?」
ルーテ「はい、せっかくなのでお2人もこちらへ」

 

 移動したさきにはそこそこ大がかりな機械が

 

ミカヤ「これは何の機械なの?」
ルーテ「とある方々の依頼で作成した『フラグシミュレーター』です。
    今までは起こりうるフラグの可能性を示していたのですが先日から今までにない可能性が見えられまして。
    せっかくなのでリーフさんと見ていたところ突然に」
ミカヤ「そこまでリーフが怒るってどんな物が見えたのかしら?」
エリンシア「襲いかかったことからしてアイクとエフラムちゃんに関係あることの様ですが」
ルーテ「お2人もご覧になりますか?」
ミカヤ「そうね、ちょっと怖い気もするけど」
エリンシア「原因を探る必要はありますわ」
ルーテ「わかりました、早速起動します」

 

ミカヤ「これは、家の居間のようね」
エリンシア「エリウッドちゃんがいますわね、家計簿をつけているようですわ……あら?」
ミカヤ「どうしたの?」
エリンシア「この居間、妙に広くありません?」
ミカヤ「あら……本当、建て増したのかしら、でも家にそんな余裕が?」
エリウッド『ふぅ、やっと終わった』
エリンシア「終わった様ですわね、今月も赤字で大変なのでしょうか?」
エリウッド『今月も黒字になったよ、本当に助かる、胃も軽いし』
ミカヤ、エリンシア「「!!!」」
フィオーラ『エリウッド様、終わりましたか?』
ニニアン『お疲れ様です、お茶をお持ちしました』
エリウッド『2人とも、ありがとう』
ニニアン『いいえ、妻として、夫を支えるのも役目ですし』
エリウッド『嬉しいよ、2人と一緒になれて』
フィオーラ『私も嬉しいです……ねぇ、エリウッド様……今夜は……///』
エリウッド『わかったよ、今日は命のオーブを借りて、しっかりとね』
ニニアン、フィオーラ『『♪』』

 

ルーテ「どうでしたか?」
ミカヤ「どうって、わからないことだらけよ」
エリンシア「万年赤字の我が家の家計が黒字に転向した事……そしてあの2人と結婚したらしいエリウッドちゃん、何がなんなのか」
ルーテ「そうですね、ではそちらの方を次に見ていきましょう」

 

カムイ『あ、ヘクトルお兄ちゃん、お義姉ちゃん達も』
ヘクトル『よう、カムイか』
ファリナ『こんにちは』
フロリーナ『こ、こんにちは』
ミカヤ「あの子、まさかカムイ?」
エリンシア「カムイって、我が家の諸事情で白暗夜家に預けたあのカムイですか?
      それから様々な事情で白暗夜地区が閉鎖してしまい今は連絡がとれませんが」
ルーテ「これが映されてる頃は解放されて交流を持ててるようです」
カムイ『今場所も圧倒的に優勝だったね、おめでとう!』
ヘクトル『ありがとよ、これでこいつらにも良い暮らしさせられるし、家も助けられるからな』
カムイ『頑張ってて凄いよ、アタシも順調だからさ、家計を助けてエリウッドお兄ちゃんを安心させられたら嬉しいからね』
ミカヤ「どうやらこの2人が理由みたいね」
エリンシア「どういう事でしょう?」
ルーテ「詳細を調べた結果戻って来たカムイさんの事業が大成功、莫大な利益を生み出したうえ。
    ヘクトルさんが白夜地区でのある格闘技のプロに転向、優勝を重ねこちらも収入が莫大なようです」
エリンシア「まさかあのヘクトルちゃんが……」
ミカヤ「喧嘩ばかりのあの子がこうなるなんてね」
カムイ『2人とも仲良いみたいだね、それで〜、アッチの方はどうなのかな〜?』
ヘクトル『おいおい……』
フロリーナ『へ、ヘクトルしゃまは、とても激しいけど……でも優しくて……』
ファリナ『って答えるの!?落ち着きなさい!』
カムイ『あはは、夫婦円満な様で何より、お兄ちゃんなら他にも受け入れられるんじゃないかな?』
ヘクトル『生憎、俺はこの2人だけで十分だよ、お前らみたいに20も30も受け入れる器なんかねぇさ』
カムイ『ふふ、本当に仲良くて何よりだよ』

 

エリンシア「まさかヘクトルちゃんまであの2人と結婚してたなんて……」
ミカヤ「ちょっと待って、さっき言ってたわよね、カムイ達みたいに20も30もって、どういう事?」
ルーテ「次の部分がその解答になります。
    そしてそれが、リーフさんが暴走した原因の部分です」
ミカヤ「そうなの?なら、なおさら見ないわけには行かないわね」
エリンシア「お願いします」
ルーテ「わかりました」

 

カムイ『あ、アイクお兄ちゃん、エフラムお兄ちゃんにエイリークお姉ちゃん達も』
アイク『カムイか』
エフラム『元気なようで何よりだ』
エイリーク『そうですね』
カムイ『仕事や学校、お疲れ様』
エイリーク『カムイも、お疲れ様です』
カムイ『にゅふふ、みんなもこれからお楽しみ?』
アイク『まぁ、そうだな』
エフラム『相変わらずその方面は無遠慮だな、お前は』
エイリーク『もう、カムイったら……///』
カムイ『みんなも満足してるようだし凄いよね、流石神将に覇王』
エフラム『お前だって女帝の称号持ちだろう』
カムイ『まぁね、それにお姉ちゃんも優女王の称号が広まってるし』
エイリーク『そうなのですか?でも私は、兄上達程には……』
カムイ『人数の問題じゃないよ、お姉ちゃんの愛の深さがみんなに認められてそう呼ばれてるんだから』
エフラム『そうだな、お前の優しさと愛の深さは、そう呼ばれて然るべきだと思うぞ』
エイリーク『そう、ですか……』
カムイ『じゃあ、アタシももう行くね、皆待たせてるし、お兄ちゃん達もそうでしょ?』
アイク『ああ、そうだったな』
エフラム『そうだな、では皆、おやすみ』
エイリーク『おやすみなさい、兄上方、カムイ』

 

 そして4人は解散していく、エイリークは自室へ、残り3人は今の家にはないはずの通路を通り離れへ。
 ここからそれぞれの視点に変わるが見ている2人には衝撃的な映像が映った。
 先ずアイク、彼を出迎えたのはサナキをはじめとしワユ、ミスト、イレース等の昔から彼の回りにいるメンバーの他セルジュ、ベルベット等の余り関わりがなかったはずの女性。
 そして見たことのない女性と数えてみると12人もの女性が彼女を出迎えていた。
 それも抱きついたり大人なキスをしたりとかなり濃厚な。
 はっきり言ってフラグクラッシャーな彼からは想像が出来ない……と言うか外見と名前が同じだけの別人と思った方が自然な位だ。
 次にエフラム、彼も部屋に入るとサラやミルラ、チキ等昔からの少女達、見覚えのない少女、そしてイドゥンや大人なチキ等、数えてみると18人もの女性達が彼を出迎えていた。
 それもアイク同様スキンシップたっぷりな濃厚なものである。
 これが少女だけならロリコンを突き抜けたかと嘆くところだがイドゥン達大人な女性も彼を囲んでいるのだからかえって混乱する。
 そしてカムイ、彼女を出迎えたのはメイド服姿の2人の女性と執事服のイケメン、そしてどこかサーリャに似た雰囲気の和装の女性だ。
 これくらいかと思ったら聞こえてくる話から更に多くの婿がおり今日は彼らが担当だとか。
 ローテーションが必要なほど嫁婿持ちとはどこまでか……
 そして最後にエイリーク、彼女を出迎えたのはリオンにラーチェル、そしてターナ。
 人数はそこまででは無いものの貞淑な彼女がそんな状態になる事自体非常に驚きだ。
 そして彼女は3人に積極的にキスをしたり愛を囁き、更にそれ以上……

 

ルーテ「大丈夫ですか?」
ミカヤ「正直目茶苦茶混乱してるわ……」
エリンシア「アイクにエフラムちゃん、エイリークちゃんに一体何が」
ルーテ「優秀な私でも説明は非常に困難です」
ミカヤ「でしょうね、でも成程、リーフはこれを見て嫉妬の末2人に襲いかかったのね」
エリンシア「2人の回りには、リーフちゃん好みのお姉さんが何人もいましたからね」

 

ミカヤ「リーフの件はよくわかったわ、それで気になったのはこの時間軸で他の兄弟ってどうなっているのかしら?」
エリンシア「あ、私も気になりました」
ルーテ「そうですね、私も気になりましたから、見ていくとしましょう」

 

 そして他の兄弟の様子を見ていく。
 先ず今と変わらない者、兄弟を暖かく見守るミカヤ、KINNIKUハァハァなエリンシア、アルムLOVEで狂信者なセリカ。
そして少し変わった者、マッケアルバイターとなったセリス、隠れ里を作り村長になったアルム、いつの間にか女性関係で悩むようになったマルス、そして……
ミカヤ「ま……まさかシグルドが結婚していたなんて……」
エリンシア「ディアドラさんではなくラケシスさんなのは驚きましたが、本当に良かったですわ」
ミカヤ「ええ、喪を拗らせたまま終わりかと思ったら本当に良かった……」

 

 しかし好転して変わった者がいる反面、逆の者も……

 

エリンシア「クロムちゃんやリンちゃんは未だ喪なのですね」
ミカヤ「クロムはルフレちゃんがいるけど、ラキスケと本人のヘタレで先に進めず。
    リンは焦りすぎて肉食系になり昨今の草食系からは避けられ気味、ね」
エリンシア「色々難しいですがそれでもこの2人は頑張れば修正や進展は可能ですわ、問題は……」
ミカヤ「リーフ、そしてロイね……」
エリンシア「まさかお姉さんにモテないからと巨乳や母性的なら同世代や、幼女にまで手を広げて」
ミカヤ「ところ構わずルパンダイブかました結果街中の女性の嫌われ者に……」
エリンシア「なんということでしょう……」
ミカヤ「この部分は、リーフは見てないのね?」
ルーテ「ええ、2人のハーレムを見た途端飛び出しましたから」
ミカヤ「この辺り、リーフの教育をし直さないとかしら……」
エリンシア「それでも聞かない気がしますわ」
ミカヤ「聞いてたら前科何十犯なんて無いわよね……
    ……そして、まさかロイがね……」
エリンシア「人数にばかり囚われてましたがよく考えたらソフィーヤちゃんがエフラムちゃんのそばにいましたわ」
ミカヤ「鈍感が過ぎて嫁候補達が疲れはて離れる動きになってたなんて……」
ルーテ「因みに他にもリリーナさんが自分の持つガチムチ逆ハーレムと両方狙ってましたが、無理なら良いと言う感じで。
    そしてシャニーさんがディークさんとの間で揺れてますがだんだんディークさん側に傾いてます」
エリンシア「リリーナちゃん、なんてうらやましい……そしてシャニーちゃんもディークさんは中々のKINNIKUが……」
ミカヤ「自重しなさい、しかしまさか我が家のモテ筆頭がこんな……」
エリンシア「何とかならないでしょうか……」
ミカヤ「難しいわ、仮にロイに女の子の気持ちを学ぶよう言ってもあの子はまだ中学生。
    恋を考えるより友達と遊びたい年頃よ」
エリンシア「そうですわね」
ミカヤ「今の私達にできることは無いわね、結局決めるのは当人達だもの」
エリンシア「もどかしいけど仕方ありませんわ」

 

ルーテ「以上が映し出された可能性です」
ミカヤ「はっきり言って物凄い変化よね」
エリンシア「今でも信じられませんわ」
ミカヤ「少なくとも幸せになれてる子達は良いとして」
エリンシア「大変な思いをしてる子達はどうすれば良いか」
ミカヤ「私達に何が出来るかといえば出来ることは無いわね。
    どう変わるかは結局あの子達次第だもの」
エリンシア「私達はそれとなくサポートしたり、悩んでいたら相談にのったり……ですか」
ミカヤ「そうね、それ位しかないわ、それにしても結局我が家は悩みが尽きることはないのね」
ルーテ「あくまでこれは可能性であり、皆さんの心掛けで変わることがあります」
ミカヤ「そうね、私達は家族の為、助ける必要があるのね」
エリンシア「それを知ることができたのは良かったですわ」
ルーテ「頑張って下さい」
ミカヤ「ルーテさん、ありがとうね」
エリンシア「ありがとうございます」

 

 2人が目の当たりにしたのは今の悩みが多く解決した頃。
 しかしそんな状況でも新たな悩みが生まれていた。
 トラブルとハプニングにまみれた兄弟家に悩みがなくなる日が来るのだろうか?

 

仮にロイが結婚しなく年齢を重ねたらこんな事言うかもしれない

 

20代
「まだ社会人になったばかりだから早いとおもうよ」
30代
「まだ収入が安定してないから早いとおもうよ」
40代
「こんなおじさんと結婚しても幸せに出来るかわからないよ」
50代
「もう50代だよ諦めたよ」

 

アカン、誰がロイに幸せを!