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Last-modified: 2017-05-26 (金) 21:46:31

ルーテ「女帝婿用に開発した量産型リザイア君なら、葉力発電ほど消耗は激しくありません。
    飲食物で疲労回復できるバレンシアの方々の特性を活かせば、村1つ分の電力も容易く作れるでしょう。
    ……問題は、器材の運搬手段ですが……ハール便には断られましたし、馬か人力、でしょうか」

 

アルム「機材の組み立て方は、フォルデさんから弟のフランツ君に伝えてくれるらしいから、部品の搬入さえできれば良いらしいよ。
    みんなで手分けして運べば、何とかなるんじゃないかな?」
ルカ「なるほど……魔導師の方々に頼りきり、という現状が改善できるなら、良い案ですね。
   しかし、代金はどのくらいなのでしょうか?」
アルム「農作物の分割払いで大丈夫、って言ってた。
    村の生活に支障がない範囲でも、2、3年で完済できると思う」
クレーベ「ふむ……確かにこれなら……。
     私としては賛成だ。生活向上に繋がるなら、皆も運搬に参加してくれるだろう」
アルム「ありがとう。マイセンじいちゃんは、どうかな?」
マイセン「お前がこの里のことを考え決めたことだ。
     信じるように、やってみなさい」
アルム「うん! さっそく、手伝ってくれる人を募集してみるよ!」

 

ルーテ「小集落向け、小型リザイア君、絶賛発売中です」
ノール「つまりショタ化ですね執筆が捗ります」
アスレイ「リゲルの方にも、『ソフィアの村は自分達で発電施設を保有している』と噂を流しましょう」
フォルデ「……何か最近、お前までえげつなくなってるぞ……」
フランツ「兄さん。機材の組み立てについてなんですがーー」
フォルデ「うぇ? お前、さっき実物いじってできてたろ? 大丈夫だって」
フランツ「油断して本番で失敗したら、お世話になっている村の人達に迷惑がかかります。しっかり練習しないと」
フォルデ「はー、相変わらずマジメだねぇ……」

 

クレア「ち、ちょっとお待ちくださいな!葉力発電の簡易版なのでしょう?
     それってつまり殿方の一人遊びで…と、いうことでしょう。
     もったいございませぬ。ど、どうせならわたくしがお相手して差し上げますのに!」
グレイ「そ、そりゃ俺らだってその方がいいけど…今時電気も無いのは田舎者でもさすがにきついぜ」
クレア「ええいおだまり!さらっと賛成なさってますけど、みなさん葉っぱみたいに機械に繋がって一人遊びなさるんですの!?」
ルカ「もっともな突っ込みという気もしますが…しかし私は人々のためなら恥も外聞も捨てられます」
パイソン「すげぇいいこと言ってるみたいな風味」

 

ルーテ「ご安心ください。小型化に伴い、吸収速度も軽減しています。
    バレンシアの方であれば、半日使っても、好物1つで回復する程度です。
    複数人による交替にすれば、更に負担は軽くなるでしょう。
    同時に出力も控えめになっていますが、資料で拝見した村の規模なら問題ない見積りです。
    ついでに、使用中の表情や声は、外部から遮断しておきました」
フォルデ「最後の機能が……なんつーか……」