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Last-modified: 2017-05-27 (土) 21:41:02

※グレーな話題です

 

BAR 漆黒

 

アルム「すみません、遅れましたか?」
ジーク「いや、構わないよ、今一杯やってた所だ」
セーバー「よぉ、坊主、珍しいじゃねえか、お前さんがジークの旦那だけならともかく俺まで呼んだ上に、まさかこんな場所とはな」
アルム「すみません、話す内容が内容なので、普通の喫茶店とかはちょっと……
    ああすみません、漆黒さん、僕はコーラで」
漆黒「この漆黒コーラを飲まれよ」
ジーク「喫茶店では話し難い……ひょっとして最近の噂の話か?」
アルム「ありがとうございます……ええ、そうです、もう知ってたんですね」
ジーク「聞いたときは流石に耳を疑ったからね。
    まさか君が彼女以外とは……ってね」
セーバー「坊主の噂……ひょっとしてセリカお嬢ちゃん以外に複数の女を作ったって噂か?」
アルム「まぁ、そうですね」
セーバー「大丈夫なのか?お嬢ちゃん、かなり嫉妬深いだろう?」
アルム「ええ、何とか彼女と向き合って、納得する結果になりました」
ジーク「それは良かった、では相談は彼女との事では無いのだな?」
アルム「ええ」
セーバー「そういやその女って、誰なんだ?」
アルム「ジャンヌとエフィ、そしてシルクです」
セーバー「ヒュー、やるねぇ」
ジーク「成程、相談とはそう言うことか」
セーバー「あ?旦那は坊主の相談が解ったのか?」
ジーク「私とセーバー氏の共通点、そして彼の相手がシスターのシルクであると考えれば自ずと答えはでる」
セーバー「あ、成程ー、つまり坊主もその洗礼にあったってことか」
アルム「ええ、所謂……」
3人『聖女のリザイア』

 

セーバー「成程なぁ、ましてや坊主は3人なんだろ?」
アルム「ええ、村仕事で体力にかなり自信はあるんですが彼女にかかってしまうと……
    お2人はどうされてるんですか?」
ジーク「うーむ、ティータの場合は彼女の強さもあってね、その前にはニンニク等で精をつけて置くか。
    彼女自身その期待もあってその日はそんな食事になりがちだがね」
セーバー「ジェニーの場合は、あいつは甘える方が好きだしな、そう激しくはない、ただな……」
アルム「ただ、何ですか?」
セーバー「リザイアを称するだけあって、本人の魔力が力のせされてるみたいだからな。
     始めは割と効いたが、魔戦士になってからかなり耐えられてるんだ」
ジーク「つまり本人の魔防も左右される……と?
    そこまでは気付かなかったな」
アルム「魔防……かぁ」
ジーク「そうだな、君は他の面では相当の強さがあるが」
セーバー「魔防だけは随分低いからな」
アルム「そうなんですよねぇ、以外とアイク兄さんと似てたみたいですね、僕」
ジーク「しかしそうすると……か、バレンシアの者は魔防を上げにくいからな」
アルム「流石に、竜の盾や魔封じの盾を持って、なんて出来ませんしね」
セーバー「或いは、村人のフォークでも使ってやり直して魔戦士になるか……か?」
ジーク「または、他の地区から魔除けや聖水を買う方法も……か」
アルム「ただあまりに物に頼るのも、この前は、Eドリンク試作品のお陰で有利になったけど」
ジーク「男の意地か……わからんでも無いが」
セーバー「それまで負け通しも、悔しくないか?」
アルム「そうですね……」

 

セーバー「まぁ、最終的には、一番良いのは自分の体力だろうな」
アルム「そうですね、農作業だけじゃなくて、少し、頑張って鍛えようかな」
ジーク「その意気だ、ただまぁ今の対策として、せめて珊瑚の指輪位は着けるのも良いだろう。
    それと、アカネイア地区から聖水を仕入れて、君に送ろう」
アルム「ありがとうございます」
セーバー「俺からできるのは応援位だが、頑張れよ。
     お嬢ちゃん含めて、これから泣かすんじゃねぇぞ」
アルム「ありがとうございます。さて、お勘定ですけど……」
ジーク「ここは私が持とう」
アルム「良いんですか?」
ジーク「君の新たな門出の祝い、とさせてくれ」
アルム「ありがとうございます、お言葉に甘えさせて貰いますね」
ジーク「ああ、頑張れよ」