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Last-modified: 2017-05-30 (火) 21:19:28

バレンシア地区 ミラ神殿への街道

 

リーフ「ねぇ、何で僕こんな縛られて歩かされてるのさ、こんな事しなくてもちゃんと歩くよ?」
セリカ「決まってるでしょうが!あんたを自由にさせたら何処へふらふら行くかわからないでしょ!」
リーフ「そんな〜、だからってこんな奴隷か罪人みたいに……」
アルム「奴隷はともかく罪人は間違って無いんじゃ……」
セリカ「そうよ、よりにもよってミラ様に仇なした大罪人でしょうあんたは。
    大体あんた今回やらかしたことで本来はこの地区に出入り禁止なのよ。
    それを奉仕期間の間だけ特別に入れるようにしてるのに、そんな奴を自由な姿でいさせるわけないでしょうが!」
リーフ「そんなぁ」
セリカ「あんたはもう出入り禁止なんだから、この奉仕が終わったらこの地区に入ることは許さないわよ」
リーフ「そんな……それじゃあミラ様とかクレアとかマチルダお姉さんとかティータお姉さんとかソニアお姉さんとかメイとかエフィとかお近づきになれないじゃないか、どうすれば良いのさ」
セリカ「ならなくて良いわよ!大体あんたの場合お近づき=ルパンダイブでしょうが!
    おまけにそのメンバーほとんどが人妻だったり彼氏持ちじゃない!いい加減にしなさいよ!」
アルム「それで、何でさりげなくそのメンバーにエフィが入ってるのかな?流石の僕も怒るときは怒るんだよ?」グググ
リーフ「ぐぇ……首の縄引っ張らないで!絞まってる絞まってる!ごめんなさい!」
セリカ「まぁ、エフィにちょっかいかけようとしても無言で斬られるだけだと思うけどね。
    さて、今日は竜のほこらだからね、しっかり働きなさいよ」
リーフ「そんな……あのほこらかなり広くて大変なのに」
セリカ「当たり前じゃない、簡単なとこだと罰にならないでしょ!?」
アルム「まぁ大変だけど、頑張ってね」

 

エフィ「アルムったら、私がアルム以外の人になびくなんてありえないのに……」
ジャンヌ「と、言いつつ、表情がデレデレになっていますよ」
シルク「普段は独占欲なんて見せない方ですから、いっそう嬉しいのでしょうね」

 
 

ジェニー「シルクさんたち、幸せそお……」
ソニア「あら。たしか、あなたも恋人がいるんでしょう?」
ジェニー「うん! セーバーさん、とーっても優しいの。
     今までは、セリカさまにバレないようにしてたけど、『度が過ぎなければ良い』って言ってくれたから、いっぱい甘えるんだあ」
ソニア「はいはい。ごちそうさま」

 

ジェシー「やあ、セーバー。買い物かい?」
セーバー「ああ、ちょっと入り用でな」
ジェシー「ふぅん。もしかして、噂のEドリンクってやつかい?」
セーバー「目敏いねぇ。よその地区じゃ売れ筋らしいが、こっちじゃ出始めたばかりの品だってのに」
ジェシー「どんな情報が助けになるかは分からないからね。
     だけど、セーバーの体力なら、そうそう必要ないんじゃないのか?」
セーバー「……お前も、聖女と付き合えば分かるさ……」
ジェシー「リザイアねぇ……。女の子に搾り取られるなら、アリだと思うけど?」
セーバー「言ってろ。それに、どうにも今日は、嫌な予感というか、胸騒ぎがする……。
     具体的に言えば、ジェニーが本気を出す気がする」
ジェシー「やたらと具体的だな……。まぁ、倒れない程度にね」
セーバー「そりゃ、俺じゃなくてあいつ次第だな」

 

グレイ「そういやアルムが怒ってるとこ全然見ねぇな」
クリフ「例の「ひねりつぶしてやる」もエコーズじゃカットされてるしね」

 

マーラ「…私たち魔女の方が聖女より奥手で控えめなそんな予感」
ヘステ「人は見た目によらないものね……」

 
 

アルム「子供の頃からセリカを宥める側に回ってたからかも。僕の分までセリカが怒ってくれるから怒る必要なかったのかもね」
セリカ「そこまで私たちは一心同体って事よ。つまりアルムの嫁は私にとっても嫁…くっ、そこまで悟れないし…」
ジャンヌ「喧嘩してた時代が長かったですから。でも私、セリカさん嫌いじゃないですよ」
セリカ「その地味面もいい加減見慣れたわよ。ふんだ。視界の中をちょろちょろしてもまあ…いいわ」