「たすけてー」
セツナは一刻前から落とし穴の中にいた。
おそらくどこかの子供が掘ったらしいが意外に深い罠に、ぼんやりとしていたセツナはいつものように落ちていた。
かつてはヒノカが助けに来るまで、罠の中で一昼夜を過ごしたこともあるが、今は違う。なぜなら――。
「ここに居たのか、セツナ」
既に聞きなれたセツナを呼ぶ声の方向に顔を向けると、穏やかな笑みを浮かべたエフラムがセツナを見つめていた。何を隠そう、助けを呼べばエフラムがすぐさま駆けつけてくれるからである。
疑問に思ったため、「どうしてそんなに早く来れるの」とセツナは聞いたことがあるが、エフラムは「愛する者の場所くらい分かるさ」と即答していた。
救助のために差し出された手をセツナが掴むと、エフラムは難なく引き上げていつものようにおんぶする。
「ありがとう」
「どういたしまして」
穏やかな会話を交わして二人は帰路についた。
セツナ 「ぺたーん……」
アメリア「わ、わわわわ! スゴい!」
カザハナ「脚を一直線に開いて、上半身をぴったり床に……!」
セツナ 「左右にも、ぐにゃーん、ぐにゃーん……ぐるーん……」
ファ 「おー!」
チキ 「スッゴい柔軟性! ダンスとかやってみたらどうかな!」
ノノ 「あれなら、どんな体位でモガモガ
ンン 「お母さんは少し静かにしているのです!」
サラ 「……確かに……リオンから開発中の試作品が送られてきたし、今夜にでモガモガ
ンン 「日常編は! 私が守りますです!」
サクラ 「…………仰向けで両足を押さえ込まれて……!」
ミルラ 「……あぁそんな……! そんな体勢……真似できません……!」
ンン 「第3、第4の刺客なのです!?」