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Last-modified: 2017-06-12 (月) 20:43:18

ユミナ「外伝やエコーズのオグマポジションって、セーバーよね……」
マリア「強いて言えばそうだろうけど、急にどしたの?」
ユミナ「そして、そのセーバーを、わたしとオグマほどじゃないけど年の差がある、わたしと同じシスターのジェニーが落とした……つまり!」
ニノ「考えに没頭しちゃって聞いてないね」
サナキ「鬼気迫るものがあるのじゃ」
ユミナ「ジェニーがどうアプローチしたかを参考にすれば、わたしもオグマを……!」
サラ「そう言うと思って、呼んでおいたわ」
ジェニー「ん〜?」
デューテ「いやいやいや『そう言うと思って』って、え、なにあの子、読心術師?」
サナキ「気にするな。いつものことじゃ」
マリア「サラだし」
ニノ「サラだもんね」
デューテ「……お兄ちゃん……都会は、不思議がいっぱいだよ……」
サラ「遠くを見ている八重歯っ子は放っておいて。
   さ、ユミナ。遠慮せず、根掘り葉掘りあんなことやそんなことまで教わりなさい」
ユミナ「どんなこと聞かせるつもりよ!? 普通! 普通でいいから!」
ジェニー「ん〜と? ユミナちゃん? も、年上の人が好きなのぉ?」
ユミナ「ふぇ!? えっと、す、好きっていうか、お世話になってるっていうか……」
サラ「…………」
マリア(あ、)
ニノ(サラが、)
サナキ(『面倒だから試作Eドリンク飲ませて半裸でオグマの部屋にワープさせようかしら』と考えている顔なのじゃ)
ジェニー「いいよねぇ、年上の人ぉ〜。わたしもね〜セーバーさんに、うーんと甘えさせてもらってるんだぁ〜」
ユミナ「う……うらやましーーじゃなくて! ど、どどどどど、どうやって、そういう関係に!?」
サラ(一応、自分から質問できたから、合格ってことにしてあげましょう)
ジェニー「どぉやって……? うぅ〜んとぉ……」
ユミナ「……ゴクリ」
ジェニー「少しずつスキンシップを増やしてぇ……一緒に遊びに行ってぇ……お部屋に行くようになってぇ……晩ご飯作るようになってぇ……お泊まりして朝ご飯も作ってぇ……合鍵貰ったかなぁ?」
ユミナ「想像以上に押せ押せっ!?!」
サラ「ぽんやりかと思えば、肉食系女子だったわね」
マリア「おぉー!」
ニノ「バレンシアのシスターって、スゴいね……」
サナキ「聖女にクラスチェンジしてからは更に、と聞いたのじゃ」
ジェニー「えへへ。がんばっちゃったぁ」
サラ「ぽわわんとした雰囲気で警戒を和らげつつ、グイグイ距離を縮める手管……見事だわ」
ジェニー「てくだ……?」
サナキ「天然でやっとるなら、余計に凄まじいのじゃ」
ジェニー「あ、晩ご飯の時にねぇ、お酒も出すといいよ〜」
マリア「確信犯じゃない!?」
ニノ「確信犯の使い方、違わない?」
サラ「ミラ教徒ってことを考えると、合っているのかしら?」
サナキ「脱線しておるが、本題のユミナがおいてけぼりなのじゃ」
ユミナ「スキンシップして……と、泊まりに……うぅ……むりぃ……無理よぉ……」
デューテ「えぇーと、よく分かんないけど、元気だして、ね?」
サラ「……そのまま実践、とはいかないでしょうけど、成功者の実例は、良い刺激になったかしらね」
マリア「刺激的過ぎたかもだけどね。うぅ〜マリアもマルス様とぉ〜……」
サラ「…………あの時、遊びじゃなかったら……いいえ、過ぎた話だわ」
ニノ「そう言えば、夜のリザイア、ってさ」
サナキ「参考になるかは分からんが、話せる範囲で聞いてみたいのじゃ」
ジェニー「うん、いいよ〜」