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Last-modified: 2017-06-19 (月) 22:17:25

ミルラ「こうしてお兄ちゃんと散歩するのは……久しぶりですね」
エフラム「……そうだな、毎回タイミングが悪くて済まない」
ミルラ「謝らなくてもいいんです。お兄ちゃんが誰かの為に頑張っていることは分かっています。
    それに……みんなが一緒に居れば、お兄ちゃんも寂しくないですから」
エフラム「みんなが……じゃない、みんなで……だ。ミルラも一緒だろう。
     それにしても、まさか離れに大家族で住むことになるなんて思いもしなかったな」
ミルラ「私も……お兄ちゃんのお嫁さんになれて、とっても嬉しいです」
エフラム「俺は結婚について馬鹿な考えを持ったが、あんなに熱い告白をされると男冥利に尽きるな」
ミルラ「これからもずっと傍に居てくれたら、もっと幸せになれます」
エフラム「……そうか」
ミルラ「わっ! ……肩車も久しぶりですね」
エフラム「このまま桜の木でも見に行くか?」
ミルラ「それもいいですが、後でみんなと一緒に来ましょう」
エフラム「分かった。……玉子焼きは俺が作ってみよう」
ミルラ「楽しみにしています。お兄ちゃん」

 

サクラ「境内を掃き清めておきましょう。みんなでぴくにっくです」
キヌ「おまんじゅうおまんじゅう♪桜の季節ならもっとよかったんだけどねっ」
ミタマ「Zzzzzzzzz」
セツナ「ぼー」
カザハナ「寝てないでボケてないで手伝ってよっ!」

 

アサマ「……賑やかですねぇ…」
リョウマ「……サクラが活き活きとしておる。嫁に出してよかったようだな。
     神主殿。今度の奉納相撲の日程だが…」
アサマ「はいはい。お稲荷様もお喜びになりますねぇ。ではこの辺りに」
リョウマ「ああ…で、そのな…私の背後5せんちをきーぷして歩くのはよしてもらいたい。落ち着かないのだが…」
リン「け、けけ、警護です!メイドとして!メイドとして!お出かけの坊ちゃま守るのはと、とうぜーん!」
リョウマ「そ、そこまで力をいれなくてよい。落ち着け落ち着け。背中に鼻息がかかってむずがゆい」
アサマ「……ほう、側室でもとられるのですかな?」
リン「り、リョウマ様の側室に!?あぁんっ、素敵!イケメンの腕の中でブバアアアアアアア!!!」
アサマ「……鼻血を噴いて倒れてしまいました…治療治療…何か余計な事を申しましたでしょうかな…」
リョウマ「……どうしたものか…ふぅ………まったく……気を失ったようだから言うが…レオンの相手にどうか…と思うのだが……」
オボロ「なんでどうしてみんな異人とばっかり結婚するんですか!駄目ですリョウマ様!嫁は白夜人からお選びください!」
リョウマ「だから私はリンでぃすとは結婚せんってば!?クリ……ん、ごほん」