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Last-modified: 2017-06-09 (金) 20:21:44

シャンブレー「はぁ……今日は無事だったけど、どんな危険があるか解らないしな。
       うぅ…こんなんじゃ絶滅しちまう……」
リン「あら、シャンブレーじゃない、元気?」
シャンブレー「うひゃい!な、なんだ、リンか、びっくりした〜」
リン「相変わらずよねあんたも、また絶滅を心配して落ち込んでたんでしょ」
シャンブレー「うー……」
リン「全く、それなら「あ、お前!」?」
レオン「誰かと思えば僕を叩いた暴力メイド!」
リン「あら、そういうあなたは偏屈者のレオンお坊っちゃまではありませんか?」
レオン「ぐっ!良くも僕にそんな口の聞き方を……大体何で僕にあんなことしておいて、クビにならないんだよ!」
リン「さぁ、それを決められたのは旦那様ですし、賛成されたのはカミラ様ですからね」
レオン「ぐぅ……姉さんのお気にいりだからって調子に乗りやがって……」
シャンブレー「リン、誰、こいつ?」
リン「私がメイドとして勤めてる家のお坊っちゃまよ」
シャンブレー「ふーん」
リン「あ、そうそう、シャンブレー、落ち込んでいるなら草原に行きましょうよ。
   広い大地のなかで風を感じてれば小さな悩みなんて吹き飛ぶわ」
シャンブレー「うーん、そうだな、いいかも知れない」
リン「決まりね、早速行きましょ」
レオン「フン、姉さんに聞いてた通りの野生児なんだね、付き合ってられないよ」
リン「何いってるの、あんたも行くのよ」
レオン「はぁ!?何で僕がそんな」
リン「今日は偶々外にいたけど、どうせまた引き込もってるんでしょ、カミラさん心配してたわよ」
レオン「ぐっ……ここで姉さんの名前出すなんて、卑怯な……」
シャンブレー「リン、こいつも連れてくの?」
リン「ええ、ハッキリ言ってこう言うタイプは、一度しっかり広い世界を見せた方がいいのよ」
シャンブレー「うー………しょうがねぇか……じゃあ、行こうぜ」
リン「ええ、出発よ!」
レオン「ちょ!僕賛成してな……って何これ!腕力強すぎ」ズルズル

 
 

マルス「ヘタレウサギと偏屈モヤシが……姉さんと出掛けるなんて許せる筈が……兎に角追いかけて邪魔しないと……て」
リーフ「スー!今日こそロイを忘れて僕と!」
スー「…………!」
マルス「でぇい!」
リーフ「コノヒトデナシー!!!」

 

スー「マルス……ありがとう」
マルス「べ、別に危ない目にあってる人を助けるのは当たり前だろう?」
スー「そう……かしら?」
マルス「うぅ……」
   (こ、小首を傾げて、可愛い……って僕は何を……ってアァ!姉さんが)

 

マリア「マルス様!今日こそ私を受け入れて下さい!
    あなたの為なら何でもしますから、例えこの胸を使ったって……///」
リンダ「そ、それなら私も!」
マルス「って、いきなり何言い出すの!ちょっと落ち着いて……」
カチュア「それなら私も……胸はありませんが貴方への思いなら誰にも負けません!」
マリーシア「それなら私だって」
マルス「だ、だから僕にはシーダが………な、何でこんな事に!」

 

 その後全員を落ち着けるのに1時間の時間を要した。
 そして草原にてリンは草原の風を感じリフレッシュできた。
 男達は風を感じつつリンの然り気無い仕種等でドキリとさせられ少し意識することとなった。

 

シグルド「今、気づいた」
ミカヤ「何に?」
シグルド「シャンブレーがアイクとベルベットの子ならリンとは甥とおばさん、つまりKINSINN」
ミカヤ「そお、なら仲良くお出かけしてもなんの不思議もないわね」
シグルド「そ、そのとおり…一線超えないかぎりは…そ、そのとおり…くっ…私はレオンを応援するぞおおおお!」

 

エフラム「そうか…リンもバイトを始めたか」
ヘクトル「いつもみてぇに心配しまくって押しかけたりしねーの?」
エフラム「からかってくれるな。昔の俺ならそうしただろうが…エリーゼたちの実家でわが友レオンや義父上たちの家だ。
      心配いらん。リンもしっかりしてるしな」
エイリーク「セリスのバイトも長く続いてるみたいですし、ロイはバイクに入れ込んでますし、
       みんないろんな事をやってみたいのでしょうね」

 

マルス「聞きましたよぉーリンおばさん!いえ、親しみを込めてリンおばちゃんの方がいいかなぶひゃひゃひゃひゃ!!!」
リン「〆るわこらあああああ!逃げるなああああああああ!!!」
ドタドタドタメキメキメキウボァー

 

エフラム「こういうとこは変わらんな…マルスめ。リンがもし嫁に行くとなったらさぞごねるのだろうな」
ルキナ「私がいる時点でもともとすでにみなさんおじさんおばさんなんですけどね」
ヘクトル「そりゃそうだけど10代や20そこそこでそのな…ヘクトルさんでいいんだぜ?」

 

リン「たくっ……あ、そろそろバイトの時間だわ。いかなきゃ」
カムイ「うん、うん、古き良きヴィクトリアスタイル…それともミニスカ…さらに喫茶風…メイドは多彩な夢があるね」
フローラ「リン様、メイド技術ならいつでも伝授いたします」
フェリシア「あ、私も…」
ジョーカー「何もしなくていいぞ」
フェリシア「………」
リン「あはははっ、ありがとカムイ姉さん、みんな、じゃ行ってくるー」
マルス「……………」
ロイ(〆られて床に転がされたままリン姉さんのメイド姿にうっとりしてもう…シスコンなんだから)

 

アルム「僕が言うのもなんだけどいつまでもそんなんじゃそろそろシーダさんも怒るんじゃない?」
マルス「うっ…」