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Last-modified: 2017-07-03 (月) 22:20:27

エンブラ家

 

ヴェロニカ「こんな灼熱地獄の日光の下に出るなんて正気じゃないわ。
       クーラーの聞いた部屋でゆっくり眠って夜になったらネトゲを嗜む。
       ソシャゲ界の皇女の優雅な過ごし方よ」
マークス「待ちたまえ!外に出なければ体育の出席日数が足りぬ!他の教科も足りぬのだが…
      水泳も決まった時間取らなくてはいけない。プールに行こうではないか。暑い日のプールは気持ちがいいぞ」
ヴェロニカ「……何よ。私の水着が見たいの?やらしー
       スクール水着しか持ってないけど。どうせ出かける気無いし」
マークス「…そんなわけあるまい。君は何を言ってるのかね…そうだ。エフラム君たちは今年も皆で海水浴に行くようだ。人数も増えて賑やかそうだし君も混ぜてもらいたまえ。
      水泳はそれで取ったということにしておくから」
ヴェロニカ「………は?
       なんでそうなるのよ?」
マークス「む?友人になったのだろう?エフラム君やサラ君と」
ヴェロニカ「なってない!あの子は生意気で煩いし、エフラムは私を外に出そうとあれこれ言ってくるし、煩わしいだけよ」
マークス「そうかね。君が部屋に入れるだけでも大したものだと思うのだが」
ヴェロニカ「勝手に来るのよ。召喚もしてないのに」

 
 

白暗家

 

リン「これがいいかしら!それともこれ!…リョウマさんやシノノメ君の好みってどんな水着なのかしら…」
レオン「おい……」
リン「ああ…二人ともどんな水着着るのかしら…白夜伝統のふんどし姿だったり…
   男らしくって、ちょっとセクシーで素敵…」
レオン「おい!水着選ぶなら休みの時にしろよ!なんでうちで水着広げて悩んでるんだよ!」
リン「旦那様のご指示よ。今日は海で着る水着をゆっくり選びなさいって」
レオン(父上……何考えているんだ…)
リン「そうだ。男子の意見も聞いてみたいわ。試着するからちょっと見てみてよ」
レオン「はぁ!?なんで僕がそんな…」
シャンブレー「ういー、爺様がレオンの部屋行ってこいって…何してんの?」
リン「あらいいとこに、あんたも意見頂戴。ちょっと坊ちゃまの衣装部屋借りて着替えてくるから」

 

リン「ち、ちょっと大胆かしら…で、でもこれくらい頑張らないと今年こそ彼氏作りたいし…!ど、どお?」
レオン「ぶふぅ!?//////」
シャンブレー「うわおう!?//////」
レオン「む、む…胸が物凄い…カミラ姉さんみたいに…か、隠せよちょっと!ビキニにしたって…先の方しかかくしてないだろ!」
リン「むぐぐぐ、うう、冒険しすぎな気はしたけど…だってだって毎年頑張ってもちーっとも彼氏できないし!」
シャンブレー「お、お尻も食い込みすぎじゃ…ほとんど隠れてないし…その、も、もうちょっと大人しめでも…
         う、嬉しいけど直視できないし…」

 

前かがみの男二人からダメ出しもらって凹むリン
ちなみに彼ら二人の反応に対してはリンはある意味鈍感というか無頓着を極めたらしい…

 

リズ「これはチャンスなんだよルフレさん!この水着を着てもうこっちから攻めていかないと進展しないんだよ!」
ルフレ「まってください!ちょっとまってください!!確かにクロムさんから来るのを待ってばかりでは先なんて見えないのは事実かもしれませんけど!だからって水着を着てこっちからなんて無理ですぅー!!」
リズ「頑張ってルフレさん!最近は逆プロポーズって言って女性の方から結婚を申し込む事もよくあるって聞くもん!それにルフレさんの方から迫ればサーリャの呪いも効きが悪くなってラッキースケベが成立しないかもしれないよ?」
ルフレ「うっ…それは…でも…」
リズ「この夏で戦局を変えてばばーんと決めちゃおうよルフレさん!さぁ!」
ルフレ「うう〜………」

 
 

ガイア「この夏でもクロムとルフレは進展しねぇにアイスバー一本」
ヴェイク「俺も進まねぇにジュース一つだ」
ソール「そろそろ決着がつくと思うけどなぁ…くっつくにご飯奢り一回」

 

果たして今年の夏に絆は形になるのか
…ならないんだろうな

 

ルキナ「ルフレさん、お父さまのためにもやはりあの水着を...!」

 

ルフレ「ひ、紐ビキニはやめてください!」