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Last-modified: 2017-07-05 (水) 23:20:00

AKJ本部

 

プリシラ「みなさん揃いましたね」
クラリーネ「ええ、幹部4名、ここに集まっています」
ティニー「どうしたのですか?緊急会議と伺いましたが」
ジェミー(めんどくせー、さっさと帰ってお兄さまに甘えたい)
プリシラ「集まって頂きありがとうございます、今回今までに無い脅威が現れた為対策を考えるため集まって頂きました」
クラリーネ「脅威って、なんですの?」
プリシラ「今まで我々AKJの敵といえば宿敵S、そして兄や妹を見境なくたらしこむ三傑でしたが、新たな脅威はこれです」

 

 出された写真にティニーを覗く2人は嫌そうに顔を歪めた。そこに写っていたのは先日本部に送られ好き勝手やらかしてくれた「変態」リーフだからだ。
 騒動の後彼はAKJ敵性人物Hとして登録されたのだが。

 

プリシラ「その時はただの厄介な変態だと思っていました、しかし奴について調べたところAKJにとって非常に危険な相手と判明したのです、それこそSを越えるくらいに」
ティニー「ど、どう言うことですか?」
プリシラ「これを見てください」

 

 そうしてプリシラが操作すると、映像が映し出される。

 
 

兄「や……やめろ、こんな事、俺達は兄妹なんだぞ!」
妹「兄さん、愛しています。私を受け入れて下さい」

 

 妹が兄に迫りあわやと言うところで2人のすぐそばにティルフィングが突き刺さる。

 

妹「きゃあ!」

 

 妹が驚き、飛び退いた隙に兄は脱出する。

 

兄「こんな事は駄目だ、いつかお前にも愛するものができるそいつにその想いを向けてやれ」

 

 気遣いつつ離れて行く兄を妹は見つめ続けた。

 

妹「兄さん、決して諦めませんから………」

 
 

プリシラ「今のはSによる被害の事例です、兄妹が愛し合う場面を邪魔した許しがたい行為ですが、妹も諦めておらずいずれは希望があります。ですが次はこちらです」

 

妹(AKJ会員 巨乳)「兄さん、何故そんな女と……」

 

 彼女は恋人とデート中の兄を尾行しているようだ。

 

妹「本部に要請して、デートをぶち壊して貰わなきゃ、兄さん、あなたは私の物です……」
リーフ「やぁ、少しいいかな?」
妹「何よ……」
リーフ「ツンツンしてるのも可愛いね、ねぇ、ちょっと僕と遊ぼうよ」
妹「嫌よ、私は忙しいの、あなたにかまっていられないわ……ってさっきからどこ見てるのよ!」
リーフ「ナイスおっぱい!そんな柔らかそうに揺れてるとつい触りたいなーってね」ドバドバ
妹「鼻血出しすぎ!変態!!ち、近づかないで!!」
リーフ「ダメだ、もう抑えられない!」
妹「いやー!来るなー!!」
幼馴染(剣士)「そいつに何してるんだ変態が!」
リーフ「コノヒトデナシー!!」

 

妹「……助けてくれて、ありがとう」
幼馴染「大丈夫か?」
妹「ちょっと駄目……まだ震えてる……」
幼馴染「家まで送って行こうか?」
妹「ま……まだ動けそうにない、だから……」ギュ
幼馴染「お、おい、いいのかよ、お前はお兄さんが……」
妹「うん、だけど少しわからなくなったの、助けてくれたあんたの姿みたら……」
幼馴染「だからって……好きな奴にそんなことされたら……俺だって男だし」
妹「え……好き……私を?」
幼馴染「あ………」
妹「…………」
幼馴染「…………」

 
 

クラリーネ「こ、これは……」
ティニー「どこのラブコメですか……」
ジェミー「甘ったるくて気持ちわりー……」
プリシラ「遺憾なことに彼女はこの3日後、AKJを脱退しました。今はこの幼馴染と恋人関係にあるそうです」
3人『!!!』
プリシラ「わかりますね、Sは基本力付くで止めるだけ、だから反発も大きく実は根本的な解決をせずにいてくれているんです。
     ですがこのHは兄で無いのに妹に手をだそうとしたあげく他の相手とくっつけてしまうのです。
     不幸中の幸は巨乳しか狙わない事ですが奴によって同様に脱退したものが今回の調べで約30人いたことが解りました」
クラリーネ「何て事を……」
ティニー「そんな……リーフ様……」
ジェミー「チッ、本気で性欲無くなるまで潰さないとダメみたいねあの変態雑草……」
プリシラ「この新たな脅威Hへの対抗のため、みなさん、意見を出して下さい」

 

 その後2時間に及ぶ会議の結果。

 

クラリーネ:見敵必殺
ジェミー:アレを完全に潰す
ティニー:ナンナ達と協力し抑えつつ自身達のフラグを進める
プリシラ:巨乳を身繕い押し付ける(対抗派閥であるクラリーネを押し付けようとしている)

 

 の案が出揃いそれぞれ動くことになった。