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Last-modified: 2017-07-08 (土) 22:08:42

エレブ中学校

 

リリーナ「ソフィーヤに続いてね、スー、おめでとう」
ソフィーヤ「おめでとう……ございます」
スー「ありがとう………みんな」
シャニー「うん、とっても幸せそうだね」
スー「そう……?」
ララム「うん、一見すると普通だけど、雰囲気とか、幸せな感じが伝わって来るよ」
スー「そう……うん、確かに、今………幸せ」

 

シャニー「ソフィーヤに続いてスーもかー、うん、やっぱり自分に好きって言って愛してくれる人だと、うれしいよね」
リリーナ「あら、シャニー、それってひょっとして?」
シャニー「うん………最近はたいちょーと一緒に仕事したり出かけたり良くしてたんだけど。
     危ない時に守ってくれたり、笑顔を向けてくれたり……そんな姿を見てる内に私も……」
リリーナ「そうなの……ええ、そうね、私もカムイお姉さまのような女帝を目指すなら、そろそろけじめを考えるべきよね」
ララム「みんなも色々進んでるんだねー、私は……まだそこまでじゃないかな?
    といっても、ロイ君以外の相手が良くわからないのもあるけど」
ソフィーヤ「そう、ですか……」
シャニー「それで、スーとソフィーヤは今はどんな感じなの?」
ソフィーヤ「幸せ……です………エフラムさんは優しくて素敵ですし、他のみんなと過ごすのも、楽しいです…… それに、アチラも………///」
スー「うん……マルスも他のみんなも優しい……アレも……うん、とても、いい///」
ララム「すごいなぁ」
シャニー「うん、やっぱり、そこに囚われないで、進むのも大事なんだね」
ララム「うん……ただ、私達が離れて、ロイ君がどうなるか気になっちゃうけど」
リリーナ「ロイなら大丈夫だと思うわ、好きなことをして充実してるみたいだし、セシリア先生やギネヴィアさんも変わらずロイを狙ってるしね」
ソフィーヤ「そう、ですね」

 

 それから、下校時刻になり巡回の教師が来るまでおしゃべりに興じていた。

 

アカネイア地区 マケドナルド

 

カチュア「ありがとうございました、またお越し下さいませ!」
パオラ「ご注文は以上でしょうか?ごゆっくりお召し上がり下さいませ」
エスト「ふふふ………」ニコニコ
カチュア「どうしたの?エスト、そんな笑顔で」
エスト「ん?だって姉様達、嬉しそうだなーって思って」
カチュア「//////も、もう、からかうのはやめなさい!」
パオラ「そ、そうよ!仕事中なのよ!?//////」
エスト「えー、私はうれしいんだよ?カチュア姉様はマルス様とパオラ姉様はミシェイル様と結ばれて、とても幸せそうなんだもん」
カチュア「そ、そう思ってくれるのは嬉しいけど……」
パオラ「それでも、恥ずかしいわ……」
エスト「ふふ」

 

ミネルバ「3人とも仕事中に話し込んで、すまないなセリス、この場を押し付けてしまって」
セリス「いえ、いいんですよ、カチュアさん……ううん、カチュア義姉さん達が幸せそうで、僕も嬉しいんです」
ミネルバ「そ、そうか……」
    (純粋で素直で優しい、やはりこの子はマリアとは違った形で天使だな……)

 

 それからミネルバからの注意で3人は仕事に戻った、仕事終了後再び3人で話合い、夜の部分など割りと深い部分まで話してしまっていた。
 一方セリスは仕事を頑張ったお礼として、ミネルバに食事を奢られ、2人で会話してから帰宅した。

 

カダイン 魔道学院

 

リンダ「〜〜♪」
マリク「嬉しそうだね」
リンダ「あら、マリク」
マリク「マルス様と、上手くやれているようかな?」
リンダ「え!?私、話したかしら?」
マリク「いや、君からは聞いてないよ、マルス様とは仲が良いし良く話すからね、今回の事も聞いたよ。
    それに聞かなかったにしてもマルス様達の事はもう有名になってきたからね、自然に耳に入るよ」
リンダ「あ、そうだったの……ええ、私、とても、幸せよ」
マリク「それなら良かった、友達が幸せなら、とても嬉しいからね」
リンダ「友達……か……ええ、そうよね」
マリク「リンダ?」
リンダ「何でも無いわ、マリク、私、幸せになるから、貴方とエリス様に負けない位に」
マリク「ああ、頑張ってね」

 

エルレーン「ぐぐぐ……愛だの恋だのに現を抜かす奴等になぜ俺が勝てんのだ。
      おのれ……バレンシア式魔法の習得を急がねば……」

 

マリア「ふふん、ユミナ、ねぇどんな気持ち?」
ユミナ「ぐぬぬ……」
マリア「ずっと私が軽い性格でそれで彼氏が出来ないって言ってたけど、私の方が先に卒業したよ?
ニノ「さ、流石に言い過ぎじゃ……」
サナキ「そうじゃぞ、ユミナの事ももう少し考えてやれ」
マリア「でもさー」
サラ「あら、少し調子に乗りすぎかしら?」
マリア「な………さ、サラ……」
サラ「サラお義姉さん、でしょう?」
マリア「ひゃう!」
サラ「貴女の思いはわからないでもないけど、いじめるのは見過ごせないわ。
   あまりやり過ぎるなら義姉として『躾』てあげるから………」
マリア「あわわわ……ご、ごめんなさい!!」
サラ「謝る相手は、私かしら?」
マリア「え……と、その、ごめんなさい、ユミナ」
ユミナ「いいえ、もうこれをみたら毒気を抜かれたわ、おめでとう、マリア」
マリア「ありがとう」

 

 念願の彼氏が出来卒業迄進んだものの今後もサラには敵わないんだろうなぁと思い直したマリアであった。

 

マリーシア「〜〜♪」
レナ「嬉しそうね、マリーシア」
マリーシア「あ、レナ様、ごめんなさい、掃除中に」
レナ「いいえ、仕事を止めてたわけではないから、構わないわ。
   マルス様とは、良くやれているようね」
マリーシア「はい!」
レナ「………そういえば、ミシェイル様がパオラさんとお付き合いされたそうね」
マリーシア「あ……それは」
レナ「貴女も、聞いたのね、私とあの方の事」
マリーシア「はい………レナ様、後悔されているのですか?」
レナ「いいえ、あの頃は、傲慢だったあの方が苦手だったし、ジュリアンをあの頃も今も愛しているから、逃げた事自体は後悔していない。
   でも私は貴族のも責務から逃げ、あの方に酷い事をしてしまったのも事実、それは気掛かりだった。
   でも、前に進めたあの方を心から祝福出来るのは、とても嬉しいわ」
マリーシア「そうでしたか」

 

 目を閉じ静かに祈る彼女をマリーシアは静かに見守っていた。

 

マルス「ハァ……ハァ……」
シーダ「マルス様、お疲れ様です、少し、休まれませんか?」つ スポーツドリンク
マルス「あ、シーダ……ありがとう」
シーダ「私達の為を想い体力トレーニングに勤しまれているのは嬉しいのですが、無理なさらないで下さいね。
    倒れてしまっては、元も子もありませんから」
マルス「ありがとう、気を付けるよ。
    シーダ、ありがとう」
シーダ「何の事でしょう?」
マルス「今の事を受け止めてくれて」
シーダ「もう受け入れた事ですから、言いっこ無しですよ。
    それに、あの頃は独占欲で一杯でしたが、いまも悪くないと思ってるんです。
    あなたを通して、みんなと交流するの、楽しいですから」
マルス「そうか、ありがとう……」
シーダ「場合によっては、私に任せて下さいね、他のみんなが無茶しないように、私が抑えますから」
マルス「助かるよ、本当に君は、頼りになる」
シーダ「私も、あなたに頼られるのは、嬉しいです」
マルス「これからも、よろしく頼むよ」
シーダ「はい、これからも、一緒です」

 

 2人交わした口付けは、月だけが知っていた。

 

ミカヤ「……おむつの頃から見てきたみんなが大きくなって新しく家族を作って…か。ああ…お茶が美味しい」
エリンシア「ふふふ、心配も多かったですけど一安心でしょうか」
ミカヤ「あなたも…いいのよ?みんな手もかからなくなってきてるし、ティバーンさんと式あげてフェニキスで暮らしても」
エリンシア「ゆくゆくはそのつもりです。ですけど、もうちょっとだけ。もうしばらく家の香りを吸ってから…って思うんです」
ミカヤ「そーお?ならそうするといいわ。リーフあたりが結婚するのを見届けるまで待って…とかだとずっとお嫁いけなくなるからダメだからね」
エリンシア「そこまでは考えてませんけど、ただ独立して独り立ちするまで…とは思うのです。みんなが」
ユンヌ「あと5年くらーい?ロイが学校出るまでね。で、さ。アタシがちーっともアイクの嫁になれん件」
ミカヤ「…あー………」
エリンシア「人間も鳥も神も諦めが肝心じゃないでしょうか」
ユンヌ「なんでじゃーい!?」