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Last-modified: 2017-07-10 (月) 22:41:40

サーリャに呼び出された翌日、ルフレは自宅の部屋で一人考え事をしていた。
自分とクロムの今後について、サーリャは何か協力をしてくれるつもりらしい。
 これまで兄だけでなく、自分に対しても強い関心と執着を持って接してきた彼女が
なぜ今になって自分とクロムの関係を応援してくれるのか…
不思議に思う部分はあるがそれ以上にルフレの中でサーリャに対する感謝の想いが膨らんだ。

ルフレ「私も…前に進むべき時がきたのですね。
たしかに、クロムさんからのアプローチをいつまでも待っているわけにはいきません。
それに自警団のみなさんを待たせていたなんて…これでは軍師失格です」
 クロムや自警団の仲間に対する思い、そして父をはじめとする家族の思いに応えるためにも、ルフレは決心した。
この思いをクロムに正式に伝えると。兄から渡されたリゾートの招待券に視線を落とした。期間は2泊3日。
そこで決着をつける。ルフレの表情にはもう、迷いはなかった。

 

ルフレ「戦局を変えます……!」