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Last-modified: 2017-08-02 (水) 21:39:29

セリカ「さて、みんな、集まってくれてありがとう」
エフィ「どうしたの?セリカがアルムを呼ばずに私達に用があるって、珍しいね」
シルク「何かあったのですか?」
ジャンヌ「……はぁ」
セリカ「話したいのは今回アルムに近づいた泥棒ね……もとい、新しい女の子の事よ」
ジャンヌ「言い直しましたね」
エフィ「ジャンヌは知ってたの?」
ジャンヌ「ええ、話を聞いたとき私も側にいましたから」
セリカ「ええ、ある情報筋よりもたらされた話よ」
ジャンヌ「もたらされたって、挙動不審なリュートにソフィアの宝剣ちらつかせて聞き出したんでしょう」
エフィ「セリカ……」
シルク「まぁまぁ、今は話を進めましょう、それで、どなたなのですか?」
ジャンヌ「時々野菜の取引で白夜から訪れる、モズメさんです」
エフィ「ああ、あの子か」
シルク「確かに、アルム様に好意の目を向けられていましたね」
セリカ「みんなは気付いてたの?」
ジャンヌ「時々訪れるセリカさんとは違い私達はほぼ常駐していますから」
エフィ「良く取引の際に一緒にいるしね」
シルク「控え目な方なので、一見解りにくい物の好意の先は見えていました」
セリカ「そう……」
ジャンヌ「セリカさんは、どう思っていますか?」
セリカ「やっぱり、悔しいし許せ無い部分はあるわ」
シルク「セリカさん……」
セリカ「だけど、その子はアルムが大好きなんだと思うし、アルムは間違いなく、彼女の事を真剣に考えるわ、だから……」
エフィ「無理しなくていいんだよ」
ジャンヌ「そうですね、蟠りがあるまま受け入れて、後で拗れたら大変ですから」
セリカ「そうね、でも私はアルムが想うのなら受け入れてあげたい。
    みんなが言うのなら心配は無いと思うけど、アルムがいいのなら、ここに呼んで貰えないかしら?
    私の目で、その彼女をちゃんと見たいわ」
ジャンヌ「わかりました、一応ですが他の皆さんはどうですか?」
エフィ「私はアルムの側にいられるなら、他の子と一緒でも大丈夫だよ」
シルク「愛し合う人達が結ばれるのは、ミラ様の教えにも沿う事です。
    勿論、私個人としても、あの方ならば反対はありません」
ジャンヌ「そして私も大丈夫ですからね、早速アルム君とも話をして、彼が希望するのなら彼女を呼ぶとしましょう」
セリカ「わかったわ」

 

さりげにセリカ、アルムの正妻ポジ確保してるようなそんな気が…

 

???「アルムのお嫁さんは私に決まってるでしょ?ミラ様だってお告げでそう言ってたわ」

 

モズメ「じゃがいも取れたなぁ。これ…野暮ったいけどしっかりしとっと感じして…アルム君みたいや。どんなお返事くれるかなぁ」