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Last-modified: 2017-07-31 (月) 22:12:44

レオン「暑い……だるい……気持ち悪い……日射しが痛い……」
リン「だらしないわねぇ、ちょっと走っただけじゃない」
レオン「食事をあんなに食べさせられてすぐ走らされればこうもなるよ!
    お前みたいな野生児と一緒にするなよ!」
リン「全く……まぁいいわ、旦那様がパラソル用意してくれたから、そこに言って休みましょう」
レオン「ふん……」

 

シャンブレー「あ、リン!」
リン「あら、シャンブレー、あんたも来たの?」
シャンブレー「ああ、ガロン爺さんが遊びに行ってこいって送ってくれてさ」
リン「そうなの、それにしても……」ウデサワリ
シャンブレー「ひゃ!何?」
リン「ああ、意外と鍛えられてるなって思ってね」
シャンブレー「そうかな?それなら嬉しいな」

 

ラス「リン」
リン「あら、ラスじゃない!どうしてここに?」
ラス「先日、海に行ったスーが嬉しそうに語るのでな、興味が出たので来たんだ。
   せっかくだからリンもと訪ねてみたら、ここを案内された」
リン「そうなの、マルス、スーの事泣かせて無いかしら?」
ラス「それは大丈夫だ、集落に帰って来ると普段の出来事などを楽しそうに話して来る」
リン「そうなの、それは良かったわ」

 

ケント「リン様」
リン「あら、ケントじゃない!久しぶりね!」
ケント「ご無沙汰しております、リン様もお変り無いでしょうか?」
リン「ええ、私も変わらず元気よ、しばらく見なかったけどどうしたの?」
ケント「えーと……実はアルム村で過ごしておりまして」
リン「あら、そうだったの?」
ケント「ですが先日、村を離れ、こちらに戻って参りました。これからも、よろしくお願いいたします」
リン「ええ、こっちこそよろしくね」

 

リュシオン「おや、また会ったな」
リン「あ、あなたはあの時のイケメンさん!」
リュシオン「そういえば名乗ってなかったな、私はセリノスの鷺の民でリュシオンと言う」
リン「あ、ご丁寧に、私は兄弟家のリンと言います……
   あれ?鷺っていうと、リアーネ義姉さんの……」
リュシオン「ああ、リアーネは私の妹だ」
リン「義姉さんのお兄さん……て……それって貴方王族の!!」
リュシオン「確かにそうではあるが、そう畏まらないで貰いたいな、今はプライベートなのだから」
リン「あ、ありがとうございます……」

 

5人「………………」

 

レオン(何だよ……こいつに男が集まってるの見たら妙に気分が悪くて……
    いや、違う!これはまだあいつのせいで気分悪くなったのが治って無いだけで……)
シャンブレー(うー……なんかいつの間にかリンがモテモテになってて、それも凄いイケメンだったり強そうだったりで……
       いや、駄目だ、こんなのでヘタレてたら本気で絶滅しちまう、俺だって、やるときはやるんだ!)
ラス(ここまで男を惹き付けるとは、流石は俺の見込んだ女だ……だが俺とて退く気はない)
ケント(まさかこれだけのライバルが……だが、今まで控えていたぶん、私とて譲る気は無い!)
リュシオン(成程な、これ程の彼女なら男の想いを惹くだろう、新参な私だが負けん!)

 

 それから、リンはシャンブレー達と泳いだり、レオン達と休んだり、暑さにやられたリュシオンを何の流れかリンが膝枕をすることになったりしながら楽しく過ごした。
 そして彼女を通じ集まった男5人の間ではいつの間にか連帯感が生まれていた。

 

リーフ「クロム兄さんに続いてリン姉さんまで喪を脱出するかもしれないだと……」

 

某エリなんとか「早くリーフちゃんが卒喪してくれないと私がお嫁にいけません……」