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Last-modified: 2017-06-09 (金) 20:33:42

カミラ「あぁ……リンちゃんが私達の元に、こんな日が来るなんて……」ホオズリ
リン「か……カミラ……お嬢様、私はまだ掃除が……」
カミラ「ふふ、格好もとっても可愛らしいわ、このまま私の物にしてしまいたいくらい」ナデナデ
リン「はぅ……あ……あの、お2人が……」
ベルカ「ムゥ………」
ルーナ「…………」ソッポムキ
カミラ「あらあら、嫉妬して、2人とも、可愛いわね、今夜は、たっぷりと可愛がってあげるから、機嫌を治して」
2人『………///』コクリ
カミラ「ふふ、リンちゃんも来る?」
リン「え!?わ……私は……」
カミラ「ふふ、無理強いはしないわ、それじゃあ、またね………レオンの事、よろしくね」
リン「は………はぁ……」

 

ヒノカ「全く……あいつも相変わらずだな」
リン「あ………ヒノカ………お嬢様」
ヒノカ「すまないな、あんなだが、あいつも悪い奴では無いし相手が望まないなら無理強いすることはない。
    ただ自分好みの相手には過剰にちょっかいをかけてしまうんだ、許してやってくれ」
リン「あ、はい……」
ヒノカ「それでどうだ、仕事は慣れたか?」
リン「ええと……そこそこ……でしょうか?」
ヒノカ「そうか、まぁまだ始まったばかりだ。
    焦ることはない、お前は、良くやってくれている」
リン「あ、ありがとう……ございます……」
ヒノカ「ただ、リョウマ兄上や、シノノメ相手でするときに力が入りすぎるのは気をつけたほうがいいな」ニガワライ
リン「ご、ごめんなさい!」

 

レオン「おい、そんなに引っ張るなよ!」
リン「夕飯に呼んでるのにいつまでも来ないからでしょうが!」
レオン「だから今日はこの本を読んじゃいたいんだって!
    家族だからっていつも一緒に食事しなくたっていいだろ、子供じゃあるまいし」
リン「あんたは良くても他の家族の事考えた事あるの!?
   この際だから言うけど、カミラさんとかサクラとかカンナとか、結構寂しそうにしてるのよ!」
レオン「ぐぅ……!」
ガロン「おぉ、リン、レオンを連れて来てくれたか」
レオン「無理矢理引き摺られてだけどね」
リン「ほら、早くお席にお着きくださいお坊っちゃま」
レオン「くぅ……」

 
 

ガロン「それで、リンはどうじゃ?」
ミコト「仕事は頑張っておりますわ、それに明るくて社交的ですから、子供達や他の直臣のみんなとも良くやれていますわ」
シェンメイ「ただ本人が不器用さを欠点にあげていたように、細かなミスはそこそこありますわ。
      特にリョウマやシノノメを相手にしたときは空回りしてしまうようです」
ガロン「成程、正直リョウマの側室は無理な様じゃな……しかし」
ミコト「ええ、レオン君に対して全力でぶつかってくれるから、彼との距離が縮まっているのが感じられますわ」
シェンメイ「彼も、まだ自覚はないけど、あの子を意識してるみたいですし」
ガロン「うむうむ、どうなることかと思ったが良かったのう、孫が楽しみじゃ」

 

レオン「何なんだよあいつは、馬鹿力だし乱暴だし主家なのに僕を敬わないし。
    ………顔は綺麗だしスタイルも凄くいいのに……後はお淑やかなら姉さんみたいなのに……でも優しいのは解るんだけど。
    だからって僕に対するあの態度は……」

 

リン「全く……お坊っちゃまにも困った物よね……でも、まぁマルスの生意気さと比べれば、可愛いものかしら?」