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Last-modified: 2017-06-09 (金) 20:45:59

エフラム「な、なぁ……何でみんな俺に抱き付いたり寄り添ったりしてるんだ?」
サラ「アクア姉様から聞いたわ、随分と、馬鹿な考えをしていたようね」
エフラム「そ……それは」

 

ミルラ「私は、一番始めからお兄ちゃんの側にいました。
    私には、お兄ちゃんしか考えられません」
ファ「ほかの人なんてわからないもん!
   ファにはずっと、お兄ちゃんだけなの!」
チキ「そうだよ、お兄ちゃんといられるからこそ、大変な仕事も頑張れるんだよ」
エフラム「ミルラ、チキ、ファ……」
アメリア「私は、始めて会ったあのときから、師匠が尊敬できる人で、私の一番で、今はとても大好きな人なんです!」
エフラム「アメリア……」
ノノ「もー!ノノはお兄ちゃんだからこそ全部あげたんだよ、体も心も!」
ンン「大分抑えた表現なのです。
   それはともかく、覚醒組の私は確かに他の可能性はあったと思います。
   でもその可能性を全て押し退けて、エフラムさんが大好きになったからここにいるのですよ。
   じゃなきゃ禁忌をおしてまでいません」
エフラム「ノノ、ンン……」
サクラ「私は、他の人の所へ行って、もし兄様がそう対応してきたらと思ったら、泣きます、嫌です、考えたくないです」
エリーゼ「そうだよ、お兄ちゃんの側にいられない可能性なんて、もう考えられないよ」
エフラム「サクラ、エリーゼ」
キヌ「アタシはさ、本当に偶々サクラについて来て……てのが始まりだったけどさ。
   今はもう、他の人なんて考えられないよ?」
ベロア「私は、もうあなたの番です、あなたの匂い、温もり……それらが無い世界なんて、考えたくないです」
エフラム「キヌ、ベロア……」
イドゥン「エフラムさん……私は、あなたに色々教えてもらいました。
     妹達との過ごし方も、人との関わり方も………そして、愛も……だからこそ、私はあなたを、愛しています」
セツナ「私も……エフラムの空気、大好き……あなたの側にいるから、私は、幸せなの」
ミタマ「そうですわ、暖かく、心地よい、大空のごとく包んでくれるあなたの側にいるから、安心していられるのです」
エフラム「イドゥン、セツナ、ミタマ……」
大人チキ「ええ、私は、お兄ちゃんだから、何百年も待っていられたの、お兄ちゃんに愛されたあの日々があったから、他の人なんて考えられなかった」
カザハナ「あたしはさ、正直成り行きみたいなものだけど……
     でも、ここにいること、全く後悔してないよ。エフラムの事、あたしも大好きだし」
ソフィーヤ「私も、ロイ君と離れて、ここに来たこと、後悔していません……
      暖かくて、優しいあなたと未来を見て、前に進んで行ける、とても素敵な事ですから………」
エフラム「チキ、カザハナ、ソフィーヤ……」
アクア「ね?みんな、あなたといること、後悔していないでしょう?
    例えifがどうあったとしても、いまのみんなはあなたとのこの時間は、幸せなの。
    勿論、私もね、それを、忘れないで」
サラ「私達の愛を疑うなんて、本当に酷いわ、兄様のばか……
   今夜は、絶対手加減しないんだから」
エフラム「アクア、サラ………すまなかった……みんな、ありがとう」

 

サラ「ねぇ、兄様」
エフラム「なんだ?」
サラ「時々だけど、兄様が私やソフィーヤ姉様を寝取ったなんて、言われる事、あるでしょ?」
エフラム「そうだな……元々サラはリーフと、ソフィーヤはロイの側にいたのだから……」
サラ「はいストップ、またネガティブになってるわ」
エフラム「すまん……」
サラ「ねえ兄様、もし、私が、あのまま変わらず、リーフの側にいたらどうなっていたと思う?」
エフラム「そ、それは……ん?」
サラ「今のリーフとナンナ達を見れば解るでしょう?
   リーフが馬鹿な事をして、それをお仕置きして、リーフから貧乳だ幼児体型だとデリカシーの無いこと言われて……
  恋も愛も欠片の無い生活だったわ」
エフラム「それは……」
ソフィーヤ「そして私も……例え頑張って彼の気を引いても気付いて貰えなくて、他の皆さんと喧嘩ばかりして………
      その頃と比べれば……今はとても幸せなんです……愛するあなたがいて……今は皆と仲良く出来て……」
エフラム「そうか……」
サラ「兄様、兄様は今の私達を幸せにしてくれたの。
   兄様が変化をくれて、愛してくれたから、私達は幸せなの、それは、忘れないで」
エフラム「わかった……ありがとう、みんな……
     改めて言おう、俺はみんなの事を愛しているし、結して、手離さないと誓う!」
全員『/////////』コクリ