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Last-modified: 2017-06-11 (日) 22:15:33

ドロシー「と、いうわけでやってまいりました。新番組囲まれ隊!
     囲まれて無力化されるみなさんがいかに美しく、そして技巧的に囲まれるのかを競い合います!」
セーラ「なーんじゃそりゃ。わけわからんわー」
イリオス「酔っぱらった時にテキトーに書いた企画、机の上に放り出してたらそれ見た社長が採用しちまった」
ドロシー「いいんですかねそれ…」
シャーロッテ「私も何か企画立ててみようかなぁ。きれーな花嫁さんの特集なんて。テヘ☆」
セーラ「イラッ」

 

ウォルト「一番手!ウォルト行きます!平地マップ!周囲に騎兵!それ!」
Sナイト「オラオラオラ!」
ウォルト「ウボァー」
ドロシー「これはいけませんね。囲まれ終わる前に…2人目の攻撃でやられてしまいました」
セーラ「4人目までの攻撃に耐えきらないと包囲状態完成しないもんね」

 

ヒーニアス「ふ…愚かなり素人め。この私の策を見よ!
       配置!山岳!周囲にペガサス!さあこい!」
ペガサスナイト「うりゃ死ねー!」
ヒーニアス「ふははは!華麗に回避!回避!ぐはぁっ!…く、耐えきったぞ…」

 

 P
PヒP <タスケテヴァネッサ!
 P

 

ドロシー「これはすごい…しっかりタスケテ状態を形成した上に…普段ならカモにしてる飛行ユニットに囲まれてピンチという落差!
      芸術点+5!」
セーラ「さすが囲まれの代表ね」
シャーロッテ「地形効果もきっちり使ってるんですねぇ。基本をしっかり押さえてます」
リーフ「しかもペガサスナイトのおねえさんに囲まれてムッハーだね!すごいや!」
ユアン「僕もヒノカ先生に囲まれたいよ。うつしみや魔符で4人になってもらってハァハァ」

 

オルエン「三番手!オルエン行きます!」
イリオス「ちょっと待ったぁ!なんでお前が出てるんだ!?」
オルエン「うん、せっかくヒーローズに出られたんだし、直接攻撃できなくなったからちょっと囲まれる気持ちも経験してみたいなって」
イリオス(…金持ちの考えることはよくわからん…)
オルエン「地形!城内!敵はアーマー!」
ドロシー「おおう!?ヒーローズモード?これまでと違い移動力わずか1の敵に囲まれるのは非常に手間がかかるのでは?」
セーラ「囲い終わるまで何ターンもかかるしやられっちゃうんじゃない?」

 

 壁
壁オア <タスケテイリオス!
 壁

 

ドロシー「これはうまい。地形を利用してたった1人のアーマーで包囲を完成しました」
セーラ「包囲っていうより封鎖だけど」
イリオス「……ちょっと行ってくる……」

 

ドロシー「さぁラストの挑戦者!私たちも顔見るのは初めて!エンブラ家のヴェロニカ嬢です!」
セーラ「って…あの子。すっげぇ蒼い顔してるんだけど…ひざも震えてるし…」
イリオス「…死ぬほどあがって緊張してるみたいだな。全国中継だし」

 

ヴェロニカ「なななな、何…かか、勝手に出場申し込んでくれてるのよよよよよよ」
マークス「人と人が触れ合う、人の目に当たる。そういう場に出る機会を持つのもよいことだぞ」
ヴェロニカ「しし、知らない。かかか、帰る…かえって籠って布団被ってソシャゲして…」
マークス「ほらもう始まるぞ」
ヴェロニカ「あ…す、ステージ…おお、恐山…敵は…ゾンビ……」

 

ドロシー「敵のチョイスが低難易度ですねえ。これなら耐えられるでしょうけど高得点は狙いにくいです」
セーラ「確実さを優先したのかもね」

 

 ゾ
ゾヴゾ <タスケテ……
 ゾ

 

ヴェロニカ(お…思いつかない…タスケを求める相手が……ほ、他の連中はすっと声が出たのに…!
       別に私…友達なんて…)
*ちなみにヴォルトは囲まれたらロイにタスケを求めるつもりだった
ドロシー「どうしたのでしょう…〆のタスケテが出ないと終わりませんが…」
セーラ「もしかしてタスケテくれる人いないんじゃ…」
イリオス「そもそもものすげーステータス高いし本来なら自力で大抵の敵は倒せちまうんだろうしな」
マークス(自分で声をあげる事が大事なのだ…殻を破り給え…)
ヴェロニカ(はは…はやく終わって帰りたいのに…どうせ召喚しなきゃ来ないんだしテキトーな名前でも出して…)

 

タスケテエフラム!

 

ヒョーンドス 

 

ドロシー「どっかからジームクントが飛んできたー!?」
ゾンビ「グボァー」
エフラム「任せろ!助けよう!幼女と妹は俺が守る!」
セーラ「すげーテンション高いし」
ドロシー「最近妹のみなさんやセリスさんが手を離れて、それを受け入れつつちょっとは寂しい気持ちもあったのでしょうか」

 

ヴェロニカ「……てきとうに名前呼んだだけよ…大きなお世話なんだから…」
エフラム「そうか。それでもいい。この場は俺が守る」
ヴェロニカ「ふん…ふつーに手出ししてれば全部自分でやっつけたし…」

 

ドロシー「と、いうわけで初回大会はやっぱりこの人、ヒーニアスさんの優勝です」
ヒーニアス「ふはははは!囲まれなら任せるがいい!」
ヴァネッサ「……ああ…うっとり……見惚れてしまいます……素敵……」
セーラ「初回っつーけど次回あんのこれ?」

 

フレッド「…………」
イリオス「おい、そんな目でこっち見んな」
フレッド「ああ分かっている。分かっているとも。偶々近くにいたお前がお嬢様の目に留まっただけのこと……。
     ……真っ先に助けを求められたからと、図に乗るなよ、平民」
イリオス「やかましいわ」