リーフ「アイク兄さんとエフラム兄さんに関しては、さ……なんというか……諦めがついたんだ……。
あの2人とカムイ姉さんは、人を引き寄せるフェロモンか何かを出していて、下心抜きの愛情とかそんなんで更に惹き付けるんだって。
ーーーーそっか。やっぱり君にとっても、兄さん達は特別かい? 君まで魅了するなんて、本当にとんでもないね。
だけどさ、エリウッド兄さんやクロム兄さんやマルスやティバーンさんやリュシオンさんってさ、僕と同じOPPAI仲間じゃない?
特にリュシオンさんなんて、始めはリン姉さんの巨乳目当てで近付いたじゃない?
他のみんなも、いや、男なら、アイク兄さんやエフラム兄さんだって、OPPAI好きでしょ?
なのにどうして…………。
ーーーーそりゃ、僕だって分かってるよ。OPPAI仲間の彼女持ち組は、僕みたいにあからさまじゃないって。明らかに胸目当てで近付けば警戒されて当然だって。
僕だって、できるならスマートにナンパしてみたいよ。でも無理なんだよ。飛び付きたくてたまらなくてルパンダイブしてコノヒトデナシーなんだよ。
ーーーー改善できるんだったらそうするさ。フィンにも言われたことだしさ。だけどーー」
フォルデ「……なんか、葉っぱの坊主が装置に向かってブツブツ喋ってるんだが」
ルーテ「故障ですか?」
アスレイ「リーフ君は人間……少なくとも生き物ですよ、多分」
ルーテ「軽い冗談です。ですが、正常ではないのは確かなようですね。
三喪と呼ばれた兄姉の卒業や、前々からのカップル増大のストレスで、ついに壊れたのでしょうか?」
ノール「あるいは、本当に我々には聞こえない声が聞こえ、意思の疎通を行っているか、ですかね、擬人化ハァハァ」
ルーテ「……なるほど……永劫リザイア君10号が、自我に目覚めたと……」
フォルデ「いやねぇだろ」
アスレイ「どうでしょうか。モニターをよく見ると、リーフ君の発言から、リザイア君が受け答えを行っていると思われる時間に、僅かなノイズがある気もします」
ルーテ「葉っぱさんは、魔物化により無機物と対話する能力を獲得した……? 肯定も否定も、今は証明できるだけのデータがありませんね」
アスレイ「次の研究テーマですか?」
フォルデ「既に結構な数を抱えてんだが……」
ノール「やはりリザイア君×葉っぱこそが至高……」
ルーテ「興味深くはあります。手が空いたら調べてみましょう」
ロリルフレ「でもクロムはOPPAI好きとは言え好きなのはちい姉さんのOPPAIでしょ。その証拠にサーリャには興味は示しても執着はしてなかったし」
姉ルフレ「そうね。たしかに妹ちゃんのは特別みたいよ」
ロリルフレ「それに本当にOPPAI好きならちい姉さんじゃなくて姉さんのほうに夢中になるはず」
姉ルフレ「それも困るわねえ」
ロリルフレ「つまりクロムはOPPAI好きのなかでも好きな相手のOPPAIを育てたい派だったって話よ」
姉ルフレ「ラキスケばっかりだったけど、そのおかげで妹ちゃんも今ではけっこう立派に育ったものね」
ロリルフレ「よかったわね、ちい姉さん」
ルフレ♀「全然良くありません! あ、いえ、その…胸が大きくなったのはいいんですけどその理由を家族に議論されたくはありません!」