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Last-modified: 2017-08-28 (月) 22:33:38

アレク「今日もお疲れ様っす!」
ノイッシュ「お疲れ様でーっす!」
アレク「うっし!プレミアムフライデーっつうことで!今日も行きますか!」
ノイッシュ「待っててレイリアちゃーん!」
アレク「俺はリーンちゃん!たまには奮発しちまおっかな〜?」
シグルド「……はあ、仕事終わりにキャバクラか……若いな二人共……」
アーダン「何言ってんです、シグルド様も充分若いじゃないですか。」
シグルド「それはそうと、アーダンは行かないのか?真面目だなお前は。」
アーダン「私はああいう店に行っても、つまらないだけですからね。……シグルド様は……前に確かハンニバル部長と付き合いで行かれたのでは?」
シグルド「……ああ、二度と行きたくないものだな……」(ゲッソリ)
アーダン「な、何か店で嫌なことでも……?ハンニバル部長と女の子がデュエット(THE☆オンチリサイタル)してるのをずっと見せられたとか……?」
シグルド「それもあるが……ラケシスがな……」(泣)
アーダン「し、仕事の付き合いでもアウトなんですね……」
シグルド「次の日、ティルフィングがステーキになって夕食に出た。」(白目)
アーダン「」
シグルド「仕事の付き合いで断れない時は本当に辛いよ……」(トホホ)
アーダン「家長も大変ですねえ……」
シグルド「だが、普段彼女が家を守ってくれているからこそ……毎日頑張れるんだ。ラケシスは料理も上手いしな。」
アーダン「はは、そこはうらやましいですよ全く。」(ニコ)
シグルド「どうだいアーダン、たまには家で夕飯でも一緒に。」
アーダン「いいんですか?ラケシス様に怒られないですかね?」
シグルド「たまには賑やかな夕食もいいだろう?ラケシスは最近少し寂しそうなんだ、頼むよ。」
アーダン「では、お言葉に甘えて。」(フフッ)
シグルド(……昔、ディアドラを追いかけていた頃に一瞬の気の迷いでイメクラを利用してしまったという過ちは……ラケシスには絶対バレないようにしなければな……はあ……)

 

アーダン「これは美味い、いや、料理上手な奥さんがいて幸せですなぁ、係長」
シグルド「そうだな、私には勿体無い位だよ」
ラケシス「もぅ、シグルド様ったら……でも、お口にあったようで嬉しいですわ」
アーダン「ええ、本当に羨ましい……しかし、差し出がましいとは思いますが、係長とて、自身が望んで居るわけでは無いのです。
     仕事の付き合いは、なんとかなりませんか?」
シグルド「アーダン……」
ラケシス「それは……わかっているのです……でも……嫉妬を抑えられなくて」
シグルド「ラケシス……無理はしなくていい、それに……私自身を置き換えて考えたら、無理もない事なんだ」
アーダン「と言いますと?」
シグルド「私とて、仮にラケシスがエーディン辺りに連れられてホストクラブ等に行ったと考えたら、嫉妬と心配で発狂しかねない気持ちになったんだ」
ラケシス「シグルド様……」
アーダン「あ……そう言えば係長は……」
シグルド「確かにNTRアレルギーはあるが、それ以上に、ラケシスが離れてしまうのではないかと思って、恐ろしくなってしまってな」
ラケシス「//////」
アーダン「そうだったんですね……大変失礼な事を言いました、申し訳ありません」
シグルド「気にするな、私の為を思って言ってくれたのだろう」

 

シグルド「しかしアーダン、君も相手とかはいないのかい?」
アーダン「生憎、自分のなりは理解しておりますので」
シグルド「確かに君は厳つく、強面ではあるが、仕事は出来るしさっきのように気配りも出来る、そんな君を解ってくれる人もいると思うがな」
アーダン「そうでしょうか?」
シグルド「こう言う場面では『どうだい、うちの娘を』とでも言う場面だが、うちの娘……とかいうか妹達はほぼ全て結婚して、残っているのはセリカだけなんだよな」
アーダン「確かまだ中学生でしたよね、流石にそれは……」
シグルド「そうだな、すまん、変な事を言った」
アーダン「いえ……」
カムイ「それならアタシはどうかな?」
アーダン「うわ!」
シグルド「な、カムイ!」
カムイ「ごめんごめん、ちょっと話が聞こえたらつい興味ひかれちゃってね。
    それはともかく、アタシは外見とかその辺は気にしないし、アーダンさんは素敵な人だと思うよ?」
アーダン「ど……どうも……」
カムイ「だからね……」
シグルド「カムイ、いい加減にしなさい、アーダンも困っているだろう」
カムイ「あ……ごめんなさい、お兄ちゃん、調子に乗りすぎちゃった。
    アーダンさんもごめんなさい」
アーダン「い、いえ……」
カムイ「お詫びって訳じゃないけど、アタシと名刺交換してください、そしたら、今度食事を奢らせて貰いますから」
アーダン「い、いえ、そんな……貴女みたいな若い娘に……」
シグルド「受け取ってやってくれ、一応カムイなりに反省してるんだ。
     それに、私より稼いでいるからね、悔しくはあるけど」
アーダン「そ……そうですか……じゃあ、これ、私の名刺です」
カムイ「ありがとう、じゃあ、これ、アタシのです、ご免なさい、お騒がせしました」
シグルド「すまないな、騒がせてしまって、まだお代わりもある、食べてくれ」
アーダン「あ、ありがとうございます、それでは」

 

 それから、料理を堪能し暖かな余韻を感じつつ帰宅した。
 後日、名刺を改めて確認しカムイの立場を知ったことでとんでもない相手と縁を持ったことを知ることになる。

 

リーフ「中学生でもう仕事しながら自分の家持って四人も嫁がいるって早いでしょ!妬ましいよー!」
アルム「ノノやリヒトだって結婚できるFE界だもの。もう誰もそういう事気にしてないと思うんだけど」

 

〜キャバクラ☆ブラムセル〜

 

レイリア「お仕事お疲れ様、はいハイボール。」
アレク「レイリアちゃん優しいなあ〜、レイリアちゃんこそ、こういうお仕事疲れるでしょー?」
レイリア「それほどでもないわよ、アレクさんこそ優しいわね。」(クスクス)
リーン「そうそう、お二人はお客さんの中じゃかなりいい人ですよー!この前のお客なんて、剣士の服着ろーって言うのよ!そういうお店じゃないのに!」
ノイッシュ「うわ〜、大変だなーそれ。……ところで、二人とも歳いくつ?なんか若く見えるなーと思ってるんだけど〜?」
レイリア「えっ、い、一応20歳ですよ〜?」(ニコニコ)
リーン「うんうん!ハタチハタチ!」(アセアセ)
アレク「へー、それにしては若く見えるけど……それぐらい二人が綺麗ってことだよねっ!」
レイリア・リーン「あ、ありがと〜」

 

レイリア「……ハア……いつまでこんなことしてればいいのかしら……」
リーン「うう……時給がいいバイトだって甘言につられたら……こんなことに……」
ブラムセル「みんなーっ!ホレ着替えんか!これから踊り子タイムじゃー!早くー!」(ゲヘへ)
レイリア「……オーナーは変態だし、ピンハネしてくるしもう最ッッ低!」
リーン「うう……辞めたら親や知り合いにバラす!とか言われたし……どうしよう……」

 

アレク「……なーんか、怪しいと思ってたけど……やっぱりアレな店だったんだなここ……」
ノイッシュ「うんうん、ベルン署に通報しとくか。気に入りかけてた店だけに、惜しいけどな。」つスマホ

 

シグルド「あれ?今日は二人はキャバクラには行かないんだな。」
アレク「あー、あのお店ですか?なーんか、未成年者を騙して働かせてたとかで営業停止になったらしいんですよ。」
シグルド「そういえば、ニュースになっていたな。……酷い大人があったものだ。」
ノイッシュ「まーまー、大丈夫ですよ!俺たちにはまた別の楽園がきっと待ってますんで!」
シグルド「全く、二人ともほどほどにしないといつまで経っても落ち着けないぞ?」
アレク・ノイッシュ「わかってますよー。」
アーダン\プルルルル/「はい、もしもし。」
セシリア『ア、アーダンさん?……そ、その……この前は、ごめんなさい!』
アーダン「えっ、ああ〜……酔っ払ったときのことで?気にしてないですよ〜。」
セシリア『お詫びといってはなんですけど……その、ハイキングとか興味あります?知人にチケットもらちゃって。』
アーダン「え、ええ。」
セシリア『で、では!またお渡ししますので!あっ、といいますか……週末に居酒屋、いけますか?』
アーダン「そんな気を使わなくても……ええ、大丈夫です。はい、はい。ではお疲れ様です〜。」\ピッ/
アレク「おや〜?アーダン、お前さん誰と電話してたのかな〜?」
アーダン「嫌だなあ……友達だっての。」
ノイッシュ「怪しいな〜、女の人だったりして?」
シグルド「こらこら二人とも、からかうんじゃない!……たまにはみんなで居酒屋に行かないか?」
アレク「おっ、いいですねー!係長のおごりですか!?」
アーダン「あつかましいぞー、全く。割り勘に決まってるだろ!」
ノイッシュ「アーダン、固いのはお前だけにしろよー。」
シグルド「よし、じゃあこの店に行くか!」つ「ステーキしっこく家族」
アレク「……シグルド様……それ、居酒屋じゃなくてファミレスですよ……」
シグルド「あっしまった」
アーダン「いいじゃないですか、ファミレスでパーッと行きましょうよ。」
ノイッシュ「ファミレスで、パーッとね……ま、たまにはいいですか。」

 

しっこく「スタッフが黒い鎧でお出迎え!お子様にも大人気、ステーキしっこく家族をよろしく!」