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Last-modified: 2017-09-07 (木) 20:44:02

マルス「飲み物は行き渡りましたね、じゃあ、既婚義兄弟による会談、始めましょうか」
クロム「マルス、突然俺達を呼び出してどうしたんだ?」
マルス「女性陣は割と義姉妹で交流は多いけど男性陣はないじゃないですか。
    せっかくの機会だから僕達も話し合ってみようと思いまして」
シグルド「成程ね、じゃあ何で既婚者限定なんだい?」
マルス「セリスの扱いに困りまして……エフラム兄さんとか、混乱する人がいますしね。
    それに、話し合う内容を考えると今回は既婚者に分けた方がいいと思いまして」
エリウッド「成程……それで、どんなことを話し合うの?」
アルム「それはね……『夜の時に活かす、コスプレ談義!』だよ」
シグルド「………それを話して誰が得をするんだ?」
マルス「それは……それぞれのお嫁さんでしょうね」
ヘクトル「そうだな、リンの奴なら大喜びしそうだ」
シャンブレー「どうしよう、否定できない」
リュシオン「彼女が喜ぶのなら、少し真剣に考えていくか」
エフラム「そうだな、それではよろしく頼む」
マルス「因みにカムイ姉さんの婿は多すぎるので代表としてジョーカーさんにのみ来てもらってます」
アイク「誰に向かって話している?」

 
 

レオン「それで、話し合うにしてもどう話すのさ?」
マルス「取り敢えずいきなり無秩序に話しても混乱しますからね。
    今回はそれぞれ制服のある兄弟から提示してもらって、他の相手の誰が似合うのかを話して見ますか」
エフラム「制服のあるものと言うと」

 

警官服:クロム
まわし:ヘクトル
病院着:エリウッド
白衣(研究者):リオン
執事服:ジョーカー

 

アルム「案外少ないね」
マルス「まぁ皆殆どが学生かシグルド兄さんみたいなビジネススーツだし、アルムやラス義兄さんの様に自営業もいるからね」
ヘクトル「病院着って制服か?」
エフラム「エリウッドにとっては……そうなってしまってるんだな」
エリウッド「最近は入院も減ってるんだけどね……」

 

マルス「それでこれらだけど、先ず警官服だけど、やっぱり逞しくて凛凛しい人だとより似合うから。
    やっぱりシグルド兄さんやエフラム兄さん、或いはケント義兄さん辺りですかね?」
シグルド「私が似合うと言われるのは少し照れるね」
エフラム「かつて追われた警官の服か……すごい複雑だな」
ケント「私がそう見えますか、リン様が喜ばれるなら、着てみても良いですね」
マルス「次にまわしですけど、これはもうアイク兄さん1択ですよね」
アイク「そうか?」
エフラム「貫禄を考えれば間違いないだろう」
アルム「後は、ラス義兄さんかな? サカだと、相撲ににたブフもあるし、逞しさはあるからね」
ラス「そうか……」
マルス「ただ、アイク兄さんが着けたら大惨事でしょうね」
ヘクトル「エリンシア姉貴やリリーナ……KINNIKU好き勢が血に染まるな」

 

マルス「それで次は、リオン義兄さんの白衣ですね。
    やはりイメージとすれば知的な男性ですから、そうなるとエリウッド兄さん、僕、後はレオン義兄さん辺りでしょうか?」
レオン「よく解ってるじゃないか」
エフラム「確かにレオンとエリウッドなら解るんだがな」
アルム「マルス兄さんだと、マッドサイエンティスト的雰囲気が無い?」
マルス「な、なんでさ!」
ヘクトル「お前は自分が黒い策謀家と言う自覚は無いのか?」
マルス「ぅ………」
アルム「次はジョーカー義兄さんから執事服だね」
マルス「この場合優雅な雰囲気があると逞しさから儚さ迄幅広いから、大体の人が似合うかもね」
シグルド「せっかくだから給仕の技術をならって嫁をもてなすのもいいかな。
     ジョーカー君、教授願えるかい?」
ジョーカー「カムイ様の義兄弟である以上教えるのはやぶさかではない、だが、俺の指導は生半可じゃねぇぞ」
エフラム「望む所だ」
アイク「嫁の皆のためになるなら、やってみるか」
マルス「最後に病院着だけど、やっぱり儚いイメージですから、リオン義兄さんとリュシオン義兄さんの2人で確定でしょうね」
エフラム「そうだな、ただ、サラ辺りが知ったら着せられそうだ。
     ユミナ辺りからちゃっかり看護服を借りたりしてな」
エリウッド「相変わらずそのあたりの応用力が高いねそちらは」
エフラム「まぁな」
リオン(病院着で……ナースのエイリークに優しく看護……)
リュシオン(ナースのリンから看護か……ハプニングでOPPAI密着されたり……)
2人『いい……』
マルス「2人とも、顔が緩みきってますね」
シグルド「まぁ、男はそう言うところがあるからね、おいといてやろう」

 

 それから様々な会話が交わされ、様々な衣裳についての意見が飛びかった。

 

マルス「今日は集まって貰いありがとうございました。
    集まったお礼として、これを受け取って下さい」つ 猫耳カチューシャ&尻尾
ヘクトル「なんでだよ!!」
マルス「様々なコスプレについて話しましたけど、敢えて衣裳じゃなくこんな小物でも立派なコスプレですよ。
    夜を盛り上げるなら、これくらいでもね、因みにシャンブレーには、変わりとしてだけど鷹をイメージしての茶色い翼だよ」
シャンブレー「まあ、俺は元々の耳があるしな、しかしこれで翼ってなんか違和感無いか?」
アルム「大丈夫じゃないかな? 意外だけど違和感があんまりないよ。
    まぁ間違いなく人とは違う別のキャラみたいな感じだけど」
シグルド「それでいいのかい?」
アルム「特に兄さんはマンネリ防止にはいいんじゃ無いかな?
    疲れて少し間が開いたときの刺激に良いと思うよ」
シグルド「そ………そうか」
クロム「ここが紋章町でよかったな、ラグズやタグエルのお陰で俺達がつけても違和感が無いから」
マルス「他の地方なら男の獣耳なんて誰得? ですからね」
エフラム「まぁ、何にしろ、話し合いは中々楽しかったぞ」
アイク「茶や茶菓子も上手かったしな。感謝する」
エリウッド「まぁまた機会があったら話そうか、僕も楽しかったし」
マルス「そうですね、じゃあ、今日はお疲れ様でした」

 

 その夜、せっかくもらったからと試しに獣耳を着けた婿の姿のギャップに嫁達がノックアウトとなり、非常に盛り上がる結果となった。
 それからジョーカーを通じ話を聞いたカムイが協力し、男性用コスプレの格安販売、レンタルを行ったことにより、暫くの間男女共にコスプレをしてと言うことがブームになった。