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Last-modified: 2017-09-10 (日) 22:08:55

リュシオン「では、お昼も済みましたし祭壇にご案内しましょうか。」
リリーナ(はあ……結局、ロイには喜んでもらえてけれど……)
ロイ「リリーナのお弁当、とっても美味しかったよ!ありがとう、リリーナ!」(ニッコリ)
リリーナ(ロイのハートは未だ掴めずなのよね……)
ロイ「リリーナ……今日はなんだか変だね?何かあったの?」
リリーナ「……な、なんでもないわ!それより、祭壇は中も見れるらしいし楽しみよね!」(アセアセ)
リュシオン(不憫だなあ……ここはちょっと気分を盛り上げてあげよう……)「え〜、セリノスの祭壇ですが、最近カップルには人気のパワースポットになっておりまして〜。」
タニア(ピクッ)
オーシン(ビクッ)
リュシオン「ここで愛を誓うと、そのカップルは確実に結ばれるとかなんとか……」(ほとんど観光の宣伝のためのPRですがね……でもこれでかなり集客が増えたし、ネサラの発案には頭が下がるなー。)
タニア「な、なに見てんだよ!!//////」
オーシン「そ、そっちこそ!!///////」
ロイ「そ、そうなんだ//////」
リリーナ(これはやるしかない……ロイを確実にモノにしなくては……)\ゴゴゴゴゴ/

 

〜セリノス祭壇〜
リュシオン「えー、こちらがセリノスの祭壇です。こちらにはかつて、メダリオンが安置されており……正の女神アスタルテの怒りを静め、負の女神ユンヌが復活しないよう封じられていました。」
ロイ「あ、もしかしてミカヤ姉さんがユンヌさんとよくやってるあれかな?」
リュシオン「そうだねロイ君。」(ニコ)

 

ミカヤ「うふふ〜待て待てユンヌ〜♪」つメダリオン
ユンヌ「いやああ!押入れはいやああ〜!!」
ミカヤ「また私の体をのっとってアイクにセクハラしやがってこのド変態女神めが☆ミカヤちゃんが優しくバキュームしてあげるから〜お・い・で♪」
ユンヌ「いや〜〜〜!!」

 

ロイ「ってやつですね。」
リュシオン「うむ、正解だ。」b
タニア(……どんな女神だよ……)
オーシン(……そもそも女神と追いかけっこってこいつの家族どんなだよ……)
リュシオン「ちなみに歴史的にはこの森が一回、元老院のクソ共のおかげで鷺一族が滅びかけてまるっと焼けたり。」
リリーナ「えっ」
リュシオン「んでもって、私とリアーネで頑張って森を元通りにしたんだけど、スーパーサ○ヤ人になれるおっかないパワハラ市長が妹を拉致したあげく色々やらかしたおかげで女神が復活しかけたり。」
アシュナード『誰がスーパーサ○ヤ人だ、誰が。』
タニア「今、重大なことサラッと言った!?」
リュシオン「正の鬼ヒスBABA・アスタルテとかいう女神がヒステリー起こして、しょーもない姉妹喧嘩して世界が滅びかけたりしたけど、なんやかんやあって綺麗に治まりましたまる!」
アスタルテ『誰がヒスBABAだ!誰が!!』
オーシン「すっげえヤバいことサックリ纏めちゃったんスけど!?」
リリーナ「……後、なんかうっすら声が聞こえたんですけど……?」
リュシオン「気のせいです。」(キリッ)
ロイ(絶対気のせいじゃないよね……)

 

リュシオン「それでは、早速中を見学しましょう。あっ、写真とか撮りましょうか?」
タニア「あ、携帯で撮ってくださーい!ガイドさんも一緒ね!へへへ、キレーな男の人と写ったってナンナ達に自慢しよーっと。」
オーシン「ケッ、これだから女は。」(チッ)
タニア「なにさ!あんたさっきから!!」
オーシン「べーつーにー?フン、可愛くねーくせに、イケメンと写ろう〜とかくだらねーことしてんじゃねーよ!バカ!!」(ケッ!期待しちまった俺がバカだったぜ!)
タニア「……フン!!」(なんだよ!割り込んできて撮るとか言うと思ったのに!もう知ーらない!)
リュシオン「……さ、三人で写そう……?(提案)」
タニア・オーシン「断るっ!」
リュシオン「」

 

ロイ(う〜ん、さっき休憩の時にトイレに行っておけばよかったな……この先なさそうだし……こっそり行こうかな……)\コソコソ/
リリーナ(さーあメインイベントがやって参りました!って、ロイ!?ちょちょちょちょっと!一人でどこへ行くのよ!?)
ロイ(リリーナにバレたらかっこ悪いし、いいや行っちゃえ!)\ダッ!/
リリーナ(ま、まさかセシリア先生の気配に気づかれた!?それかまたしてもフラグクラッシャーが働いたっていうの!?)
リリーナ「……」
リリーナ「行かせはせん……!行かせはせんぞォォォ……ロイィィィィ!!」\ドドドドド/

 

セシリア「ひーっひーっ……」(ヨロッ)
ライ「頑張ってー!あと少し!!」(ガシィ!)
グレイル「おお!ロッククライイミングまであるとは!」(ファイトォォ!)
ダグダ「山賊の腕が鳴るってもんよ!!」(イッパアアツ!)
ドーガ「俺のKINNNIKUが真っ赤に燃えるゥゥゥ!」
アーダン「……これもうハイキングじゃなくね?」

 

ロイ「トイレトイレ……あっ、あった!」(ホッ)
リリーナ「ロイ……ロイ……ロイ……」(ブツブツ)
ロイ「ふう、さっさと済ませないと。タニアさんやオーシンさんに迷惑かかっちゃう。」(カチャカチャ)
リリーナ「……ここにいたのねロイ……」(ゴゴゴゴゴ)
ロイ「わっ!ちょ、ちょっとリリーナ!こっちこないで/////」(ササッ)
リリーナ(サササーッ!)
ロイ「なんで付いて来るの!/////」
リリーナ「ロイが逃げるからよっ!私とデートするの、そんなにつまらないのっ!?」
ロイ「え?デート?……とにかく僕はトイレに行きたいんだ!離れてよ!/////」
リリーナ「あっ……ご、ごめんね……/////」
ロイ「全くもう!」(プンスカ)
リリーナ(……私ったら……でもロイったら、まさかデートにまで気づいてくれてなかったなんて……)
リリーナ(……)

 

ロイ「おまたせ。」
リリーナ「……」
ロイ「早く戻らなくっちゃ。……あれ?なんだか空が変に暗くない?」
リリーナ「……?そういえば、そうね……何かしら?」

 

リュシオン「ロイ君達はどこへ行ったのだろう……」
タニア「さあ……ん、やべっ雨のにおいがする。」(クンクン)
オーシン「風も出てきたな。こりゃーひと雨来るぜ。」
リュシオン「おかしいな、リアーネにも植物達に天気を聞いてもらったはずなんだが。」

 

〜セリノスの森・外れ〜
トパック「本当に砂漠に雨を降らせる機械なんて作れるのかよ……」
ルーテ「天才の私が開発した、この『ミニ台風メーカー』があれば、いつでもどこでも嵐を呼べるのです。」(カチャカチャ)
ムワリム「……本当なんでしょうね?」
ルーテ「ええ、天才の私に不可能はありませんから。……あっ」

 

\ボスン/

 

ルーテ「失敗は成功の母です。つまり、この失敗が成功に変わるのです。そう考えればこれは失敗などではなく(ry」
ムワリム「うん、知ってた。」(白目)
トパック「言い訳してるだけじゃねーか!!なんか森の方にでっかい雨雲飛んでったけど!?どーすんのこれ!」

 

\ゴロゴロゴロゴロ……/
ルゥ「あっ、雨降ってきちゃった。」
ビーゼ「仕方ないですね〜。雨の森は危ないですから、事務所に戻りましょうか。」
\エーツマンナーイ!!/
ヒノカ「仕方がないだろう?みんな、雨具は持っているな?ガイドさんについてはぐれないように!足元に気をつけて!」
\ハーイ……/
ビーゼ「い、一応……ビデオがありますので……そちらを見ていただく形に……」(……メチャクチャ昔に撮ったやつですごくつまんないけど)
ヒノカ「わかりました。ふう、校外学習の日に雨とはついていないな。」

 

\ピカッ!/
リリーナ「キャッ!」
ロイ「リリーナ!大丈夫!?」
リリーナ「う、うん……」
ロイ「急に凄い嵐になっちゃったな……とりあず、あそこに遺跡の跡があるから雨宿りしよう。」
リリーナ「そうね……あっ。」(フワッ)
ロイ「濡れたら風邪ひいちゃうからね。」
リリーナ「でもロイが……」
ロイ「普段アイク兄さんやクロム兄さんに鍛えられているから、これぐらい大丈夫だよ。さ、早く。」
リリーナ(コクリ//////)

 

\ザーッ/
タニア「ったく〜!最悪!!」
リュシオン「森の天気は変わりやすいので、仕方ないですね。止むまで祭壇の中で待ちましょう。」
オーシン「へん、お前とどっか行くとロクなことがねえや!」
タニア「はあ!?そりゃどういう意味だよっ!」
オーシン「ま、まんまの意味だよっ!」(うっわ〜、服が濡れて色々と透けてんじゃねーかよ!/////)
タニア(グスッ)「……ばか……こういうときぐらい、ちょっと優しくしてくれたって……」
オーシン「?何か言ったか?」
タニア「何でもねーよっ!バカ野郎っ!」(プイ)
リュシオン「……」(き、気まずい……)
リュシオン(……でもちょっとだけラッキー)「チラッ」

 

ロイ「すごい嵐になっちゃったね。リリーナ、大丈夫?」
リリーナ「うん、大丈夫よ。」
ロイ「僕の上着を使っていいよって言いたいけれど……どっちもビショビショだね。風邪ひかないようにしなくちゃ。」(ピタッ)
リリーナ「……えっ/////ロ、ロイ!?/////」
ロイ「昔、外で遊んでて雪が降ってきたときもこうして温まったことがあったね、懐かしいなあ。」
リリーナ「/////」
リリーナ(頼りないと思ったら、たまにこんな風に優しく……でも、私はロイのそんなところが……/////)
ロイ「えへへ、リリーナとは……ホント、昔からずっと一緒だよね。」
リリーナ「そうね/////」
ロイ「こうしていると、まるで……」
リリーナ(こ、これは/////)
ロイ「本当の兄弟みたいだよね。」(ニコッ)
リリーナ「」

 

リリーナ「……」

 
 
 
 
 

リリーナ\ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ/

 

リリーナ(まさかここまでロイが鈍感だとは思わなかったわいえ今まで数々の猛アタックにもスルーしてたんだものどうしようもないわこれは私がなんとかしなくちゃいえなんとかしないといけないのよこれはもう幼なじみとかそういう問題じゃなくて人としての尊厳の問題ry)
ロイ「リ、リリーナ?」
リリーナ(……こうなったら最終手段に出るまでよ……)「……ところでロイ?……こうやって密室でずぶ濡れの男女が密着している状態……この先どうなるかわかるわよね?」
ロイ「えっ」
リリーナ「大丈夫よロイ……優しくするから……」(脱がし脱がし)\ゴゴゴゴゴ/
ロイ(な、なんだかリリーナが変だ!!)「ぼ、僕リュシオンさんを呼んでくるよ……」
リリーナつロイの服(グワシィ!!)
ロイ(ギュウウ)「に、逃げられない……だと!?」
リリーナ「知らなかったのか?大魔王からは逃げられない……!」\ドォォォォーン/
ロイ「」
リリーナ「あと、ドラクエFFユーザーからは勘違いされやすいが……そもそもFEに『にげる』というコマンドはないのだ!!」
ロイ「メタ発言はいいから!ちなみに魔法も名前似てて間違えるけど!!」
リリーナ「さあロイよ……そなたは余のものになるのだ……」(ジリジリ)
ロイ「ま、待ってリリーナ!こんなのおかしいよ!!」
リリーナ「……」

 

ロイ「リリーナ、こんなことよくない。エリンシア姉さんもよく言ってた。女の子はこういうことは大事にしなくちゃいけないって。」
リリーナ「………」
ロイ「リリーナがいくら既にハーレムを持ってるからって、好きでもない人とこういうことをするのは僕は嫌だな。」
リリーナ「……イが……」(プルプル)
ロイ「へ?」
リリーナ「……ロイが!ロイが悪いんだからああ〜!!!」(ビエエエエエエェエエエエエエ)
ロイ「ええっ!?

 

リリーナ「だってえ!!私!ずっと、ずーっと!幼稚園の頃からロイのこと好きだったのにいい!!」
ロイ「えっ」
リリーナ「いくらアタックしてもロイってば気づかないし!!今だってえええ!!」(ダバダバグスグスヒックヒック)
ロイ「……」
リリーナ「ほ、ほんとは優しいロイのこと大好きで……ちゃんとお嫁さんにだって……」(グスッグスッ)
ロイ「……」

 

ロイ「ごめんね、リリーナ。」(ギュッ)
リリーナ「えっ……」
ロイ「僕、ずっとわからなかったんだ。でも……リリーナが僕のこと好きだったってわかってよかったよ。」(ニコ)
リリーナ「……ロイ、そ、それって/////」
ロイ「そこは言わせて欲しいな、僕もリリーナのこと……好きだよ//////」
リリーナ「//////」
ロイ「でも、僕はちゃんと大人になって、シグルド兄さんみたいに立派なお家を建てて……リリーナやみんなの面倒をみれるようになってから、リリーナをお嫁さんにしたいんだ。」
リリーナ「……ロイ!//////」
ロイ「だから、それまで待っててくれるかな?」
リリーナ「勿論よ!待ってるわ!私!ずっと!!//////」(ギュ)
ロイ「……えへへ、ありがとうリリーナ//////」
リリーナ「でも、できるだけ早く迎えに来てよね!//////」
ロイ「うん//////」(ギュ)

 

\ギャーギャーワーワー/

 

オーシン「……お前な!ハンカチとか気の利いたもん持ってねーのかよ!」(気になるから早く拭けよっ!/////)
タニア「……はあ!?あんたこそ持ってないわけ!?そっちこそ気が利かないじゃん!!」
オーシン「なにをう!?」
タニア「なんだよ!?」
リュシオン「……二人とも……神聖な祭壇で喧嘩はやめてくれませんかね……」
タニア・オーシン「「ガイドさんは黙ってろ!!」」
リュシオン\カッチ〜ン!/

 

タニア「大体ね、あんたみたいなやつを誘ったのが……」
リュシオン『ウソ、ホントはオーシンのコト、大好き〜!』
オーシン「俺だってお前みたいなガサツな男女……」
リュシオン『タニアはエロい。正直、どんどん俺の好みになってきてて驚く。』

 

タニア「……」
オーシン「……」

 

タニア「ちっちっ違うからああああ!!!あああああんたのことなんて、大ッ嫌いなんだから!!!/////」
リュシオン『オーシンがホントは優しいの、アタシは知ってる(はあと)』
オーシン「おおお俺だっておめーのことなんざ見てるだけで反吐がでるぜっ!!!////」
リュシオン『タニアのちょっと見せるオンナの部分、グッとくる〜』

 

タニア「……」
オーシン「……」

 

タニア「うわあああ!キラーボウ!キラーボウはどこ!?/////」
オーシン「プージ!プージはどこだあああ!!!////」
リュシオン(ニッコリ)

 

セノリス紹介ビデオ『チャララ〜ララ〜♪』
二アルチ「そういうわけで、オルティナとエルランが〜……」
チャド「……zzzZzzzz」
ルゥ(こっくりこっくり)
デュー「あーあ、お城見たかったな〜。お宝とか面白そうだったのに。」
ヘンリー「僕は動物が見たかった〜。」
二アルチ「……メダリオンに負の女神ユンヌが……って、誰も聞いておりませんか……」(しくしく)
リアーネ(すやすや)
ビーゼ「雨天中止の時に上映されるビデオって……なんでこう、つまんないんでしょうね……」(フア〜)
ヒノカ「そ、それをあなたが言っていいんですかね……」(ぶっちゃけずっごくつまんないけど……)
ビーゼ「……前から新しいの作ろうって言ってるんですけど……予算とか色々あって……」
ヒノカ(……どこも大変なんだなあ……

 

ロイ「ごめんなさい、リュシオンさん。ちょっとトイレに行ってたらはぐれちゃって。」(ルンルン♪)
リリーナ「ごめんなさい、でも雨で動けなくなっちゃって。」(ルンルン♪)
リュシオン「全く……二人とも、心配したんですよ。では帰りましょうか。」(フウ)
オーシン「……違うから……お前のことが好きとか、そんなんじゃねーから……/////」(ブツブツ)
タニア「……あたしだって違うし……/////」(ブツブツ)
リュシオン「ベオクもラクズも、素直が一番ですねっ!!」(キリッ)
タニア・オーシン「//////」

 

ダグダ「いやー、いい運動になりましたな。」(モワンモワン)
グレイル「本当ですな、雨で中断したのが惜しい!」(ビッシャビッシャ)
ドーガ「実に名残惜しい!」(ムワンムワン)
ライ「そんなあなた方に、ガリアでもマンツーマントレーニングのジムがあってですね……」つ名刺
セシリア「……」
アーダン「セシリアさん、大丈夫ですか?」
セシリア「……いえ、その……申し訳ないわ……おぶってもらったりなんかして/////」
アーダン「気にしないでくださいよ、足つっちゃったら誰だって仕方ないですよ。」
セシリア「……わ、私……重いし……//////」
アーダン「なーに、いっつも雑務で重たいもん持ってますからね、平気ですよ。」(ニコ)
セシリア(ああ……私ってば、せっかくお誘いしたのにカッコ悪……//////)

 

\ガラガラ/
ロイ「ただいまっ!」
ミカヤ「おかえりー。あれ?ロイ、機嫌いいじゃない。もしかして……いいことあった?」
ロイ「……秘密っ!」(トタタタ)
ミカヤ「……ふーん、なるほどねー。」
エリンシア「お帰りなさいロイちゃん、お夕食ができてますよ。」(にこにこ)
ロイ「はーい!」
リーフ「……ふあああ……あれ?もう夕方!?」
ミカヤ(面倒くさいことになるからリーフには暫くナイショにしときましょ)「今日はすき焼きよ、早くしないと肉がなくなるわよ?」
リーフ「すき焼き!!これはダッシュで手を洗わねばっ!!」(ダダッ!!)
エリンシア「うふふ、リリーナちゃん上手くいったみたいですね。」
ミカヤ「……で?あんたは?」(ジトー)
エリンシア「……え?え、と……ヒミツ、です……//////」
ミカヤ「……も〜、乳枕ぐらいで赤くなってたら……先が思いやられるわよ?」
エリンシア「//////」

 

オスティアの生んだ魔王公女・リリーナッ!
その苦節10年に渡る恋の戦ッ!
ここに決着ッ!!

 

ジョフレ「いかん、俺としたことが……エリンシア様の弁当配達を手伝っていたら迷ってしまった……く、くそっ!どうすれば……」\タスケテ姉サーン!/
\ガサガサ/
ネフェニー「……雨になってしもうた……ベグニオンへの配達の帰りに近道しようと思ってセリノスをつっきろうと思ったんがいかんかった……一旦休まんといかんかのう……」
ジョフレ「あっ」
ネフェニー「あっ」
ジョフレ「……君は確かオマ村の……?」
ネフェニー「……はい……ネフェニー、です。」
ジョフレ「女の子がこんな雨の中でどうしたんだ。風邪を引いてしまうぞ。」つマント
ネフェニー「あ、ありがとう……ございます……」
ジョフレ「このまま君を送ってあげたいのだが……情けない話、すまないが私も迷ってしまってね。」(ハハハ)
ネフェニー「……私……道は、わかります……///////」
ジョフレ「そうか。よければなんだが、道案内をしてもらえると助かるのだが……どうかな。……失礼にあたったなら、申し訳ない。」
ネフェニー「……いえ、お願い……します……」
ジョフレ「ではお願いしていいかな。どうぞ。」つ
ネフェニー「えっ……あの、馬……汚れます……」
ジョフレ「何を言うんだ、雨の中女性が濡れて泥で汚れる方がよくないだろう。」
ネフェニー「……ありがとう……ございます//////」つ
そう、エリンシア絡みとなるとドヘタレになるジョフレことしょーぐん()だが、彼は顔立ちも端正で女子に優しいナイスガイである。しかも貴族のおぼっちゃんである。溢れ出る品性とお育ちの良さは、そこんじょらの馬の骨では出せないのである。
白馬に乗って雨の中颯爽と現れ、紳士的に助けてくれたそんな彼は田舎育ちのネフェニーにはまるで……
ネフェニー(は、白馬の……王子様じゃあ……///////)
そう、白馬の王子様に見えたのだ……10倍ぐらいのキラキラ少女漫画補正が入って……

 

\ガチャッ/
エリンシア「……ティバーン様〜、お弁当を……あら?」
ティバーン「ぐごーしゅぴしゅぴ〜」(zzzZzzz)
エリンシア「……お昼寝中でしたのね。お弁当、ここに置いておきますね……」
エリンシア「……」
ティバーン「むにゃむにゃ」(ボリボリ)
エリンシア(ちょ、ちょっとだけなら……イタズラしちゃっても//////)\キョロキョロ/
エリンシア(え、えいっ//////)\パフッ/
エリンシア(え、えーっと……これが前にルキノがやってくれたOPPAI枕というものだそうですが……これで大丈夫なのかしら?)\モフモフ/
ティバーン「……」
エリンシア(んん……ちょっとくすぐったいですね……//////)

 

ティバーン(……エリンシアが俺に乳枕してるエリンシアが俺に乳枕してるエリンシアが俺に乳枕してるエリンシアが俺に乳枕してるry)
ティバーン(フオオオオオッ!!///////)\OPPAIダイーブ/
エリンシア\ポヨ〜ン/「きゃあ!/////」
ティバーン(……暫くこのまま寝たふりしとこ//////)\zzzZzzz/
エリンシア(は、恥ずかしい……でも、起こしてしまっては悪いですし……ど、どうしたら……)
ティバーン\スリスリ/(夢に見たエリンシアのマシュマロOPPAI枕……し、幸せってやつだぜ//////)

 

ミカヤ「ようやく、第1関門は突破ね………」
エリンシア「あぅ……その……///」
ミカヤ「この調子で、結ばれる様に頑張りなさい、今月も残り3分の2よ」
エリンシア「わ……解りました……」
ミカヤ「いっその事一度向こうで泊まって来たらどう?」
エリンシア「え!? それは……///」
ミカヤ「こっちの事は気にしなくて大丈夫よ、そろそろこれで覚悟を決めなさい」
エリンシア「は……はぃ………」