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Last-modified: 2017-09-10 (日) 22:26:37

ガロン「うむうむ、婿殿の所も順調に恋仲に進んでおる、目出度いことよのぉ」
マークス「し、しかし父上」
ガロン「なんじゃ、マークス」
マークス「そのロイ少年に……弟レオンもですが、何故複数の相手の一人でありながら認められるのか……
     やはり運命の相手というのは1対1であってこそ……」
ガロン「マークス、はっきり言って喪のお前にかの者達の思いを否定する資格があると思っているのか?」
マークス「ぐぅ! その……」
ガロン「儂からすれば、お主は運命の相手だ何だと言いながら常識に囚われすぎだと思うのだがなぁ」
マークス「そ、それは当然ではありませんか! 運命の相手とはやはり釣り合う相手と1対1で………」
ガロン「例え釣り合わず、非常識な相手であっても常識を乗り越えてでも一緒にいたい相手……
    それこそが運命の相手では無いか? マークス」
マークス「!!!!!」
ガロン「前々から思っておったがお前は運命うんぬんを言いながら常識でなければ駄目と……
    お前は出会ったらすんなり結ばれる相手でなければ運命の相手とは言えぬのか?」
マークス「い……いえ、運命の相手ならば困難を前にしても共に乗り越え……」
ガロン「それなら、そもそもの常識の壁すら乗り越えられなくてどうする?」
マークス「……………」
ガロン「あれを見てみよ」

 

ランド「しっかしあんたも物好きだよなぁ、こんなおっさん相手にまぁ」
オロチ「なんじゃ、妾相手では不満かえ?」
ランド「んなわけないさ、むしろあんたくらいの美人なら引く手数多だろうによ」
オロチ「くふふ、その通りじゃ……だがの、妾自身がお主と共にいたいと思ったから、こうして誘っておるのじゃよ」
ランド「こっちとしては光栄だよ、ならしっかり言うさ、ありがとうよ、それで、よろしくな、オロチ」
オロチ「うむ、こちらこそよろしゅう、ランド」

 

グレゴ「本当にいいのかい? 俺みたいなおっさんで……」
ユウギリ「ふふ、それを申し上げるならばわたくしとてもうおばさんですわ、それにこのような傷物では」
グレゴ「何言ってんだ、あんたは間違いなく綺麗だよ、それに元々傭兵、現警察官だ、顔に傷を持つ女なんざ見慣れてるさ。
    俺にとっては、気になるところなんざ無いね」
ユウギリ「ふふ、とても嬉しいですわ、思えば……面と向かってそんなことを言われるなんて、始めてですわね。
     戦場を駆けて、傷を負ってからずっと……」
グレゴ「そうかい、見る目のねぇ男たちだよなぁ。
    ならいいさ、そうしてそいつらがいらなかったんなら、俺が、あんたを貰うよ」
ユウギリ「ふふ……ありがとうございます……そんな情熱的に見られたなんて、始めてかもしれません、昂りますわぁ」
グレゴ「そうかい、なら、それにも応えるとしますかね」

 

エマ「ランドさん達、嬉しそうですねー」
シェイド「そうね、恋する思いって、本当に複雑で、とても興味深いわ」
エマ「シェイドさんはどうなんです? 神将さん達との方は」
シェイド「そうね……最近は、居心地が良いと感じてるわ、彼も、そして回りの皆も、暖かくて………貴女はどうなの?」
エマ「そうですねー、覇王さんも、サクラ様達他の皆さんも優しくて、素敵で……あの中にいるのも、いいかなって、思ってきてます」
シェイド「そう、ならそろそろ……」
エマ「私達も、腹を括りますか」

 

マークス「……………」
ガロン「どうだ?」
マークス「その……あの……」
ガロン「1人の相手を定める者も、複数の1人と知りつつも好きな思いを貫くもそれは本人の思い。
    それこそが運命の相手と結ばれた愛だとおもわぬか?」
マークス「は……はい……」
ガロン「常識を大事にするならそれでも構わん、だが、それがただ出会いを狭めているだけと知れ」
マークス「畏まりました」

 

セシリア「いたた……はあ……あのブートキャンプばりのハイキングで筋肉痛だわ……」(サスサス)

 

ロイ「う〜ん」
リリーナ「どうしたのロイ、考え込んで。」
ロイ「いやね、リリーナをお嫁さんにもらうとさ、ゴンザレスやオスティアのみんなの面倒も見ないといけないから……将来大きな家を建てるにはどうすればいいかなって思って。アイク兄さんに相談するべきかなあ?」
リリーナ「やあねロイったら!気が早いわよ!」
ロイ「そ、そうかな/////」

 

セシリア(はあ……教え子たちは着々と成長していっているというのに、醜態続きで私は一体何をやっているのかしら……)
マークス「セシリア先生ではないか。元気がないようだが、一体どうしたのだ?」
セシリア「筋肉痛が半分、女のときめきの悩みが半分ってとこですかね。」(フッ)
マークス「……そ、そうか……大事にな?」

 

マークス(スタスタ)「……」

 

マークス「うわあああああ!!私も恋のDOKIDOKIやKYUNKYUNが欲しいぞぉぉぉぉぉ!!」(泣)

 

ララム「ひらひら〜ひらひら〜」(フリフリ)
オージェつ|\ジ〜ッ/
ララム「む、視線を感じるわね。」(ピタッ)
オージェ「はあ……ララムのこと、前から気になるけど……俺なんかきっと相手にされないだろうし……ダメだよなあ……」(シュン)

 

ウォルト「……弓道部と道場が近いのでよく見かけるんですけど、最近剣道部のオージェ君がよくダンス部の練習場に行くんですよね。」
ロイ「ふーん、もしかしてオージェってララムさんのこと好きなのかな?」
ウォルト「えっ!?し、知りませんよ……」(ロ、ロイ様が恋愛感情に気付くようになった!?リリーナ様と付き合ったっていう噂は本当だったのか……)

 

リーフ「喪の仲間と言いつつあっさり離脱したロイってどうよ…しかもゆ、ユウギリさんやオロチさんまで…シェイドさんも風前の灯っぽい…
    フリーのおねいさんがどんどん少なくなっていくよおおおおお…まだチャンスがあるのはソニアさんとかギネヴィアさんとか…エーヴェルも独身だし…」
マリータ「おかん口説こうなんてうちが許さへんで?」
リーフ「そう毛嫌いしないでよお。試しに僕が君の義父だったらどうだろうってシュミレートしてみない?
    意外といい家庭になるかも知れないじゃん」
マリータ「…毎日鼻血噴いて前かがみになっとるおとん見ろ言うん?嫌に決まっとるわい」
ジェミー「いやがった!!!!こないだはよくもゲロ不味いきゅうり口に押し込みやがったな!」
リーフ「葉っぱ野菜は痩せた土地でも栽培できるいい野菜なんだけどなあ。それに今度のは瑞々しかったでしょ?
    ちょっと齧ると野菜の汁が口の中に噴き出して」
ジェミー「あんなねばっこくてイカ臭いのが口ん中にブチ撒けられたあたしの気持ちがわかるかー!」
マリータ「…当たり前のように他所のガッコきとっけど、あんた自分のガッコはええん?」
ジェミー「フケてきた。葉っぱシメとかねーと気が張れないし。食らって苦しめ電気あんま!」

 

注:電気あんま
ある意味蹴りより辛い対男子の地獄奥義
特攻と属性有利に天空まで発動したくらいの威力と言えばわかってもらえると思うが、
なお恐ろしいのは単発ではなく半拘束状態で延々と踏みつけられ続ける事である
詳しくは画像検索

 
 

リーフ「こ…この…ひと…で…な…し…」ピクピク
ジェミー「キャーッハハハハ♪ザマミロバーカ!すっきりしたー♪」
マリータ「…なんちゅう悲惨な光景や…」

 

ミカヤ「ジェミーって娘さあ〜もしかして、リーフのこと好きなんじゃないの?」
エリンシア「好きな子ほど虐めたくなる子っていますものね。」

 

ジェミー「な、なんかすっごい寒気がすんだけど……!?」

 

ジェミー「アタシはお兄様命だからそういうのやめて」
クラリーネ「無表情で言うのは怖いですわ…」
プリシラ「やはり逸材…」

 

リーフ「やめてよ!? 自家発電の時にジェミーを想像した事は一度も無いよ!」
ジェミー「鳥肌立つ事いうなぁぁぁ!?」
ティニー「一度くらいはアスベルさんあたりを想像した事も」
リーフ「無いから!」
マリータ「オカンの事は想像したらあかんて」
リーフ「有るから!」
マリータ「おっしゃシメたる」つ 流星剣
コノヒトデナシー