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Last-modified: 2017-09-13 (水) 22:42:25

リーフ「はあ〜、今日もジェミーにエルファイヤー持って追いかけ回されたり、ナンナ達にお仕置きされたりでちかれた〜」\ガラッ/
リーフ「ただいま〜って、あれ?」
シグルド「……」
ミカヤ「……」
エリンシア「……」
リーフ「シ、シグルド兄さん……久しぶりだね……ね、姉さん達まで揃って珍しいな〜……」
シグルド「リーフ、ここに座りなさい。」
リーフ「……え〜っと?」
シグルド「座りなさい。」(ギロッ)
リーフ「は、はいっ!」
シグルド「このような状態になっているのは、お前が一番よくわかっているとは思うが……」つ一学期の成績表
リーフ「あああああ……」(ガクガクブルブル)
シグルド「リーフ、お前は将来というものを真面目に考えたことがあるのか!?」(ダンッ!)
リーフ「ひいっ!?」

 

ミカヤ「……内申点は言わずもがな。」
エリンシア「……4大科目に加えて、副教科までもこの有様だったなんて……」
シグルド「これではトラキア高校の進学すら危うい……一体どうする気なんだね?」(ゴゴゴゴゴ)
リーフ「……あ……いや、そのう……」
シグルド「エリンシアも弁当屋を始めたし、この家の家計に関しては私は最近は関与していない。」
エリンシア「コクリ」
シグルド「だが、兄弟の高校までの学費に関しては、私は面倒を見ようと決めている!」
リーフ「……」
シグルド「リーフよ、お前はどうしたいのだ?真面目に勉学に励むか、地道に働くか……カムイのように企業したりと考えたことはあるのか?」
リーフ「……」

 

シグルド「見ての通り、私は大学まで出て商社に勤務している。」
シグルド「アイクとクロムは社会人となり働き、家庭を構えた。エリンシアはこの家を守ってくれている。……ミカヤによるともはや結婚まで秒読みだそうだが、それもお前が枷になっているせいで危ういとも聞いている……」
エリンシア「//////」
ミカヤ「エリンシアがあんたのせいで婚期逃したら、冗談抜きでぶち殺すからね。」(真顔)
シグルド「エイリークはルネスの大学まで内部進学を既に決めているし、エフラムは保育士の進路を希望している。ヘクトルは中退こそしたが職を見つけ、エリウッドは高校に通いながら一人暮らしを始めた。……進路は医学部コースを希望しているそうだ。」
リン「流石エリウッド、しっかりしてるわ。」
シグルド「…….リン、お前も他人のことを言えないぞ。今はレオン君のところでメイドをやっているが、アルバイトだろう?」
リン「うっ……痛いところをつくわね……」
シグルド「婿殿達に世話になるのか、それともきちんと職につくのか、進学するのかしっかり考えなさい。」
リン「……うう……」(シュン)

 

シグルド「マルスは成績優秀で模範生だ、このままアカネイア大学までの進学は固いだろう。」
マルス「スターロードとして、当然だね。」(フッ)
シグルド「アルムは畑を続けながら、ゆくゆくは農業高校に行き、農家として起業するつもりらしいし、セリカは神学校へ進むやもしれん。」
リーフ「セ、セリスは……」
シグルド「お前と違って成績が極めていい。高校進学は全く問題ない!」(クワッ)
リーフ「」
シグルド「ロイも成績は悪くはないし、将来の心配をする必要はないだろう。だが、お前はありとあらゆる面で心配なのだ!!」
リーフ「し、しーましぇん……」
ミカヤ「私たちもね、何も今すぐ放り出すような真似はしないわ。」
シグルド「そう、そんながけっぷちのお前にチャンスをやろうと思っている。」
リーフ「そ、そうですか……」
シグルド「今学期までに成績を上げ、せめてトラキア高校進学判定をAにしておくこと。」
ミカヤ「できない場合は、問答無用で家を出てもらうわ。」
リーフ「」
ミカヤ・シグルド「返事は?!」
リーフ「は、はいぃぃぃ!!!」

 

ルーテ「中学卒業したら、正式に葉力発電で就職しますか?
    就業時間が増える分、給金も増やしますよ」
アスレイ「そして発電量も増え、事業拡大ですね」
フォルデ「フリージ電力が噛み付いてきそうだけどな。
     エフラム様と神将さん呼んどくか?」

 

シグルド「すまんすまん、ヘクトルは休学扱いだったな」
ヘクトル「勝手に学校辞めさせられてるとか勘弁してくれよな!」
シグルド「だが、オズイン先生からの課題の提出が疎かになりかけているようだが……?」(ジロ)
ヘクトル「し、しーましぇーん!!」