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Last-modified: 2017-09-13 (水) 22:43:33

オーシン「こ、こ、こ…これは……」
タニア「や…やばくない?これ…」
アスベル「まさか…まさかここまで成績下がってたなんて…うちの中学って底辺寄りなのにその中ですらこれって…」
リーフ「あの、君らすら顔を引き攣らせるほどヤバいの?僕の通信簿?オーシンだって成績悪いじゃん。タニアだってそんなによくないじゃん」
オーシン「おう、俺勉強大嫌い。でも俺よりひどいだろ…これ…」
タニア「あたしだってたまには教科書開くよ…たまにだけど」
マリータ「これ、高校ヤバいやん…どないすんの?」
リーフ「し、進学がダメなら就職…とか?」
オーシン「そりゃお前は小器用で結構いろいろできるけどよ」
ミランダ「だからって中卒じゃ雇ってくれるとこ限られるわよ」
リーフ「が、学歴関係ない業界もあるじゃないか」
ロナン「職人とかいろいろあるけど…でもやってみたいことあるの?」
リーフ「いや、特に」
タニア「じゃダメじゃん」
ハルヴァン「そもそもなんでこんなに下がったんだ?半年くらい前はここまで酷くなかったろ。良くも無かったけど」
ロナン「周りがカプ増えたのに当てられて焦ってナンパに時間割くようになった結果、勉強する時間が無くなったとか」
リーフ「ううっ!」
マリータ「図星みたいやなあ」
カリン「そもそもあのナンパでどうしてうまくいくって思うのかしら…」
ナンナ「勉強しましょうよ。教えますから」
ティニー「私も美術教えますから」
リーフ「いや、それはいい。パス。ナンナもいいから。僕ん部屋に来るとか変な誤解されたら悪いしさ」
ナンナ(私はそれでもいいんですが)
マリータ(葉っぱのヤツ…気付いとらんわけやないんにどういうつもりや)
ジェミー「きゃーっはっはっは♪聞いたわよ!あんた受験ヤバイんだって?」
リーフ「いいから君、エレブ中にいなよ…あっちでも素行不良で問題児扱いって聞くけど」
ジェミー「あんたに言われたくねーし、それより邪魔してやる!高校浪人に追い込んでやるわー!」

 
 

リーフの部屋

 

リーフ「とか宣言してたけど何をするつもりなんだろう…たまには大人しく勉強しよう…教科書…あったあった。埃被ってたよ」
リーフ「まあ…僕は賢くもないけどバカでもないし、勉強さえすれば一応それなりには…」
リーフ「って、いっても巨乳の彼女がほしいよ…周りがイチャイチャばっかしてるから悶々するよ…」
リーフ「…自家発電してすっきりしてからにしよ…集中できないし…ハァハァ」
ジェミー「相変わらず人の多い家だし…どこがあんたの部屋かちょっと探したじゃんか」(ガチャ
ジェミー「宣言通り邪魔しに来てやったわ!教科書も道具も全部燃やし…うわ!?なにこの部屋!?エロ本ばっか!床に濡れたティッシュが転がしたまま…ふ、踏んじゃった!?イヤアアアアアアア!?」
リーフ「あのさあ。ノックくらいしてよ。僕、自家発電の真っ最中だったんだけど」
ジェミー「へ、変態!変態!変態!なんて粗末なもん晒してんのよ!」
リーフ「ここ僕の部屋。闖入してきた君が悪いんじゃないかな。この場合」
ジェミー「うるせー変態葉っぱ!今、叩きのめし…」
リーフ「あっ、急に走ったら…エロ本タワーや本棚が倒れ…」
ジェミー「んぎゃああああああああああ………」

 

死ーん…

 

リーフ「エロ本の山に埋まって静かになった…あくどいテロや僕を苛めたり悪い事ばっかりするから天罰がくだったんだね。
    うっ……自家発電も済んだし、勉強しよ。使ったティッシュはジェミーの方に投げとこ」

 

トラキア中成績番付予想
Sアスベル
Aナンナ・ミランダ
Bティニー(美術だけはトップ)・カリン
Cマリータ・ロナン・ハルヴァン・リーフ(半年前)
Dタニア・オーシン(双方体育はトップ)
Eリーフ(現在)

 

ミカヤ「正直学力がどうこうの話はあまりしたくないのよね…」
アイク「む…?あぁ、ずっと昔にあったな、ロイやセリス辺りに宿題教えてくれとせがまれて…」
ミカヤ「ちょ!やめてよ!!もう思い出したくないわあの大失態は!」

 

タニア「親父、勉強教えてよ」
ダグダ「ワシに学力期待するな。でもどういう風の吹き回しじゃ?」
タニア「…ちょっとね。あいつみたいになっちゃいけないなー、みたいな奴が近くにいてね」

 

オーシン「親父!勉強教えやがれ!」
オーシンの父「斧と一緒に公式も忘れるお前に覚えられるんかい!」

 

…リーフを反面教師に、トラキア中はちょっとだけ勉強するようになった…