リンダ「オーブからみる魔導書の開発と運用について……」
マルス「リンダがここのところ部屋に籠って熱心に何かしてるようだけど…どうしたの?」
マリーシア「研究みたいですよ。ほら、ガーネフが闇のオーブからマフーを作ったでしょう。なら他の4つのオーブからも何か作れるんじゃないかなって」
スー「ちょっとだけ見せてもらったけど何がなんだかさっぱりさっぱり」
シーダ「あまり根を詰め過ぎないよう言っているんですけど」
カチュア「光と星からはスターライトでしたよね。大地や命からは何か作れるんでしょうか?」
マリア「命っていうと葉っぱ君のゾンビぶりが思い出されちゃう…」
リンダ(ど、どうしよう…大地は植物に通じ、命は生命力に通じ…2つのオーブの力の多くがリーフ君と共通する事が…
あの子、どうして生まれつきそんな体質なのかしら…何百回自家発電しても尽きないはずだわ…キモイ…)
大地:ウォール(防御魔法、シールド・Mシールド以上の防御力を持つ)
生命:リザレクション(回復魔法、魔道士版女神の杖)
ルーテ「ふむ…………」
アスレイ「どうしましたか?」
ルーテ「オーブと葉っぱさんの相似点……言い換えれば、オーブは葉っぱさんの生命力を代替可能……つまり……」
ノール「オーブ×葉っぱですね分かります」
フォルデ「ちょっと黙ってろ」
ルーテ「リザイア君を、オーブからエネルギー抽出できるように改造すれば、永久機関の開発も夢ではありません」
アスレイ「おお!?」
ノール「なんと!?」
フォルデ「すまん。永久機関って何だ?」
ルーテ「ざっくり言えば、無限のエネルギーです。
早速、兄弟家の方々に、開発協力を打診してみましょう。
オーブが必要な以上、商品化は不可能ですが、技術開発だけでも充分な価値があります」
アスレイ「協力の対価は、開発した発電機の譲渡にすれば良いですね。
あちらは無料で電気使い放題、こちらは技術研究ができて、Win-Winです」
フォルデ「ついでに費用は研究の手間賃と材料費等だけ、ってか。
まー好きにしろよ、迷惑かけない範囲でな」
ルーテ「では行きますよ。まずはオーブの貸し出し交渉からです」
アスレイ「了解です」
ノール「器材の準備も万端です」
フォルデ「おー行ってらっしゃー……って、もういねーし……速いなあいつら……」