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Last-modified: 2018-03-12 (月) 20:31:47

クラリーネ「そう言えば、最近Hによる被害がないようですわ」
ティニー「えっと……リー……じゃなくて、Hでしたら受験が近い中成績の急下降が問題になり勉強に専念することになってしまいました」
プリシラ「フフフ……なんて不様な……これで奴に団員が減らされる事が無くなります。
      ですがジェミーさんも見ないような……」
ティニー「その……彼女も成績不振から勉強しなくちゃならないと連絡が……」
プリシラ「………」
クラリーネ「全く、不良娘が、AKJの恥さらしですわ」
プリシラ「ま、まぁ、彼女がいないのは残念ですがHがいないならチャンスです。
     厄介過ぎる奴がいない内に新たに同士を増やし非KINSINカップルを駆逐して私達の理想郷の為進撃を……」
ティニー「えーと……その前に何ですが……お2人のお兄様方からお手紙預かっています」
クラリーネ「まぁ! お兄様から!?」
プリシラ「ま、まさか、愛の告白!! 面と向かってじゃなく手紙だなんて、お兄様ったら奥ゆかしいお方………」

 
 

クラリーネへ

 

 学校のセシリア先生から連絡がありました。課外活動に専念しすぎ成績が落ち込んでいるようですね。
 このままでは希望であるエトルリア高校の進学が難しいそうです。
 もし志望校への進学が叶わない場合滑り止めとして同じエトルリア区域のエミリーヌ神学校へ進学して貰います。
 父上も母上も君の好きにすると良いと言ってくれてますがやはり2人が卒業した学校を出て欲しい願いがあると思います。君に思いが伝わることを切に願います。

 

クレイン

 
 

プリシラへ

 

 学校のハーケン先生より連絡があった。AKJ活動を重要視しすぎ成績が大きく落ちているそうだな。
 このままではお前の志望校であるベルン大学法学部は諦めた方が良いそうだ。
 我がコンウォル家は貴族だがそう裕福ではない、滑り止めの高い私学の学費をだすことは難しい。
 それを考えて、受験が駄目だった場合お前には政略で嫁いで貰うことになる、相手はラウス家のエリックだ。
 その点を、よく考えて行動して欲しい。

 

レイヴァン

 
 

クラリーネ「」
プリシラ「」
ティニー「会長、クラリーネさん?」
クラリーネ「そ、そんな、なんということ!!
      エミリーヌ神学校と言えば数ある宗教学校の中でも厳格として有名、おまけに全寮制、そんな事になったらお兄様とは殆んど会えなくなってしまう、AKJの活動も出来ません!!」
プリシラ「そ、そんな、数多の政治家を輩出したベルン大法学部に行けなかったら、今後の政界進出が、KINSIN法制定の野望が……
     それに結婚!? よりにもよってラウスのドラ息子!? ラウス家自体、資産は莫大ながら評判は悪くて当主がロリコンと噂が………」
ティニー「えーと……なんと言いますか……」
クラリーネ「会長、私は勉強の為暫く活動は休みます」
プリシラ「く……何でこんな事に……」
ティニー「取り敢えず今は勉強をがんばるしか無いですかね。
     私も高校は自由ですけど、大学はフリージ美大を推されているので」
プリシラ「わかりました、勉強の為AKJ活動は暫く休止します…… 
     こんな……酷いですわ……お兄様……」

 

クレイン「全く、妹達にも困ったものだよ。」
アーサー「……ティニーはよくわかんない位置だけれどね……」
レイヴァン「ふう、これで暫くは大人しくなるな……だが、この静寂は恐らくだが一時的な仮初にすぎん……」
クレイン「……もし、神回避率と幸運を誇るクラリーネがエトルリア大まで行って魔道コースを極めてしまったら……」(ガクガク)
レイヴァン「万が一、大学を無事卒業し政治家になって活動を本格化したりでもしたら……」(ブルブル)
アーサー(……プロ作家になると印税で儲かるのかなー、でも僕をネタにするのはやめてほしいなー……)

 

リーフ「へっきし!イッキシ!へーっくそい!」(ベブブッ!)
マルス「なんだよもう汚いなあ!」
リーフ「いやあ、僕がとてつもなくHOTな話題になっている気がしてさ。」(ズズー)
エリンシア「リーフちゃん、最近急に涼しくなったんですから、パンツ一枚で寝てたりしたらダメよ?」
リーフ「ふう、いっそ風邪でも引いて美人なおねいさん達に看病三昧を……」
マルス「いいからさっさと問題を解きなさいよ!計算遅いよなにやってんの!」(バン!)
リーフ「風邪を引けば勉強から解放……」
ロイ「リーフ兄さんは家じゃ一番頑丈なんだから風邪は引けないよ。」(真顔)
マルス「そうそう、なんたらは風邪をひかないってね。」
リーフ「なんだよなんだよ、みんなして僕を馬鹿にしてさ……」
マルス「前にも言ったように君はやればできる子なんだから、頑張んなさいよ。」
ミカヤ「そうそう。」(AKJの活動が静かな今がチャンスなんだからね!)
エリンシア(でもなんだか胸騒ぎがしますわね、また何か事件が起きそうな……嫌だわ、ティバーン様とお出かけする約束をしたのに……)