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Last-modified: 2017-08-08 (火) 21:26:21

エリンシア「子供にKINNIKUを、あるいはKINNIKU愛を求めるか……。
      難しい問題ですわねぇ……。もしも自発的に進んでくれるなら、全力で応援いたしますけれど……」
リリーナ「私は、男の子でも女の子でも、逞しいKINNIKUに育ってほしいけど……」
デジェル「それが子供の将来を狭めるかも、ってことよね?」
エリンシア「その通りですわ。
      英才教育をするにしても、1歩間違えば洗脳になってしまいますもの。
      大切な我が子に、そんなこと絶対にできませんわ」
リリーナ「…………そっか……そうよね……」
エリンシア「自らKINNIKUを鍛えたいなら、最高効率のトレーニングプランを組み上げますし、いくらでも食事を用意いたします。
      KINNIKUを愛でたいと思い立ってくれれば、ベルン署のお世話にならない極意だって伝授しますわ」
デジェル「ちょ、後半部分!?」
リリーナ「それ私も知りたいわね」
リーフ「僕もそれ知りたiコノヒトデナシー
エリンシア「ですが、どちらにせよ、それはその子が自分から目覚めた時のこと。
      それまでは、ついそちらの道へ誘導してしまうこともないように、自制しないといけませんわね」
デジェル「1番大切なのは、本人の意志、か。……なるほど」
リリーナ「さすがだわ、姉様……。
     ……ところで、デジェル。ちょっと気になったんだけど」
デジェル「え、何かあった?」
リリーナ「すごく真面目に子育て談義していたけど、少し前までの貴女なら、自分の恋愛とか興味なしだったのにな、って」
デジェル「あ」
エリンシア「あら、そういえば」
デジェル「あ、あー、えーと、うん、その、えっと」
リリーナ「もーしーかーしーてー?」
エリンシア「気になる男性ができましたの?」
デジェル「!? ……も、黙秘権を……!」
リリーナ「ふっふっふっふっふ」
エリンシア「うふふふふふ」

 
 

その後、デジェルが離脱成功したか否かはーーーー

 

デジェル「逃げられなかった……」
リリーナ「流石にアーマーがペガサスや魔道士から逃げるのは無理じゃないかしら、それにしてもねぇ……」
エリンシア「あらあらまあまあ、デジェルちゃんがジェロームちゃんになんて、早くも可愛い義姪が出来そうで嬉しいですわ」
デジェル「そ、その、まだ気になってると言うだけで……」
リリーナ「それにしてもアイクさんの息子さんかぁ、流石に盲点だったわ、おまけにラスボス格のガロンさんの指導を受けているなら、間違いなく素晴らしいKINNIKUの育ち具合をしてるわ」
デジェル「ぅ……その、確かに最初にKINNIKUに目が言ったけど、それだけじゃなくて……///
     それに、まだ解らない……ノワールも、ジェロームが好きみたいだから」
エリンシア「あらあら、アイク譲りのフラグメイカー振りの様ですわねぇ」
リリーナ「デジェルはその娘の事をどう思ってるの?」
デジェル「えっと……ノワールは、大切な、友達よ、例え同じ相手が好きでも喧嘩はしたくない……」
エリンシア「それなら、いっその事2人とも、もありではありません?」
リリーナ「そうね、デジェルが悪くないなら、2人揃って恋人にしてもらうのも良いと思うわ」
デジェル「そ……その、そんな、いきなり……//////」
エリンシア「あらあら真っ赤になって……と、わたくし達も急ぎすぎましたわね」
リリーナ「そうね、まだ好きになった段階ですから、これからゆっくりと関係を進めればいいですから。
     デジェル、ごめんなさい、いろいろ言い過ぎたわ」
エリンシア「わたくしも、ごめんなさいね」
デジェル「い、いいえ、2人が、私の事を思ってくれて、嬉しかった」
リリーナ「私達にとって貴女は大切な、友達だもの、貴女の恋が実るように、応援しているわ」
エリンシア「わたくしもです、頑張って下さいね」
デジェル「あ、ありがとう……」