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Last-modified: 2017-08-07 (月) 11:17:30

縁側

 

サラ「はあ、相変わらず暑いわね……」
エフラム「その割には膝の上から動かないようだが」
サラ「あら、そんなにわたしから離れたいだなんて……、酷いわ兄様」
エフラム「そうはいっていない。前にも言ったが、間違っても離すものか」
サラ「……もう、本当にあの時から変わっていないんだから。
   何度だって、わたしに向き合って……」
エフラム「いきなり懐かしい話になったな。確かに、思えば長い付き合いになったものだ。
     こうして結婚もしたからな」
サラ「そうね。あれからずっと、わたしは兄様のことが好きよ。
   重婚してでも、わたしたちを幸せにしてくれるって約束してくれたもの」
エフラム「そこまで言われると気恥ずかしいものがある。
     だが、今の俺がここに居るのも皆のお蔭で、本来なら不誠実な男だ。
     これからも、夫として恥じない男を目指すさ」
サラ「やっぱり真面目ね。あ……、そういえば思い出したわ。
   兄様主演で『仮面ライダーディケイドゥン』のスピンオフ前日譚『仮面ライダー覇王』の制作が決定したの」
エフラム「いや、いきなりだな。詳細は後日というところか」
サラ「ふふ、いつまでも応援しているわ……兄様」

 

サラ「………」
エフラム「どうした?」
サラ「なんか…兄様と密着してたらもっと可愛がられたくなっちゃった…ダメ?」
エフラム「…いや、俺もお前が可愛いことをいうから同じことを考えていた」
サラ「もう…兄様のけだもの」

 

ソフィーヤ「抱っこされていっちゃいましたね…」
ファ「いいなあ、ファもして欲しいー」
ベロア「今頃べろちゅーされながら触られて脱がされてる頃でしょうか」
キヌ「や、やめなって、わかるけど」
ミルラ「まあ、たまたま二人きりのときくらいはそっとしておくのです」
チキ「ミルラとサラと付き合い長いからね…」
サクラ「はあ…きっと今頃兄様に吸われたりご奉仕したり…」
カザハナ「ち、ちょっとサクラ落ち着いて」
ミタマ「まあ、別に焦らなくてもよろしいですわ」
セツナ「今は譲って…夜まで待てばいい」
ノノ「今ごろお兄ちゃんにしがみついて思いっきり愛され…」
ンン「だからやめるのです」