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Last-modified: 2017-08-10 (木) 22:41:12

ノワール「わわわわわた、わた、わたた、私……! ビキニ姿、で……! ジェロームにしがみついて……! む、胸を、押し、ししし、押し付け、て……!/////
     昨日は、倒れそうだったのを助けてもらったところだったし、優しく自然にされて、そのまま受け入れていたけど……!/////
     改めて思い出すと……! ぅゎぁぁぁぁぁぁ……!/////
     腕が……!//// 胸板が……!//// 腹筋がぁ……!!/////」

 
 

ルフレ♂「ノワールは、朝食にも来ずにどうしたんだろう?」
サーリャ「布団にくるまって、ゴロゴロと転がっていたわね……」
マーク♀「きっと、昨日ジェロームと長時間抱き合ったことが、一夜明けて急に恥ずかしくなったんじゃないですか?」
サーリャ「あら……」
ルフレ♂「ちょっと外出してくる」
マーク♀「どこ行く気ですか父さん」
ルフレ♂「いや、ジェロームに、うちの娘を幸せにするつもりがあるか、確かめに、ね」
サーリャ「待って……。相手は、神将とセルジュの子で、白暗夜当主の教えを受けた男よ……。もっとしっかり準備しないと……」
ルフレ♂「ははははは。少し『挨拶』するだけだから、大丈夫だよ」
マーク♀「うーん……それ以前に、『今の私では、彼女を守れるほど強くない』とか答えられると思いますよ?」
ルフレ♂「そうなのかい?」
マーク♀「はい! 間違いありません! 今日のマークちゃんは冴えてますよ!
     きっと今頃は読者にも、『流石はマークちゃんです』『天才』『カワイイ』と絶賛されています!」
サーリャ「それはないわね……」
ルフレ♂「そもそも、読者って……。まあいいか。
     つまり、彼自身が納得する強さになるまで、聞くだけ無駄ってことだね」
マーク♀「その通りです!」
ルフレ♂「そうか……なら、ノワールの気持ちを確かめるのが先か」
サーリャ「待って……」
ルフレ♂「今度はなんだい?」
サーリャ「…………もう少し経ってから、私が様子を見に行くわ」
ルフレ♂「? どういう意味かな?」
サーリャ「……母親の方が、万が一見られた場合の、傷が浅いから……」
ルフレ♂「傷?」
マーク♀「あー、なるほど……。
     父さん忠告します。母さんの言う通りにしてください。
     これ以上は、質問するだけでもセクハラですよ」
サーリャ「そういうことよ……」
ルフレ♂「なにその怖すぎるルール」

 
 

サーリャ(好きな男に抱き締められて、その時のことを思い出して悶えていたなら……。
     少しだけでも落ち着いた時に、ナニをしてしまうかなんて、決まっているものね……)
マーク♀「ノワール姉さんってば、夏なのに春ですかねー、真っ盛りですねー、カッコ意味深カッコ閉じ」