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Last-modified: 2017-09-22 (金) 20:10:15

ゲイル「最近は割りと落ち着いているな」
ツァイス「? 落ち着いているって、連日事件起きてますよね」
ミレディ「そういう事じゃないわツァイス、確かに政治や丸暴絡みの事件はあるけど、町の1、2を争う手を焼かせる連中は静かでしょ」
ツァイス「あ、それは……」
ゲイル「葉っぱ、そしてAKJ過激派、この2組がおとなしいお陰で大きな騒動は収まってる」
エレン「そうですね、でも突然どうしたのでしょう?」
ツァイス「ああ、これジードから聞いた話なんですが、何でもどちらも受験で志望校進学がヤバいらしくて、勉強に専念してるらしいですよ」
エレン「それは……何と言いますか……」
ミレディ「受験で活動停止するテロ組織というのも、何とも言えないわね」

 

ツァイス「しかしこう言う時にいうのもなんですが」
ミレディ「何?」
ツァイス「厄介な連中が落ち着いてる今のうちに、姉さん達もそろそろ結婚したらどうです? 付き合いも大分長いんだし」
ミレディ「な!?//////」
ゲイル「お前……いきなり何を!」
ツァイス「いや、だって受験シーズン限定の落ち着きなら、その内戻って来るわけですし、あいつらの対応しながらだと中々難しいでしょう」
ミレディ「でも……その……」
エレン「でも、向こうのイーリス署では結婚ブームだそうで、私の知る限りでは、確か5組位結婚してるそうですよ」
ミレディ「そんなに!?」
ゲイル「何とか言うか……」
ツァイス「それに、これは噂ですけど、うちの署長、向こうのエメリナ署長と良い仲だそうですよ。
     方針の違いから口論も多いけど、実際お互いを認めていて見る人が見れば『喧嘩するほど……』って奴らしいです」
ミレディ「ひょっとして、ここ最近イーリスとの協同捜査が多いのって……」
エレン「事情を知る人からはその辺り関係あるんじゃないかって言われてます」

 

ミレディ「そ……それなら、私達も……ゲイルは、どうかしら?」
ゲイル「俺は……お前となら……その、いいんだな、ミレディ」
ミレディ「ええ、ゲイル……」
ラガルト「あー、良いところわるいんだか、少し邪魔するぜ」
4人『!!!!!』
ツァイス「ラガルト、何でこんなときに来るんだよ!!」
ラガルト「いや、すまねぇ、入れねぇ雰囲気とは解っちゃいたんだが、奴さんが遂に尻尾出したんで、証拠と情報持ってきたんだ」
ゲイル「……見せてくれ」

 

ゲイル「……………」
ツァイス「なにがあったんです?」
ゲイル「ナーシェン警視が最近怪しかったから探らせてたんだが、やらかしてくれた。
   プリシラに接触して賄賂を貰い、ベルン大学に裏口入学させようと動いているようだ。
    見返りに将来政界に進んでから、様々な便宜を貰うことになっているらしい」
ミレディ「なんて事……」
ゲイル「証拠の写真も出揃ってる、早速逮捕に行くぞ」
ツァイス「了解です!!」
ミレディ「やれやれ、最大級の問題児達はいなくても、厄介事は多いわね」
ゲイル「そうだな、『浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ』……か」
ツァイス「なんですそれ?」
ゲイル「白夜の古い歌だ、有名な大盗賊の処刑間際の歌らしい
   『自分を処刑し砂浜の砂が無くなる程長い時が経とうと悪人が無くなることは無い』
    と言う意味だそうだ」
ミレディ「確かにそうね、誰か捕まえても、また別の人間が悪事を働く、確かにキリがないわ」
ツァイス「でも、だからこそ俺達が頑張るんでしょう、そんな悪人から人々を守るために」
ゲイル「そうだな、それじゃあ、出動だ!」
2人『了解!!』
エレン「あの、私は署長達に知らせてきます」
ツァイス「よろしくお願いいたします」

 

 その後、署長達と協力しプリシラとナーシェンは逮捕にされた。逮捕された彼がボロボロだったのは抵抗した故に………だろう、きっと、多分、メイビー………
 特にナーシェンは多くの余罪が判明したことにより2階級降格で警部補に、更に1ヶ月の停職、6ヶ月の減給と厳罰が下った挙げ句トラキア派出所への勤務を命じられた。

 

『』内参考「石川五右衛門辞世の句」

 

ガロン  「白暗夜高校に、剣術の推薦枠を設けたが、何の違法性も無い。
      ちなみに、推薦の面接官は我々夫婦3人だ」
ミコト  「これでリンちゃんも安心、一緒の学校に通えてレオン君も幸せですね♪」
シェンメイ「完全に私情じゃない……」

 

ナーシェン「おのれぇ〜……ゲイルめぇぇ!いつか必ず復讐してやる〜……!!」\メラメラ/
ディーン「….…なんか変な人来ちゃった……」(しくしく)
リアノン「ナーシェンさん、一応あなたはここでは警部補なんですから仕事はきちんとしてもらいますよ。」
ナーシェン「….…ぐぬぬ……この私が!こ、小娘にこき使われるなんてぇ〜……!」