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Last-modified: 2017-09-17 (日) 22:27:23

ティアモ「クロムさまぁ………シクシクシクシク」
エイリーク「ティアモさん……今は泣いてください、私しかここにはいませんから」
ティアモ「何故あの人と……私じゃ駄目だったんですか? やっぱり貧乳では駄目なのですかぁ?」
エイリーク「……………」ナデナデ
ティアモ「エイリークさん?」
エイリーク「あ、ごめんなさい、昔私が泣いてたらエフラム兄上が撫でてくれたのを思い出して、嫌でしたか?」
ティアモ「いえ、その……気持ち良かったです………///」
エイリーク「それなら良かったです」
ティアモ「ありがとうございます、エイリークさん」
エイリーク「ティアモさん……クロム兄上は、確かにリーフ程ではありませんが、憎たらしい程の巨乳好きです。
      確かに、ルフレ義姉上を選ばれたのは、それが一因であると思います」
ティアモ「そう……ですよね」
エイリーク「でも……多分私の考えですが、たとえルフレ義姉上が貧乳でも、義姉上を選ばれたと思います」
ティアモ「え………?」
エイリーク「あの頃兄上の回りには、義姉上の他にも、スミアさんやオリヴィエさんなど、巨乳で魅力的な女性がいました。
      そして、スミアさんのように、少なからず兄上に好意を持っている様子があったんです」
ティアモ「そう……いえば……」
エイリーク「義姉上との恋路は呪いによるものもありトラブル満載だったのに、兄上はその愛を最後まで貫きました」
ティアモ「そっか……私、最初から眼中に無かったんですね……あの人にとって……私なんて……」
エイリーク「ティアモさん、確かに兄上はティアモさんを選びませんでした。
      ですが貴女を気にかけなかった訳ではありません」
ティアモ「え?」
エイリーク「これは義姉上からの又聞きになりますが
、結婚した頃、義姉上に話したそうです。
      ティアモさんが自分に好意をもっていたことは嬉しい、他の兄弟達の様に複数という方法もあるが自分はシグルド兄上の様に1人に愛を貫きたいと。
      自分から離れて、もっと良い相手と巡りあって欲しいと……」
ティアモ「……そんな……クロム様……クロム様……」

 

 クロムの想いを知り涙を流すティアモを、エイリークは頭を撫でながら見守っていた。

 

ティアモ「ごめんなさい、私の方が年上なのに、貴女に恥ずかしい所を見せてしまって」
エイリーク「気にしないでください、私達、年代は違っても友人じゃないですか」
ティアモ「そうね……いい人、か……私に現れるかしら?」
エイリーク「ええ、ティアモさんは優秀で、素敵な人じゃないですか。
      それに、世の中には胸の大きさなんて気にしない人は沢山います」
ティアモ「……そうね、あなたのお兄さんとか、恋人とかかしら?」
エイリーク「ええ、リオンは胸など関係なく、私だからと愛してくれます。
      アイク兄上やエフラム兄上も、胸に関係なく自身を愛してくれる人に相応に愛を返す度量の大きい人達です」
ティアモ「ふふ、そうね、貴女のお陰で、元気が出たわ、ありがとう、エイリークさん」
エイリーク「どういたしまして」

 
 

リオン「エイリーク」
エイリーク「リオン、ラーチェルとターナも」
ラーチェル「歓談中失礼しますわ、お茶が入りましたのでご一緒しようかと思いましたの」
ターナ「家から美味しいお菓子も送って貰ったの、一緒に食べましょ、そちらの方も」
ティアモ「え? 私は……」
ラーチェル「エイリークのお友達なのでしょう? なら私も、仲良くしたいですわ」
リオン「そうですね、それに、元気が無いときは無理に1人で過ごすより、みんなでいた方が良いと僕は思いますよ」
ターナ「ごめんなさい、貴女のお話、聞こえてたの、だから、私達とどうかしら?」
ティアモ「えーと……良いのですか?」
エイリーク「私は嬉しいですよ、歓迎します」
ティアモ「そ、それじゃあ、私も……」

 

 それから5人でお茶会をしつつ過ごした。
 失恋で沈む自分を4人は励ましたり、会話してくれた事で、いつの間にか暖かく心地の良い雰囲気をこれからも感じたいという欲求が生まれていた。

 

セレナ「髪が銀っぽい紫色になったんだけど……母さん、誰を選んだのかしら?」
カミラ「あら? 今日は髪を染めていないのね」
セレナ改めルーナ「カ、カミラ様!? すみません! すぐに染め直してきます!」
カミラ「大丈夫よ、素敵な髪だわ。
    せっかくだし、その色に似合う服やアクセサリーを試してみましょうか」
ベルカ「たまにはルーナも着せ替え人形にされるべき。そうすべき」
ルーナ「ちょ、え、いやその、待ってーー」

 

言うまでもなく、着替えだけで終わるはずもなく

 

リーフ「カミラさんとルーナが愛し合ってると聞いて覗…」
ベルカ「かせるとでも思ったか。死ね」
コノヒトデナシー

 

ヘザー「…だめねぇ…ほんと…あそこまで堕ちたら…」
ラドネイ(女リーフって言われてたのがよっぽど不本意だったのね。それで行動改めた…と
      それでも時々はっちゃけるけど…まあ嫌いじゃない…かな)