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Last-modified: 2017-09-24 (日) 23:01:14

シグルーン「普段は抑えているアイク様が解放されたら色々と凄そうですわね」
サナキ「…まあ、身をもって知っておるからの」
シグルーン「ちなみに私は解放されたアイク様に最初から押し倒されるのもじっくり触られてからでもどちらでも大丈夫ですわ」
サナキ「聞いとらんぞ」
シグルーン「サナキ様はアイク様に自分からお願いするくらい高まるまでたっぷりされるのが好きでしたわね」
サナキ「や、やめい!」
シグルーン「あとレテ様はすぐ反応してしまうので焦らされるより最初から激しいのがお好みだったかと」
レテ「と、唐突に標的にするのはやめろ!」

 

青空に広がる石鹸と日の匂い。大家族の洗濯物を毎日洗濯するのは、エリンシアの日課だ。
エリンシア「ふう、みんな毎日元気なおかげで洗い物が大変ですね。」
手際よくシーツをより分けて干していくと、ふと一枚のシャツが目にとまる。それは年が一番近い、弟のもの。
エリンシア「….…」
何を思ったのか、エリンシアは手にしたシャツを優しく抱きしめる。まるで実にその場に彼がいるかのように。
広がる香りは、少し大人になった少年の匂いがした。
心臓が高鳴り、顔に紅が差す。
……弟なのに、と自制の鐘が鳴り響くのをエリンシアは疎ましく思う。いっそ、別の屋根の下に暮らしていたら……
そう思い、顔を上げるとそこには想っていた人が立っていた。慌ててシャツを干して取り繕おうとするが、腕を掴まれ動けない。
アイク「……何をしていたんだ、エリンシア。」
姉であるはずの女性が自分の所有物を腕に抱きながら顔を赤らめて想いに耽っている様を見て、アイクは察してしまった。
普段、彼女が自分に向けている視線の意味を。
エリンシア「……なんでも……あっ……」
逃れようとする目の前の女性を、逃すまいと腕に閉じ込める。琥珀の色をした瞳が、己の翡翠色の瞳を捉えて離さない。
エリンシアとアイクの時はそのまま止まってしまいそうだった。……少なくとも、二人の間だけは……

 

シグルド「KINSHINは許さ(ry」

 

またクロムが発狂しそうなネタが来たもんだ…。

 

マーク♀「いいぞもっとやれですよー!」

 

そのまま糖蜜のような感覚に埋もれてしまいそうになるも、理性を総動員させて抱きしめられた腕をさっと振り払う。
そうして、アイクの腕から抜け出したエリンシアは赤らめた顔で洗濯籠を持って家に逃げ込んだ。
アイクが庭に出た後に、慌てて駆け込んできたエリンシアをミカヤが怪訝そうな顔でこちらを見ていたが、エリンシアにそれを確認する余裕などなかった。
夜。皆が寝静まった後……エリンシアは一人眠れずに天井を眺めていた。
弟であるはずの、男のことが気になって眠れない。
アイクのことが気になるのはきっと、KINNIKUだとかそういうものではない。それならばエフラムやクロムだって、それなりの肉体美を持っている。ヘクトルはもっと逞しい。
アイクはいつもそばに居て、自分を励ましてくれた。それは、エリンシアだからこそアイクが送る言葉と行為であり、姉弟だからという枠を越えたもの。エリンシアは少なくともそう感じていた。
いつしか、同じように自分を励ましてくれた鷹の男の腕の中で感じた胸の高鳴りはきっと、アイクをどこかで欲していたからではないだろうか。
もしかしたら、自分と彼は前世ではそういう仲だったのかもしれない。だから、今こうして一つ屋根の下で暮らしているのかも……
だとしたら、残酷な仕打ちだ。それならばいっそ、離れ離れで暮らしていれば良かった。それならばいつか出会い、結ばれることもあったのに……
ふと、起き上がったエリンシアの足はアイクの部屋に向かっていた。
寝息を立ててすっかり気を許している彼の姿と安らかな顔に、エリンシアの胸は昼間のように高鳴る。
このまま、胸の高鳴りのままに……
エリンシアは禁断の扉を開けてしまった。桜色の唇が、寝息を立てる口元に迫る……それはきっと、罪の果実よりも甘い味がするのだろうから……

 

シグルド「KINSHINは許さんZOOO!!」
クロム「NE-SAN-HA!ORENO-MONOOOO!!」

 

サーリャ「私からルフレ♀を奪っておいて、実姉のほうが大事ですって?!」(リザイア<●><●>

 

クロム「ぐおっ!? そんなことは言ってない!!」

 

ルフレ♂「サーリャ…君の夫は僕なんだけどね…」
マーク♀「やばいですよー。父さんの影が薄くなっちゃいますよー」
プリシラ「どうしてそこで行かないのです!?」