アーダン「〜〜〜♪」
アレク「なんだあいつ、すげぇ機嫌よく仕事してる」
ノイッシュ「なんかいい事でもあったのかな」
シグルド「私にはわかる。きっとセシリア君との仲が上手く行ってるんだろう。ラケシスと付き合い始めた頃の私がああだったからな」
アルヴィス「君たち。油売ってないで仕事したまえ。最近アーダン君の成績が上向いてる。同期に差を付けられていいのかね?
シグルド君は追い越されてアーダン課長に使われる側になるかも知れないぞ?」
シグルド「う…し、仕事仕事!」
ノイッシュ「もともとバリバリのキャリアな人だけど、そういうアルヴィス部長もさらに実績増してるんだよな…」(ヒソヒソ)
アレク「シグルド係長と長年の争いに勝ってディアドラさんと結婚したし次期社長の座は確実だから…あの人、出世するほど器を広げるタイプだし」(ヒソヒソ)
ノイッシュ「それだけじゃなくてアイーダ課長も嫁にするつもりだとか」(ヒソヒソ)
アレク「…重婚気にしない人が増えたってほんとだな…社長令嬢と超キャリアの部下を身内にって、もう不動の重役間違いないんだなあ」(ヒソヒソ)
アーダン「おーっし、まとまったぞ!部長!例の件契約取れそうっす。お客さんと約束あるんで行ってきます。今日はそのまま直帰でいいですか?資料作っときましたんで」
アルヴィス「ああ、かまわないとも。いい仕事をしてるようで結構だ」
アーダン「契約取れたっと。これ、ボーナスの査定にもかかるぜ。よーっしよし、
セシリア先生飲みに誘おう。今日は俺の奢りで。そろそろ向こうも仕事終わる頃かな?」(ガッシャガッシャ)
セシリア「夜の学校って人気が無くって不気味よね…まあ今更だけど…カギ閉めて帰りましょうか。
……帰り際にグラウンド通ると…学生時代の体育が楽しかったの思い出すわ…あら?
…ブルマと体操着が落ちてる。誰の落とし物かしら」
セシリア「……こないだジェミーさんが私の事をオバサンだなんてほざきくさりやがったけど(ギリィッ)
ま、まだいけるわよね。高校生でも通じるわよね。だ、誰も見てないし、ちょっとだけちょっとだけ」
そう言ってセシリア先生はつい着替えてしまった!
胸はぱつんぱつん、ブルマの尻はむちむち、ちょっと裾が足りなくっておへそが見えている!
やらかしてしまったらなんか気持ちも若返る!
セシリア「学生時代を思い出して…アンカー!バトンをターッチ!フレーフレーセ・シ・リ・ア!」
なんて一人でグラウンドを走ってみたりしてたら…
アーダン「いけねぇ。先に連絡入れとかねーと都合あるかも知れないな。俺ってば抜けてるぜ」
校門前まで来たアーダンは携帯を取り出し…取りだしてたら門越しにグラウンド走る人物と目があった。
セシリア「……あ」
アーダン「………え?」
二人の間に気まずい沈黙が流れる。
…しばらくの時が流れ…
アーダン「こ、こんばんは…月が綺麗ですね…」
彼は何を言っていいかわからなくって、というかちょっと引いていて…見てはいけない気がして目線を逸らした先にあった月を見て、
とにかく無難な話題を投げた。
…何気ない一言だけど、あまり文学に親しまなかった彼が知らず、そして教師であるセシリアには知っている意味合いがあり…
セシリア「え…え…えええ?………本気……なの?」
アーダン「…ん?……う、うん…綺麗だし」
少しの時があり……
セシリア「死んでも可いわ……」
彼女にだけ意味の通じる、そして彼にはわからない返し。
少し混乱するアーダンの分厚い胸板にセシリア先生は飛び込むのでした。
オマケ
エマ「また…また負けたぁぁ…」
ユズ「エマの差し口は何がしたいのか全部正直に見えてしまう。カードだけじゃなくって将棋やチェスやボードゲームもな…」