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Last-modified: 2017-09-24 (日) 23:13:37

デジェル、ごめん、KINNIKUネタしか浮かばなくて出番作れませんでした

 
 

ノワール 「お、おおおお、お、おお……」
ジェローム「落ち着け、どうした?」
ノワール 「お疲れさま! ジェローム! クッキー大変ね! 訓練焼いてみたから食べて!」
ジェローム「訓練は自分からやっていることで、大変ではない。
      クッキーを焼いたなら、いただこう。茶の用意をするから、少し待て」
ノワール 「え、えと、おかまいなく……」
ジェローム「私もこれから休憩しようと思っていた。もし時間があれば付き合ってくれ」
ノワール 「付き合って……! は、はい、喜ん、で……!」
シンシア 「テンパったノワールをフォローしつつ、自然に椅子を勧める……うーん、まさにヒーロー……」
ジェローム「勝手に来て勝手に座るな」
シンシア 「おじゃまします!」
ジェローム「…………分かった、お前の分の茶も出すから、大人しく待っていろ」
シンシア 「ありがと! ジェロームのそういうところ大好き!」
ノワール 「っ!?!」
ジェローム「……はぁ……人の気も知らずに、お前は……」

 

ノワール 「シ、シンシア……! 不意打ちなんてズル……じゃなくて……よく恥ずかしがらずにあんな……」
シンシア 「ぅぁぁぁー……勢いに任せて大好きなんて言っちゃったぁー……あたし変だって思われたかな? タイミング変だったかな?
      しかもスルーされるし……どぉしよぉー……今さら否定するのも何だし……好きなのは本当だし……ぁぁぁぁー」
ノワール 「…………シンシア?」
シンシア 「へ? あ、ごめんごめんノワール! どうしたの?」
ノワール 「ううん……シンシアはすごいね……」
シンシア 「そう? ふふーん、これでもヒーロー目指してるからね!」
ノワール 「そうだね……かっこいいよ……」
シンシア 「ありがと! ノワールのことも大好きだよ!」
ノワール 「ジェロームに対してのとは違う、友達として?」
シンシア 「はぅっ!?!」

 

ジェローム「茶を持って来た。……どうした、顔が赤いぞ、シンシア?」
シンシア 「何でもない! ほんと、何でもないから!」
ジェローム「そうか? ないとは思うが、体調が悪いなら言え。家まで送ろう」
シンシア 「ないとは思うって、どういう意味?」
ジェローム「昔から風邪もひかないだろう、お前は」
シンシア 「うん!」
ジェローム「そういうところだ」
ノワール 「…………仲が良いなぁ……」

 

ジェローム「このクッキー、美味いな」
シンシア 「うんうん! スッゴくおいしい!」
ジェローム「お前は少しくらい遠慮しろ」
ノワール 「あの……たくさん、作ってきたから、大丈夫よ……」
ジェローム「そうか。すまないな、礼を言う」
シンシア 「あ、ハート型!」
ノワール 「うそ!? 今回は持って来なかったはずなのに!?」
シンシア 「はいジェローム! あげる!」
ジェローム「? クッキーは他にもあるぞ?」
シンシア 「いいから食べる!」
ジェローム「もがっ!?」
ノワール (あああジェロームが私のハートのクッキー食べてるっ!?!?)
シンシア 「おいしい?」
ジェローム「いや、美味いが」
シンシア 「ならよし!」
ジェローム「何なんだいったい……」

 

        クッキーの ハート忍ばす 母の愛

 

サーリャ 「………………頑張りなさい」