縁側
エフラム「…………」
イドゥン「…………」
エフラム「イドゥン……何か用か?」
イドゥン「……よく、分かりましたね……瞑想していたのに」
エフラム「気配で分かるさ。それに、イドゥンに見つめられるのは慣れている」
イドゥン「……ふふっ……覚えていてくださったんですね。
……なぜ、瞑想していたんですか?」
エフラム「最近、独占欲に負けているような気がしてな。
度が過ぎると悪影響だから、精神を鍛え直していた」
イドゥン「……そうですか……私は、今のままでもいいと思います。
愛の形は色々ですから」
エフラム「そうは言っても、これから保育士になるものとして子供たちの模範にならねばな」
イドゥン「では……私もお手伝いします。保育士を目指す者として。
……ふつつかものですが……」
エフラム「……ああ、既に受け入れていたが、きちんとした答えを出していなかったな。
これからも、俺たちと共に歩んでくれ……イドゥン」