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Last-modified: 2017-09-27 (水) 01:43:15

スクリミル「そういえば叔父上。」
カイネギス「なんだ?」
スクリミル「ガリアにはその、なんだ……事業、というやつはないのか?」
カイネギス「!!」
スクリミル「し、失礼なことを言っただろうか?」
カイネギス「いや、お前も成長したなと思ってな……」(ウルウル)
スクリミル「?」
カイネギス「そうだな、元より海沿いで物流を仕切っていた鳥翼族は鷹王の元に集まって、物流業を行なっているな……セリノスで観光事業も行ない、ボチボチだと聞く。」
スクリミル「うむ。」
カイネギス「しかし、セリノスグループもベオクの会社に比べれば、まだまだ中小企業の域を超えぬ。セリノスも土産になる名産品がないとかボヤいておったな。」
スクリミル「……よくわからんが、まだまだということか。」
カイネギス「そうだ。しかし我がガリアにいたっては、観光事業も思わしくなく、これといった事業もないのだ……」
スクリミル「そうなのか!?」
カイネギス「お前の部下のライが、個人事業でならば色々とやっておるがな。鯛焼き屋とか……」
スクリミル「あと、なんだったか……あ〜っと……」
カイネギス「RAYザップとかいう、個別指導のダイエットジムだな。」
スクリミル「ああ、あの妙な謳い文句の。」

 

リフ「……」
ブーッブーッ♪ブーッブーッ♪

 

\テーテテレーテーテテーッ♪/
リフ「ニカッ」(ムッキムキ〜)

 

カイネギス「結構儲かっとるらしいぞ。」
スクリミル「ほう!ならば俺も!!」
カイネギス「たわけ!二番煎じで上手くいくか!!」
スクリミル「ぐぬう……」
カイネギス「スクリミルよ、ガリアを豊かにしたいという気持ちはよい。後はお前にしかできんことを考えるのだ、お前にしかな……」
スクリミル「ぬ〜ん……」(ムムム)

 

ライ「……最近スクリミルのやつ、ずっと何が考え込んでるなあ……」
リィレ「ほんと!珍し〜!」
カイネギス「……やつは今、ガリアを豊かにする事業を考えておるのだ。……ベオクの仕組みを嫌っていた、あいつが成長したものだ。」
リィレ「えーっ!やだ、頭でも打った?」
ライ「あいつも、やっと色々と理解しましたか……うんうん。」
カイネギス「……実を言うと、ワシとしてはどちらかといえば早く身を固めて、落ち着いて欲しいんだがな……」(フウ)
ライ「……そ、そうっすね……」(そっちの方が難易度高いと思うけど……)