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Last-modified: 2017-09-30 (土) 21:02:00

教室

 

キャス「………」
バアトル「………」
セシリア「え…えー……キャスさん。では次のページの5行目から朗読してください」
キャス「は…はい……えー…彼女は言った…その剣で私を好きにして…」
バアトル「………」
レイ「ごついおっさんが教室の後ろで腕組んで仁王立ちしてる…落ち着かねえ」
ルゥ「あの人、たしかキャスやフィルのお父さんだよね…なんだろ、いったい」

 

休み時間

 

キャス「とーさん!学校までついてくることないでしょ!」
バアトル「お前を狙う変態がおると言ったであろう!心配ではないか!」
キャス「…だからって…し、仕事あるでしょ!仕事!」
バアトル「心配いらん。有給取ったからな」
キャス「そ、そういう事ばっかじゃないし!とーさんが学校まで押しかけてくるとか恥ずかしいじゃん!」
バアトル「儂は気にせぬぞぉぉぉぉ!儂の恥などお前のためならどうでもいい!」
キャス「アタシが気にするんだってば!?……お、大きな声出さないでよ。みんな見てるじゃん/////」

 

帰り道

 

バアトル「……」
キャス「……」
フィル「……」
キャス「ねぇ…なんで両脇固めてるの?フィル姉、剣道部は?」
フィル「休んだでござる。変態が寄ってこぬよう守るでござるよ」
バアトル「うむ!義妹を守らんとする良い子によくぞ育ってくれたフィルよぉぉぉぉぉ!!!」
フィル「ち、父上…耳が痛いでござる…」
キャス「…頼むから絶叫しないで…みんなこっち見てるし……」

 

ローソン

 

リーフ「アイスでも買おうかなー」
フィル「おのれ泥棒!成敗するでござる!」
リーフ「そ、そんな!?何もしてないのに僕の泥棒イメージがそこまで!?」
リリーナ「店員さんのKINNIKU一つくださーい。ハァハァ」
バアトル「売り物ではないのだああああああ!」
キャス「ねぇ…なんで二人とも制服着て働いてんの!?」
ローソン「いやーあの二人、君の事が心配だからタダでいいから一緒にバイトさせて守らせてくれと頭を下げてきてねえ」
キャス「………うへぇ…もう好きにしてよ…orz」

 

レイヴァン「お前、こんなところで何をしている」
バアトル「む、お前は……」
レイヴァン「レジで騒ぐのは止めろ、買い物ができないだろ」
バアトル「何を言う!これは娘を守るために必要なのだ、多少の実力行使はやむを得ぬ」
レイヴァン「……そうか」
バアトル「ま、待て!確かに世の中には拳で解決できないこともある!」
レイヴァン「……分かったらどいてくれ」
バアトル「う、うむ、今日のところは帰るとしよう、さらば!」
フィル「あ!父上!?」
レイヴァン「会計を頼む」
キャス「あ、はい……つ、疲れる……」