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Last-modified: 2017-09-20 (水) 23:43:38

今回、特に突っ込まれそうなこと
・アサマ強すぎじゃね?←うちのデータで神成長したせい
・神社誰も居なくね?←ニシキさん臨時出勤(女子が居ないので開店休業状態)

 
 

ネフェニー(エフラムさんに、「白夜の薙刀使いって人らぁと手合わせしてみたいなあ」って言うたら……)
ヒノカ  「ふむ。ネフェニー殿だったか。……成る程、強いな」
アサマ  「やれやれ……どうして私まで……」
エフラム 「謙遜せずとも、アサマ義兄上も相当な腕前だろう。1度手合わせしてみたかった」
アサマ  「いえ、謙遜ではなくですね……はあ……言うだけ無駄ですか……。
      一応私、初期は回復役なんですけどねえ……」
サクラ  「ヒノカ姉様、頑張ってください!」
エリーゼ 「ヒノカお姉ちゃんファイトー!」
セツナ  「ヒノカ様……アサマ……がんばれー……」
ミタマ  「お兄様。死んだら、ばるきりー代は自腹ですわよ」
キヌ   「アサマー! しっかりねー!」
ネフェニー「……な、何か……大事になってしもうた……」

 

ヒノカ  「では、行くぞ……!」
ネフェニー「(もうこうなったらヤケじゃ!)
      ……はい。よろしく、お願いします……」
エフラム 「始めようか……!」
アサマ  「お手柔らかに。死ぬのはともかく、蘇生代が痛いですからね」

 

セツナ  「あ……ヒノカ様とネフェニーさん、跳んだ……」
サクラ  「わわわ……! 空中で、すごい勢いで打ち合っています……!」
エリーゼ 「突きとか凪ぎ払いとか速くって、槍と薙刀が何本もあるように見えるよ!」
ミタマ  「反対に、エフラムさんとお兄様の方は、動きませんね」
キヌ   「エフラムー! やっちゃえー!」
サクラ  「お稲荷様……アサマさんも身内なんですから、応援しましょう……?」
キヌ   「えー? だってアサマ、いじわるばっかり言うし」
ミタマ  「祀る神 捨てる神へと 成り変わる。
      まあ何というか……日頃の行いの、自業自得ですわね」

 

ヒノカ  「やるな……! では、これはどうだ!」
ネフェニー「軌道も威力も、槍とは別物……! なら……これで……!」
ヒノカ  「くっ! 薙ぐのは不利と見て、突きを更に鋭くしてきたか……! 面白い……!」
ネフェニー「はああああああっ!!」
ヒノカ  「やああああああっ!!」

 

セツナ  「今のは……ヒノカ様の横凪ぎとネフェニーさんの刺突がぶつかりあって、空中だから踏ん張れずに、お互いに弾き飛ばされた……。
      それから、同時に地面を蹴って、今度は地上戦……あ、また跳んだ……」
サクラ  「め、目まぐるしくて……」
エリーゼ 「どこを見たらいいか分かんないよー……」
セツナ  「動きを目で追いかけると混乱するから……ぼーんやり全体を見る感じ……」

 

ヒノカ  「正面から打ち込んでもいなされるか……ならば……!」
ネフェニー「刃先が曲がった!? いや違う……握りを回して、軌道もねじ曲げとる……避けるしかない……!」
ヒノカ  「今のを初見で回避するのか! だが、体勢を持ち直す前に、このまま決める!」
ネフェニー「まだまだ……! これからじゃけえっ!!」
ヒノカ  「っ! 強引な一撃だな……! 冷静に見えて、なかなか熱いじゃないか!」
ネフェニー「あたしだって、簡単には負けんよ!」

 

エフラム 「……………………」
アサマ  「……………………」

 

キヌ   「こっちは全然動かない……つまんなーい」
ミタマ  「エフラムさんはじりじり間合いを詰めていますが、お兄様は微動だにしませんわね。
      観客としては退屈ですわ」
キヌ   「だよねー。そろそろ何か動いてくれないとーー」

 

エフラム 「………………はっ!!」
アサマ  「ふっ!!」

 

ミタマ  「……見えました?」
キヌ   「うーんとね……エフラムが1歩で、びゃっとアサマの目の前まで行って突いたのを、アサマが逸らして、それから……あの刃がない方って何だっけ?」
ミタマ  「石突きのことですの?」
キヌ   「そうそう! それと穂先を使い分けて、何回か、がががががって打ち合ってから、エフラムが一旦退いたよ!」
ミタマ  「流石は野性児。素晴らしい動体視力ですわ」
キヌ   「ふっふーん! そうでしょそうでしょ!」

 

エフラム 「やはり強いな……最初の突きで崩してから追い込むつもりだったが、まるで揺るがないとは……!」
アサマ  「いやあ、なかなかいっぱいいっぱいで……」
エフラム 「そして打ち合いの力強さ……思った通りだ……!」
アサマ  「……はあ……やれやれ……参りましたね……」

 

ミタマ  「先ほどまでの膠着状態からうって変わって、エフラムさんが連続で攻め立てていますわね」
キヌ   「ひっとあんどあうぇい、って言うの?
      間合いを詰めて打ち合って、1回下がって別の位置からまた攻めて、って感じだね」
ミタマ  「わたくしの視点では、エフラムさんが近付いたと思ったら2人の手元がぶれて、打撃音が聞こえたと思ったら距離を離してまた近付いて、としか見えませんわ」
キヌ   「あたしは何とか見えているけど、多分、2人ともまだ余裕ありそうだなぁ」
ミタマ  「え? エフラムさんが強いのは重々承知していましたが、お兄様ってそんなに強かったんですの?」

 

エフラム 「どうした義兄上。力加減などせず、思いきり振り抜いてくれて良いんだぞ」
アサマ  「おやおや。そんなことを言って、力任せに隙を作れば、すぐさま突いてくる気でしょうに」
エフラム 「流石に、こんな露骨な誘いには乗らんか……。まったく、楽しくなってきたな!」
アサマ  「最初から凄く楽しそうですよ、エフラムさん」

 
 

全員(アサマ以外)が満足したら、エフラムとヒノカ、ネフェニーとアサマでもう1戦。
アサマは逃げ出そうとしたが回り込まれた。帰りたい。帰さない。帰れない。

 
 

エフラム 「良い鍛練だった。礼を言う、ヒノカ義姉上、アサマ義兄上」
ネフェニー「2人ともすごい使い手じゃねえ。勉強になったわあ」
ヒノカ  「こちらこそ。まだ知らぬ達人と出会えて、嬉しく思う。
      良ければ、今後も、手合わせの機会を持ちたいところだ」
エフラム 「勿論だ」
ネフェニー「よろしくお願いするなあ、ヒノカさん、アサマさん」
アサマ  「あ、私もですか? いやあ、できればこれっきりにしていただけると……」
ヒノカ  「正直に言って、私もアサマが、これほどできるとは知らなかったぞ。
      これからは、私の訓練にも付き合ってもらうからな」
アサマ  「…………逃げ道が見当たりませんねえ……」

 

アメリア 「あー……」
カザハナ 「うー……」
ンン   「うぁー……」
サラ   「で、ガチ勢3人は、目元に氷嚢を当ててどうしたの?」
エリーゼ 「お兄ちゃんたちの手合わせを両方同時に見続けて、目が疲れたんだって」
サクラ  「一言も話さずに目を見開いていましたから……」
セツナ  「3人とも……がんばり屋さん……」
ミタマ  「身を削り 心を研いで 刃成す。
      武人と言うのは、難儀な生き物ですわね」

 

オマケ

 
 

アイク 「…………」

 

イレース「アイクさん、何かあったんですか……? 機嫌悪そうですが……」
ミスト 「エフラムさんを含めた、達人級の人たち4人が手合わせしていたのに、参加できなかったからみたい」
ワユ  「しかも、2人は白夜の薙刀使いだってねー。あたしも参加したかったー!」

 

セルジュ「いつまでも拗ねていたら、みんな困っちゃうわよ?」
アイク 「む……拗ねてなどいない……。
     そんな訓練をやるなら、一声かけてくれれば飛んでいったのだが、と思っていただけだ」
セルジュ「それを拗ねているって言うのよ。
     ほら、今度ネフェニーさんを呼んで手合わせするんでしょ?
     その時に、今日の人達も紹介してもらえば良いじゃない」
アイク 「むぅ……」

 

アサマ「甘いですね。
    相手が独身女性だろうと、あの疲れる手合わせから逃れるためなら、お茶くらいいくらでも誘いますよ。
    はい? 私とのふらぐ?
    いえ、私も一応、山ほどいるカムイ様の婿の一人ですので」

 
 

カムイ「誰と話してんの?」
アサマ「ああいえ。独り言ですよ、独り言。
    エフラムさんやヒノカ様たちの訓練に付き合わされる疲れですかね」
カムイ「あはは、お兄ちゃんとお姉ちゃんだからねー。
    あーでも」
アサマ「何でしょう?」
カムイ「普段は、あたしが呼んでもすっぽかすアサマが、自分から部屋に来るくらい癒しを求めるようになるんだから……。
    お兄ちゃんたちには、もっと手合わせ増やしてもらっても良いかな?」
アサマ「…………勘弁してください……参りましたね、色々と……」
カムイ「ふふふふー。じゃー、お疲れなアサマには、今夜はなでなでフルコース行ってみよっかー」
アサマ「はいはいええええ、仰せのままに」

 

アイク「ミカヤ姉さん、頼みがある」
ミカヤ「うん? どうしたの?」
アイク「エフラムと手合わせしてみたい。庭を使わせてくれ」
ミカヤ「ダメ」
アイク「何故だ、以前は日課のように訓練していたぞ」
ミカヤ「そして日課のように家が壊れていたわね。
    まあ、今はあの頃よりも周りが見えるようになったし、倒壊オチもなくなったけど」
アイク「それなら、問題はないはずだ」
ミカヤ「あなたたちが手合わせするとなると、奥さんたちもみんな見に来るじゃない?」
アイク「おそらくそうだな」
ミカヤ「支援Sが十数人分重ねがけされた、あなたたちの勝負で、勢い余って攻撃が外に出たりしてみなさい。
    町の一角が吹き飛ぶわよ」
アイク「そんなことにならないよう、注意する」
ミカヤ「いくら紋章町でも、奥さん全員の支援を受けたあなたが全力で戦える相手なんて、同じ支援を受けたエフラム以外、ほとんどいなくても?」
アイク「………………努力する」
ミカヤ「だからダメだってば。そんな目で見ても、ダメなものはダメ」