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Last-modified: 2018-07-15 (日) 23:34:39

エフラム「エイリーク……」
エイリーク「兄上……私は……」
エフラム「俺の事は、嫌いか?」
エイリーク「そんなことはありません……でも……私達は」

 

 夕日の射すエフラムの部屋、2人抱き締め合い、目を潤ませ見つめ合う。

 

エフラム「確かに俺達は兄妹だ、だがだからこそ、俺達は、産まれたときからずっと一緒にいたんだ」
エイリーク「……はい」
エフラム「俺はずっとお前を見ていた、そしてこれからも見ていたいと思った……エイリーク……お前は違うのか?」
エイリーク「………いいえ、私も同じです、ずっと兄上のそばにいて、これからも、いたいと思っています……例え禁忌を犯しても」
エフラム「エイリーク……お前が好きだ」
エイリーク「はい……私もです、兄上……」

 

 日射しに照らされる2人の影が重なり、そして……

 

リン「エリウッド……」
エリウッド「リン……解っているのかい? 僕達は……」
リン「解っているわ……でも、もうだめ、抑えられないの……ずっと思ってた、あなたが好きな気持ちが……」
エリウッド「リン……」
リン「ごめんなさい……迷惑だってわかってる……あなたには好きになってるあの2人がいるし、シグルド兄さんが絶対に許さない
  ……でも、私のこの気持ちを、無くすことなんて出来ないの!」
エリウッド「リン……誰が迷惑なんて言ったんだい?」
リン「え?」
エリウッド「僕もずっと君の事を想っていたんだよ。
      ごめんね、君に先に言わせてしまって……」
リン「エリウッド……」
エリウッド「誰がなんと言おうと、僕は君を愛しているし、例えシグルド兄さんが強く反対するなら、君を連れて駆け落ちしてでも手放さないよ」
リン「エリウッド……ありがとう……好き、あなたの事が、大好き!!」
エリウッド「リン……愛しているよ」

 

セリカ「アルム……」
アルム「セリカ……やっと……やっと僕達は……」
セリカ「ええ、遂にシグルド兄さんに勝利した、これで……私達、やっと結ばれるのね」
アルム「セリカ……これからは、ずっと君を離さないよ」
セリカ「私も……ずっとアルムから離れない、大好きよ、アルム……」
アルム「僕も……愛してるよ、セリカ……」

 
 

フォルデ「いやー、すげぇな」
ルーテ「そうですね、興味が出て兄弟家、KINSINで検索してみたらこれだけが該当するとは」
アスレイ「アイクさんの例や以前のマルス×リン(60-330参照)も含めれば結構な数ですよね」
フォルデ「好意的に見ればそれだけ家族愛が強いって事だが、ここまでだとな」
ルーテ「まぁ原作では赤の他人故に結ばれる事の出来る相手ですからね、エフラムさん達以外」
アスレイ「メタですよ。しかしこれ、色々バレたら凄いことになりますね」
フォルデ「取り敢えずシグルドさんとAKJには秘密だな、前者は暴れかねないし、後者はこれを実現させようと躍起になりかねねぇ」
アスレイ「今の過激派は凄まじいですからね」
ルーテ「そうですね……でもせっかく検索したのですから……」

 

 その後、この検索結果を密かに各嫁婿達にリークした。
 結果を目の当たりにした彼らは相手を繋ぎ止める為より愛するか新たな相手を見繕うか対策に動くことになった。

 

ジャンヌ「兄さんもモタモタしてるとセリカさん誰かに取られちゃうんだから!」
トリスタン「?セリカはみんなのセリカだろう?」
ジャンヌ「はあ……そういうお人よしなところが兄さんらしいっちゃらしいけど……」
ジャンヌ(どうしよっかな〜、いっそ二人でどこかに出かけてもらうとか仕掛けちゃおっかな〜)

 

翌朝の兄弟家

 

アイク 「最近、皆がやけに激しい」
エフラム「兄上もですか……」
アイク 「お前もか。こっちはここ数日、毎晩全員がEドリンクを飲んでいるらしくてな」
エフラム「こちらはまだ、昨夜だけですが……まだまだ訓練が足りないようです」
アイク 「体力トレーニングか。付き合おう。
     そう言えば、白暗夜家家臣のシェイドを、どう思うか聞かれたな」
エフラム「俺は、エマについて。それと、『抑えが利かなくなったら、一夜の夢を望むメイドは大勢いるから』と」
アイク 「そうか」
エフラム「サラがああいう顔をする時には、必ず何かがあるはずなので、安心させてやりたいとは思うのですが……」
アイク 「なら、以前のように言葉も贈ってやるといい。俺には行動で示すことしかできんが、お前はお前の示し方がある」
エフラム「そうですね。ありがとうございます、兄上」

 
 

エイリーク「昨夜は、ずいぶんとみんな抱きしめてきましたね……何か不安なことがあったのでしょうか……?」
リン   「私のところも、『限界を超えてでも満足させてみせる!』ってはりきってくれちゃって……/////」
カムイ  「スゴくヨカッた、と」
リン   「はい……////////」
エイリーク「カムイは、何か変化はありましたか?」
カムイ  「んー? あたしのとこは、特には」
     (と、いうか、何が原因か知ってるんだけど、お姉ちゃんに『そんな可能性があった』ことをはっきりさせるのも、色々危険なんだよねー)

 
 

マルス  「いやぁ……積極的なのは嬉しいんだけど、次の日が……って、アレは?」
エリウッド「…………」<へんじがない、ただのしかばねのようだ
マルス  「……絞り尽くされて、ミイラに……」

 
 

カムイ「ちなみに、あたし関連ってないの?」
ルーテ「KINSHIN上等になり、兄弟家全員を後宮に加えて、真・女帝になった可能性世界が」
カムイ「シグルドお兄ちゃんまで口説き落とすって、なにやったの、そのあたしww」

 
 

ジャンヌ「アルム君が望むなら、セリカさんも一緒で構いませんよ?
     兄さんについては、本人の努力次第ですし」
アルム 「……なんか……ネタになりそこねた気がする……」

 

グランベル社
屋上

 

シグルド「ラケシスが複雑な表情をしながらも抱きしめてきた。
     まさかとは思うが……AKJとは違うところで火種が?」
アルヴィス「またいつものか? シグルド」
シグルド「……ああ、最近はあまり感じなかったのだがな。
      だが、仕事を放り出すわけにもいかん」
アルヴィス「……今回ばかりは見逃そう。行ってこい」
シグルド「……! 恩に着る。
     KINSHINは許さんぞー!」つティルフィング

 

アルヴィス「あの男はあれぐらいが丁度いいのかもしれないな」

 

なお調子こいてたけどリークを受けた後の鷹王様の様子

 

\バサバサ/
エリンシア「あら?ティバーン様どうされたんですか?これからお弁当をお届けにあがろうかと思っていましたのに…」
ティバーン「……たまにはお前のところに行くのも悪かねえと思ってな。運動にもなるし。」
エリンシア「まあ、良い心がけですわね。ではお昼にしましょうか。」(ニコ)

 

\ガチャ/
アイク「久しぶりにエリン……いや、エリンシア姉さんの弁当を食べたくなった。」
エリンシア「まあ、アイク……ちゃん。珍しいですわね。用意しますから待ってて下さいね。」(パタパタ)
ティバーン「……」(ジ〜ッ)
アイク「?」
ティバーンつエリンシアの腰
\ズキュウウン!/
エリンシア「やだもう…ティバーン様ったら!//////」(カアア)\パタパタ/
ティバーン「お前にエリンシアはやらんからな。」(ジロッ)\ガツガツ/
アイク「???……なんのことだ?」

 

アイク「何だか最近鷹王が俺に冷たい。」
クロム「奇遇だなアイク、今度鳥の巣を襲撃しよ(ry」