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Last-modified: 2017-10-07 (土) 21:53:43

縁側

 

ンン「もっと強く抱きしめるですよ。エフラムさん」
エフラム「……分かった。しかし、いつになく甘えてくるな。他の皆もそうだが」
ンン「私達にだっていろいろとあるのです。もっとエフラムさんの傍に居たいのです」
エフラム「別に離れるとは言っていないぞ」
ンン「分かっています。エフラムさんを疑っている訳ではないのです。
   エフラムさんのような大きい存在が居なくなったら、と考えて怖がる私たちが悪いのです」
エフラム「相変わらず事情はよく分からないが、一つだけ約束する。
     IFがどうあろうと、今の俺にとってお前達のいない未来は考えられない。
     だからこそ、シグルド兄上や竜王家の試練を受けた。他ならぬ俺の意志で、その道を選んだんだ。
     心配するな。俺は最期まで、どこにも行かない」
ンン「……ありがとうなのです。サラ達にも言ってあげて欲しいのです」
エフラム「ああ、そのつもりだ」

 

愛を伝えた翌日

 

メイドC「なんだか今日の奥様方、ぼうっとされてませんか?」
メイドB「心ここにあらず、って感じよね……こんな時は……先輩! 教えて下さい!」
メイドA「私も、サラ様から伺った話ですが」
メイドC(どうしてそんな情報まで聞けるんだろう……?)
メイドA「昨夜のエフラム様は、奥様方を御一人ずつ、向かい合い抱きしめ、濃密な口付けを交わされながら、愛しておられるところを御告げになられたそうです」
メイドB「……ぁ…………甘ぁ……っ!!」
メイドC「ふゎ……わぁぁぁ……! ゎきゃぁぁ……!」
メイドA「要するに、五感全て、身も心も愛情漬けにされて、未だに夢見心地でいらっしゃる、と」
メイドB「そりゃそーです、そーなりますよ、えーえー」
メイドC「はわぁぁぁ……ふわぁぁぁぁ……!」
メイドB「そして、この子までトリップしちゃってますし……」
メイドA「刺激が強すぎましたね」
メイドC「ご主人さまの槍を受け入れながら、そんな……きゃー……!」
メイドA「おや? そこまで話したでしょうか?」
メイドB「妄想でカバーしたみたいですね……」