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Last-modified: 2017-10-09 (月) 21:47:42

メイドA「では本日からよろしくお願いします、エマ様」
エマ「は、はい! よろしくお願いします」
メイドB「エマ様はこのようなお仕事の経験はありますか?」
エマ「いえ……メイドさんはやったことはないです」
メイドC「メイドは、ってことは他のお仕事は何かされてたんですか? エマ様」
エマ「もともとバイトは色々探してて……この前もハンバーガーショップのバイトを探してたんですけど、
   もう埋まっちゃってて……って、何で様付けなんです?  私、新人なのに……」
メイドA「お気になさらず、こちらの事情ですので」

 

エマ「食器を運ぶのもこの人数だと結構量があるよね……って! のわーっ!?」
メイドX「はっ!」
メイドY「ふっ!」
メイドZ「よっと!」
エマ「……あ、ありがとうございます」
メイドX「大丈夫ですか?」
メイドY「足元には気をつけて……」
メイドZ「すぐ慣れますって、あたしも訓練のときはキツかった……」
エマ(落ちる前に全部キャッチしてくれたのも凄いけど……この人たちどこから出てきたんだろう……)

 

メイドα「奥様方のご友人で将来エフラム様の奥様になられるかもしれない方が当のこの家にメイドとして来られるとは……」
メイドβ「人生で初めてですよ、こういうケースは」
メイドγ「本当にここにいると退屈しませんね」

 

フェリシア「あの子から私と似た空気を感じるですぅ」
ジョーカー「…もう何年もメイドやってるのにドジが新人並みってどうよ」
フェリシア「…………orz」
フローラ「でもドジやらないフェリシアはもう別人だって思うのよね…」

 

サラ「どう? メイドの仕事には慣れた?」
エマ「うん、何とか……でも……エフラムさんのことはやっぱり……ご、ご主人様って呼ばなきゃだめなのかな?」
サラ「別に今まで通りでもいいし、好きに呼べばいいわ」
エマ「え、それでいいの?」
サラ「まあ元々あなたは使用人ってわけじゃないし……呼びたいなら呼んでもいいわよ、ご主人様って」
エマ「え、遠慮しときますぅ……」
サラ「まあ頑張りなさい、先輩がついてるから大丈夫だと思うけど……破壊神って呼ばれないようにね」
エマ「あ、あはは……あーでも……」

 

ンン「ちょっと二人とも! お風呂に入りに行く前とはいえタオルくらい巻くのです!」
ヴェロニカ「……いいでしょ……だるいし……すぐなんだから」
ノノ「ねー、家の中だし。それにお兄ちゃんがまた襲いたくなってくれてもいいと思って」

 

エマ「ああいうのはどう対処すればいいのかな……」
サラ「……あれは放っておいていいから」

 

ベロア「エフラムさんに襲われたいときは必ずしも裸が正解ではないと…私はこの黒のストッキングはそのままでもいいと」
キヌ「アタシも…いつもの服はかわいいからそのままでもいいとか、巫女装束もいいとか…」
ンン「…だれから聞いたんですか」

 
 

シグルーン「昨日はYシャツ一枚から盛り上がれて満足ですわ」
イレース「アイクさんの目の前で下着だけ脱ぐというのも…」
サナキ「…何を話しとるんじゃお前らは」

 

アクア「はい、チェックメイトよ」
エマ「負けましたーっ!?」

 

カザハナ「王手!さぁどうする!」
エマ「つ、つつつ、つ…詰みです…投了です…」

 

ネフェニー「来たわぁ…ツキがきたわぁ…国士無双じゃ!」
エマ「ぎゃああああああ私は一回も上がってないのにー!」

 

ファ「おねえちゃんババ抜きよわーい」
エマ「ジョーカーさんが何度も何度も私の手元にやってきます…タスケテ…」

 
 

エマ「なんでこんなに弱いんでしょう…カードゲームやボードゲームは大好きなんですけど…」
エフラム「みなの遊び相手になってくれてるのか。すまんな。ありがとう」ナデ
エマ「……ふぁい……弱くてもいっかなぁ…なんて思っちゃった…」

 

メイド1号「ああー…いいなぁ…抜け駆けだー…」
メイド2号「あの方はお嫁さんになるかも知れない方だから。だから抑えてっ」
メイド3号「…私たちにもいっぺんくらいご奉仕命じてくれてもいいのに…くすん。私たちより年下のファ様だって可な方なんだから私たちでもOKなはずなのに…」
メイド1号「そういうこと命じる方じゃないけどね…」

 

ルル「見習いたちはかしましいわね…ほらほら、あなたたち仕事よ」
メイドーズ「はーい」