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Last-modified: 2017-10-09 (月) 22:00:37

エイリーク「アリスさん、リーフがご迷惑お掛けしてしまい、本当にごめんなさい」
アリス「え、エイリーク様! そ、そんな、貴女に頭を下げて頂くことでは!!」
エイリーク「ですが彼は私の弟です、姉として貴女に嫌な思いをさせてしまったことをお詫びしたいと……」
アリス「い……いいですわそこまでされなくても、確かにあの葉っぱは気持ち悪かったけど実害は何もありませんでしたもの」
エイリーク「そう、ですか?」
アリス「ええ、貴族として寛容さは大事ですもの、こうして謝って頂いた以上、許しますわ」
エイリーク「ありがとうございます、今後は、二度と彼を近づけませんから」
アリス「え、ええ……///」
エイリーク「アリスさん、顔が赤いですが、大丈夫ですか?」
アリス「だ、大丈夫ですわ! お気に為さらないで下さいまし!」
エイリーク「は、はい」

 

ターナ「あの子、ひょっとして……」
ラーチェル「まだそこではないと思いますわ、エイリークは学園中の憧れのお姉様ですもの、そんな彼女と話して、舞い上がってるのだと思いますわ」
ターナ「よく解るわね」
ラーチェル「ふふ、結婚としてはリオンと同じですが付き合いはわたくしの方が長いですもの
      あの子が加わるかは、これから次第ですわね」
ターナ「成程ね、私達は見守ってあげましょう、女王のエイリークなら、間違いなく受け入れられるしね」
ラーチェル「そうですわね」

 
 

見習いメイド「はうぅ〜エイリーク様ぁ……」
ルル「手が止まっているわよ」
見習いメイド「あ、ごめんなさいルル先輩」
ルル「好きな人に焦がれる気持ちは解るけど、仕事をおろそかにするのは良くないわ」
見習いメイド「は、はい………
       あ、申し遅れました、私はこの覇王家に派遣されておりますメイド見習いのナナと申します、メイドLvは3、年齢は13です」
ルル「誰に言ってるの? ……と言いたいけど私も言う必要が出た気がするわ。
   以前申し上げました様に彼女は配置早々に葉っぱに絡まれ涙しましたがエイリーク様に救われそれ以来お慕いしています」
ナナ「………//////」
ルル「赤面してるところ悪いけど、仕事の続きよ」
ナナ「は、はい、解りました」
ルル「頑張って一人前を目指しなさい、そうすれば、あの方にお仕えする可能性もあるわよ」
ナナ「え? でも、私はエフラム様の……」
ルル「エイリーク様はエフラム様の妹君であると同時にカミラ様直臣で恋人のルーナさんのお義母君でもあるの
   ガロン様は孫の可能性のあるお身内とあれば寛容な御方、貴女の希望も通して頂ける可能性もあるわ」
ナナ「そ、そうなのですか!?」
ルル「だから貴方がしっかり働いて一人前と認められれば、あの方にお仕えできる可能性もあるわよ、勿論、あの方御本人のご意志もあるけど」
ナナ「わ……解りました、私、がんばります!!」
ルル「ええ、頑張って、それから、暗器の腕も磨きなさい、武器LvがCになれば、対葉っぱ用のクリスナイフが支給されるわ」
ナナ「わ、解りました、もう二度とあの人は近づかせません!!」
ルル「頑張ってね、さて、私も頑張らないと、次の特別報酬を目指してね」

 

 兄弟家三女エイリーク……優女王の称号を持つ彼女の包容力とカリスマに慕うものは多い。

 

カムイ「お兄ちゃんもお姉ちゃんも、ほんと人たらしだよねー」
マルス「頭にブーメラン刺さってますよ姉さん」

 

ヘザー「エイリークちゃんも立派な百合乙女の道を歩いているようね。素晴らしいわ」
ラドネイ「あいつは厳密には両刀だけどね…いや、百合の比率高いのかも知れないけど」
ヘザー「どこかで道を誤って女リーフに堕ちちゃったけど…私、本当はああいうふうになりたかったのかも知れないわ」
ラドネイ「…ヘザー姐さんは割と原作でも欲望に正直だったと思うけど…まあ自覚できたなら…いいんじゃないかな」
ヘザー「でね。私と同じ過ちを犯さないように…後に続く百合乙女たちに私の体験を語り継ごうと思って。これを見て」
ラドネイ「へ…こ、これ…これ…教員免許っ!?ちょっと待て!?ヘザー姐さん盗賊でしょ前科者でしょどうやってとったのさ!?」
ヘザー「死ぬほど勉強した。それに紋章町は割と前科者でも社会復帰の余地大きいし。赤軍を説得して自軍に入れるようなものよ」
ラドネイ「だからって……それに何教えるのさ…」
ヘザー「百合学」
ラドネイ「なんじゃそりゃ!?」
ヘザー「ほら、IF以降同性婚解禁じゃない?でもまだ世の中には偏見もあるから。だから次代を担う子たちに人間の心と体と愛について考える機会を持ってほしいのよ。
     ちなみにルネス女学園で雇用してもらったわ」
ラドネイ「そんなバカな!?どう考えても出入り禁止だったのに!?」
ヘザー「…昔いろいろやってても立ち直って信用を取り戻すことだって不可能じゃないのよ。茨の道だけどそこは身から出た錆だしね…ついてきてくれる?」
ラドネイ「…ま、まあ…目を離せないし…いいよ。つきあったげるよ」
ヘザー「ありがとっ、可愛いっちゅっ♪」
ラドネイ「あ、あんまり調子乗んなって…////」