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Last-modified: 2017-10-11 (水) 23:30:00

庭もだめ、山もだめ、砂漠もだめ、学校もだめ…
だがまだ草が生えてて当たり前の場所はある。

 

リーフ「サカ草原!いくらでも草生えてるここなら雑草が増えても無問題!
    そもそもサカはリン姉さんやスー義姉さんカアラさんみたいな巨乳爆乳を育む土地だし。
    僕好みの草が生えるに違いないぞ!」
リン「やめーや!?草原めちゃくちゃになるでしょ!?」
リーフ「え、もともと草まみれなんだから別に問題なくない?」
リン「あのね!飼ってる羊や馬があんたのまずい草食べて体調崩したらどうすんのよ!」
リーフ「味は悪いけど栄養価はいいんだけどな。それに僕の嫁や子を食べるなんてひどい!」
リン「とにかくダメ!わかったわね!」
リーフ「はぁい…」

 

草原もだめ、ならば…

 

リーフ「陸地に葉ーレムの場所がないなら…大海だ。海草がいるじゃないか。まるで僕の人魚姫みたいだヒャッホイ!」

 

リーフは海草を求めて海に潜っていった。
海中の栄養塩を取り込んでいるので呼吸とか気にする必要は無い。
こうして邪魔するものなき水中葉ーレムが完成した。
リーフ「わかめたん、ぬめぬめしてハグがたまらないよハァハァ…」

 

ヤナフ「最近フェニキスに行く時海の中から変な声がすんだけど…」
ネサラ「んなアホな…」
ティバーン「幽霊船でもあったりしてなw」(ククク)
ヤナフ「やめろよなそういうの!」

 

水中葉ーレムは地球上の大海を支配し広がり埋め尽くしていった
リーフの嫁は数万、子は数百万に及び三傑すら遥かに凌駕するリア充と化しつつあった
葉王は今や海王だった
人間に邪魔される事は無い海の中は楽園だった
だが海はどこも繋がっている
図らずもリーフはかつて出禁にされた地区に勢力を侵入させてしまったのだ…

 

ソフィア海岸

 

ミラ「最近寝すぎて海の幸を授け忘れるところだったわ。神官たちの祈祷で起きられたけれど」

 

女神さまが海岸を歩いておいでである

 

ミラ「あら…何か海から妙な気配が……いっ!?」

 

トラキア中のタニアの事例でもわかるとおりリーフ植物は巨乳にたかってくる特性がある
ミラ様に反応した海草が海岸から気合でみょーんと伸びてミラ様の巨乳にぺたぺた張り付いて来た
最初はなんじゃこりゃと戸惑ったミラ様だがそこは神様、すぐに海草がリーフの邪念を受け継いでいる事に気が付いた
その間にもひらすら海草はミラ様の服に潜り込もうとしたり胸を撫でたり揺らしたりセクハラ三昧だ
ここにミラ様、再びお怒りになられた
海底火山が大爆発し水中葉ーレムは滅亡した
リーフ「コノヒトデナシー」

 

ドロシー『フェニキス近海の海底火山の爆発により、フェニキス海運及びゴルドア流通の使用する海路が封鎖される事態が発生しております。』
ドロシー『両企業共に、海底火山の原因究明を急ぐとのことです。なお、これによる物流業における損失は……』

 

エリンシア「まあ、大変ですわ!……ティバーン様達大丈夫かしら……」
リン「やーね、しばらく美味しい魚も食べれないなんて。」
ミカヤ「今日商店街行ったらすっごい値上がりしてたわよ。」
エリンシア「はあ……焼き鮭弁当がしばらく作れません……」

 

リーフ「ガクガクブルブル」
リン「ちょっとリーフ、なんなのよさっきから部屋の隅で震えて。」
ロイ「リーフ兄さん、素直に吐いた方が楽だよ?」つ(ポン)
リーフ「竜王家に鳥翼連合に更にそこから派生する関係者全員とか……死ぬ……社会的に死ぬ……」(ブツブツ)