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Last-modified: 2017-10-17 (火) 22:16:40

セリカ「一人前になった神官及びシスター等には恋愛と結婚を許す……」
トリスタン「ノーヴァ修道院で落丁していた部分、だったか」
セリカ「よく知ってるわね。読んだの?」
トリスタン「いや、セリカから聞いて覚えていただけだ」
セリカ「……まるで、私が話したことは全部覚えてる、みたいに聞こえるわよ、その台詞」
トリスタン「ん? その通りだが?」
セリカ「ぅぐ……改めて言われると、何か恥ずかしいわね……」
トリスタン「そうか?」
セリカ「そうよ。……それはともかく……えっと、ね……私、自分ではそろそろ一人前になったかな、と……思うのよ」
トリスタン「そうだな。信心深くない俺が言うのも何だが、セリカは立派な神官だと思う」
セリカ「だから……一人前に、なったから……その……」
トリスタン「……もしも、俺の自惚れであれば、笑ってくれて良い」
セリカ「え?」
トリスタン「好きだ、セリカ。お前を愛している」
セリカ「ふえっ!?」
トリスタン「正直、俺がそこまで強くはない……いや、お前よりも弱いことは、自覚している。
      それでも、俺はお前を支え、お前と生きたいと願う」
セリカ「…………人の告白を横取りした上に、一段飛ばしでプロポーズって、ズルい……」
トリスタン「俺にも、惚れた女性に告白させるより告白したいくらいの意地はある」
セリカ「……何よそれ……ほんとに、もう……」
トリスタン「返事を聞かせてくれ」
セリカ「…………私、ずっとアルムが好きで、AKJに加盟していたわよ?」
トリスタン「知っている」
セリカ「ミラ教が絡むと、強引になって暴走するわよ?」
トリスタン「それも含めて、お前だ」
セリカ「子育てとか全然分からなくて、きっと迷惑かけるわよ?」
トリスタン「俺も分からん。一緒に頑張ろう」
セリカ「はあ……本当に……まったくもう……」
トリスタン「お前を見てきた。お前の美点も欠点も知った。
      俺はお前が好きだ」
セリカ「…………健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も」
トリスタン「お前を愛し、お前を敬い、お前を慰め、お前を助け、命の日の続く限り、真心を尽くすことを誓おう」
セリカ「……私も、誓います……」

 

オリキャラ要素含むんで注意

 

トリセリが結婚して13年後……

 

セリカ「髪の毛染めるなんて不良みたいな真似ゆるさーん!母さん似の赤毛の何が不満なのよ!」
セリカ娘「以前のネタでそれでキャラ立てたんだからしょーがねーだろ!だいたい兄弟家でまだいない髪色だし貴重だろが!」
セリカ「アイク兄さんとこのエルフィさんとの子供とか金髪でしょ!もうキャラ被るのよ!」
セリカ娘「うるせー!!!細かいこといちいちごちゃごちゃと!」
トリスタン「何を騒いでるんだ?」
セリカ娘「あっ、父さん!…な、なんでもねーよ。それよりさ。今日休みだろ?連れてってほしいとこがあるんだけど」腕ギュッ
セリカ「こらあ!?その腕と腕組んでしがみついていいのは私だけだってば!?娘でもそこだけは譲らないわよ!」
セリカ娘「ちっ…うぜーなー…」
トリスタン「コラ、母さんにそんな口聞いちゃだめだぞ」デコピン
セリカ娘「はぁい…」
セリカ「怒られてやんの。べー」
セリカ娘「ぐぎぎっ!」
トリスタン(セリカも娘相手だとすっかり童心に戻ってしまうな…もう三十路すぎた大人なのだが)
セリカ娘「それより行こうよ父さん。買ってほしいものあるんだ」
トリスタン「あんまり高いものはだめだぞ」
セリカ「もう!そうやって甘やかして!…それに盛り場みたいなとこはガラの悪い人も多いでしょ!トリスタンがボコられたらどうすんのよ!」
セリカ娘「父さんがクソ弱い事くれえ聖戦代替プレイやった奴ならみんな知ってんだろ。心配無いよ。アタシが守ってやるもん。レベルだってンン長男と稽古したり実戦であげたりしてんだから」
トリスタン「……orz」
セリカ「実戦?」
セリカ娘「あっ…やべっ」
セリカ「またあんた街で喧嘩したな!ミラ様は平和を愛する、倒していいのは異教徒だけってあれほど教えたでしょうが!」
セリカ娘「うるせーババア!関係あるか!」
トリスタン「…そこは詳しく。お出かけはとりやめだな。父さんと少し話をしようか」
セリカ娘「う…うぐぐ…はあい…」
セリカ(私にはめちゃくちゃ反発するのにトリスタンには素直なのよね…なんでかしら…orz)