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Last-modified: 2017-10-18 (水) 22:45:35

セシリア「まずは…ヒーローズ参戦おめでとう…そして…カンパイ」
アーダン「おう、ありがとう!召喚はまだみたいだが、戦禍とか何かしらの形で自軍入りできるんだろうな」
セシリア「そうね。そうすれば私と一緒に戦ったり…支援組んだりもできるのね」
アーダン「不思議なものだよな。地区も作品も違う俺たちがこの街で出会ったみたいに…原作でも一緒に肩並べて戦えるんだから」
セシリア「あら、意外とロマンチストなのね?」
アーダン「似合わないか?よく言われる」
セシリア「そうじゃないわ。可愛いところもあるのねって」
アーダン「…よしてくれ。ガラじゃない」
セシリア「ふふふふ」
アーダン「……なあ」
セシリア「なぁに?」
アーダン「ヒーローズとか…戦うとか、だけじゃない…俺と一緒にいてくれないか。ずっと…」
セシリア「………」
アーダン「俺はこんな見てくれだし、あんたみたいな美人には似合わないってわかってる。だが守る事はできるつもりだ」
セシリア「…もう、遅いのよ。待ってたんだから。あなたがそう言ってくれるのを」
アーダン「そっか……俺はこんな時も遅かったか。すまねえ」
セシリア「いいわ。言ってくれたもの。許してあげる」
アーダン「もう一つ言わせてくれ。セシリア…愛してるぜ…」

 
 

セティ「………」
ウォルト「………」
サザ「………」
セティ「なぜ…なぜ涙目グリーンの居酒屋でプロポーズなんだろう…」
ウォルト「お二人が出会った思い出の場所だから…だそうです」
サザ「ちくしょー幸せになっちまえーなんよー!」

 

アーダン「せ、セシリア・・・!」
セシリア「ふふ、声が上ずってるわよアーダン。それに顔まで真っ赤だわ」
アーダン「す、すまねえ・・・!その・・・お前みたいな美人な女性と面と向かって、
増してや2人だけで話すなんて経験上なくてさ・・・!
こんな時、アレクみたく自然な言葉が出てきたらって思うんだけどな」
セシリア「別にいいのよ。そんな事気にしなくって。アーダンらしく振舞ってくれれば、私はそれで十分だわ」
アーダン「・・・・・・今夜はぐっと冷え込んで、星が綺麗な夜だよな!
そんな星々を写したお前の瞳は・・・もっと、ずっとずっと綺麗だけど」
セシリア「・・・」
アーダン「す、すまねえ。やっぱガラじゃないよな・・・。
シグルド様みたく、たまにはカッコイイ口説き文句の一つ言ってみたいなんて思ったけど
いきなり上手くなんて言えねえや。ははは」
セシリア「・・・ねえ、アーダン」
アーダン「な、なんだ?」
セシリア「今夜は寒いから、もっと傍にいってもいい?」

 

ウォルト「・・・さ、さっきからあんなに寄りそって・・・!」
サザ「正直目のやり場に困るんよ」
セティ「こらこら、そんなに横目で見るものではない・・・」

 

涙目グリーンのそれぞれの夜がこうして更けてゆく。