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Last-modified: 2017-10-04 (水) 23:27:09

KINSHINネタにつられて夜這いキッスを未遂ではなくやらかした場合のエリンシアさんのパラレル※NTR要素ありの真っ黒神将
嫁の存在はハーレムでもクラッシュでもどっちでもご自由に

 

風呂が壊れたある日、アイクはいつものように風呂から上がると居間に入った。いつもならつかの間の一人の時間を過ごすところだが、今日は違った。
居間には背から翼を生やした大柄な男が居座っていた。妹の家に温泉があるのを聞きつけて湯を借りたらしい。
声をかけられ、いつものように返す。アイクはそこに違和感を少し感じる。このラクズの男とはそれなりに親しい間ではあるが、このように家に上がりこまれ寛がれるということはまずない。
それをさせているのは……自分の姉であるはずの緑の髪を持つ女性なのだということを認識した時、アイクは妙な感情が沸き上がったのを感じた。
彼女を脳裏に浮かべる時に感じるそれは以前、銀髪の姉を抱きしめてしまった時の感覚と似ていた。
「おまたせいたしました。」
居間の戸を開けて入ってきたのは今、頭の中に浮かんでいた彼女だ。手に持つ盆には冷えたビールが乗せられている。
目の前の男の為に入れたのだろう。アイクは酒が得意ではないのだから。
「気が利くな。」
「いいえ、当然ですわ。」
にこりと微笑みながら会釈し、酒を差し出す姉の姿をアイクはいらついた表情で眺めていた。何故、自分の前でそのような表情ができるのか。何故、自分ではなくその男を選ぼうというのか。
「あら、アイクちゃんも上がっていたの?」
その呼び方だ。昔はアイク、だけだったというのに……最近、この男の前になると彼女は自分を他の兄弟と同様の呼び方をするようになった。
まるで、自分を遠ざけていくように。あの日、あの夜……自分に異性として歩み寄ろうとしてきたのは当のエリンシアだったというのに随分と勝手ではないか。

 

「……ああ。」
湧き上がる黒い感情を抑えきれないのか、随分と無愛想な言い方になってしまったが、普段から無愛想な彼の言い方の違いに気づくものはこの場にいなかった。
それでも本来ならば無言でその場を立ち去ってしまいたいほどの激情をアイクは押さえ込んでいた。しかし、この鷹の男はそのアイクの我慢も無駄にしてしまった。
「……んっ」
「あっ……や、やだ……」
酒で気分をよくした鷹の男が自分の目の前で姉に口付けたとき、アイクの中で何かが壊れた。この男とエリンシアの関係などとうに知っている。
だが、それを見えないところで行われてることと、目の前で見せ付けられるのとでは、与えられる衝撃は全く違う。エリンシアは少なくとも、兄弟の前では控えていたのだから尚更だ。
「いいだろ、風呂の中じゃもっと凄かったぞ?」
「や、やめて下さい……兄弟の前で……アイクちゃんは、お茶でいいかしら?」
そう言うとエリンシアは足早に居間を後にした。姉が顔を赤くして去っていったのは、風呂上りだからということだけではない。
それは残酷な事実だ。ずたずたに切り裂かれたようなアイクの心に、男の言葉が追い討ちをかけた。
「あいつ、未だに一緒に風呂に入るのも恥ずかしがるんだぜ?もう何もかも知り尽くした仲だっていうのによ。」
この男は、俺の知らないエリンシアを知っている。この男は、女の姿になった姉を知っている……この男は……何もかもが押さえ切れなくなった時、アイクは無言で立ち上がった。
「……どうした?」
「……別に、やることを思い出しただけさ。」
そう、成すべきことを思い出しただけだ。彼女を幸せにするのは、あの微笑を向けられるのは彼ではない。

 

自分だ。

 

台所にたどり着くと、エリンシアは冷蔵庫から出した冷えた茶をグラスに注いでいた。呑気に鼻歌を歌いながら。こっちの気も知らないで。
「……ッ!?」
後から抱きすくめてやると、エリンシアのなだらかな背はびくりと震えた。振り向くこちらの目は少し怯えている。これがもし、先ほどの男なら優しい笑みを向けるのだろうか……?
「お、お茶……もう少しで入るから……っ!?」
それでもなお、平然を保とうとする姉に、アイクは先ほど男がしたのと同じようにエリンシアに口付けた。
エリンシアの目が見開かれる。姉の驚きと怯えの混じった顔が、これほどまでに扇情的だと思ったことは今までになかった。
「アイクちゃん……?……どうして……?」
「人が悪いなエリンシア、先に俺に仕掛けたのはあんたなのに。」
アイクの言葉に、エリンシアの顔から血の気が引いていく。彼女がこんな顔をするのは初めてではないだろうか。おそらく、鷹の男も知るまい。
「知っていたんだ……あんたが俺の服を抱きしめて、俺があんたを抱きしめたあの夜……あんたが俺に口付けたのを……」
いけないことをしたのだ、という自覚はあったのだろう。エリンシアの瞳からは後悔の念しか読み取れなかった。
でも大丈夫だ、それはちっともいけないことではないのだから……これをそれから教えてやる。
床に押し倒すアイクの目には、嫉妬という名の黒い炎が燃え盛り踊り狂っていた。エリンシアはもがきながら涙を流すが、それすら黒い炎を通すと美しいと思えてくる。
「アイク……お願い、やめて……」
闇に心を支配されたアイクに、姉の懇願などもはや届かなかった。茶の入ったグラスは、そのまま床に落ちて割れた。

 

プリシラ「シグルドォ〜!KINSHINはいいぞぉ〜?今はKINSHINが支配する世の中なんだ!」
シグルド「くっ……させんっ!!貴様の世迷言など!!」つテュルフィング

 

シグルドが世界を救うと信じて!

 

このカキコミは省略されました。続きが読みたい方はKINSHIN万歳と書き込んで(ry

 

プリシラ\カタカタカタ/つPC

 

ユンヌ「私もアイクに無理矢理迫られて押し倒されたい」
ミカヤ「望んでる時点で無理矢理ではないんじゃ……」
ユンヌ「ミカヤは、仕方なさそうするくせに、いざ始まると欲しがりよね」
ミカヤ「だから言うなっての!?」

 

プリシラ「昨日の昼から半日の間の、怒濤のKINSHINラッシュ……つまり! 世界はKINSHINをこそ望んでいるのです!」
過激派『『おおおぉぉぉぉーーっっっ!!!!』』
シグルド「させぬ……そんなこと、させるものか!」
プリシラ「S……今日こそ、引導を渡してあげます!」
ジェミー「萎びたダサいオッサンは、よく燃えそうだよねぇ?」

 

工作員 「だれかー、たーすーけーてー」

 

エーディン「エヌ、ティ〜、アァァ〜ルッ……なんて甘美な響きなの……」
ジャムか「シグルド様ー!!いや、シグルド様以外のNTR撲滅団体早くー!!」