66-248

Last-modified: 2017-11-04 (土) 22:36:42

注意・クロード神父が割りとサイテーと思われるかもです
   過去ネタで1度、スカサハがホリンを「父さん」と呼んだ気がしないでもないですが、別設定ということで

 
 

シャナン「聞きたいことがある」
クロード「おや? あなたが私に話しかけるとは、珍しいと言うより、初めてですね」
シャナン「バルキリーで世話になる時くらいか……だが、今日は別の件だ」
クロード「でしょうね。眼差しが違う」
シャナン「……スカサハとラクチェの父親は、あなたか」
クロード「どうしてそう思われたのでしょうか?」
シャナン「どこの占い屋も、あの子たちの父親は分からない、と答えた。
     誰かが手を回したのは間違いないのだが、レックス殿やホリン殿には、そんなことをする理由も手段もない」
クロード「ほう、そんなことが」
シャナン「……どうして、自分が父親であることを隠そうとする。
     ……どうして、わざわざ店にアイラしかいない時を見計らって、人目を忍ぶように来ている」
クロード「…………ふむ。では仮に、私が父親だと仮定して、それで何が変わります?
     ブラギ教団も一枚岩ではない。
     私の血を引く男子を、無理にでも神父として教育し、バルキリーを継がせようとする者もいるでしょう。
     コープルが後継ぎだと思いすり寄っている者は、今さら出てきた私の妻子を、よく思いはしない。
     そういった者と繋がりのある妙な連中が、『勝手に』『気を遣って』排除しようと動くかも知れませんね。
     彼女たちの実力であれば、身の危険はないでしょうが、店まで守りきれますか?」
シャナン「エッダ家当主であるあなたなら……」
クロード「言ったでしょう。教団も一枚岩ではない、と。
     私をさっさと引退させて、コープルを傀儡にしたいと望んでいる者など、掃いて捨てるほどいますよ。
     金をバラまかなければ、弟妹の身すら守れない有り様なんですから。いやはや、嫌な世の中ですね」
シャナン「それは……」
クロード「ですから、仮に私が父親だろうと、何も変わりませんよ。
     彼女たちは好きに生きるし、私も好きに生きます。
     私は単なる、時々ラーメンを食べに来る客です」
シャナン「……あなたは、それで良いのか?」
クロード「ええ。私の人生は、実に充実していますよ。女性を求める必要もないくらいにね」
シャナン「…………ならば、私からは何も言わん。今日の話は、唯の『仮定』に過ぎないとして、忘れる」
クロード「それは何よりです。ではまた、バルキリーがご入り用の際は、ご連絡を」

 
 

ーーー貴族の夫人だの権謀術数だのは、私には合わんーーー

 

クロード「………………そうでしょうとも。あなたは剣士として、料理人として、真っ直ぐに歩む姿こそが美しい。
     私はそれを眺めるのみ。彼があの子たちを守るのであれば、私が何をしても、余計ですしね」

 

 ふと夜空を見上げると、流れ星が一つ過ぎ去った。
 神父はそれを、何も願おうとせず、見届けた。

 

そして、諸々事情を知ってそうな男との会話

 

レヴィン「じゃあ何で子供作った、って話になるしな」
クロード「作らないようにしても百パーセントではないんですよ。
     その辺りの経緯も知っているでしょう、あなた」
レヴィン「まーなー」
クロード「コープルが生まれるまでは、スカサハが唯一ブラギの聖痕を継ぐ男子でしたから、これでも色々悩んだりしたんですよ?」
レヴィン「『エッダ家夫人の立場に縛り、アイラの美しさを損なってまで、家を守る価値などあるのでしょうか』だっけか」
クロード「わざわざ言わないでくださいよ。
     それも、弟が後継者になったことで、自分の子は隠し続ける方向に踏み切りましたけど」
レヴィン「俺もセティが立派になって、即行で家督も神器も任せた」
クロード「あなたは丸投げすぎです」

 

シグルド「愛があれば…しし、幸せならば…いいい、いいじゃないか…そそそ、それでいいんだ……」
ルフレ「バルキリー使用不能…スキル継承無し…いえ…スカラクは誰が父でも強いですし…」
カムイ「ステータスよりキャラ萌えっしょ。カプは。やっぱし」
リーフ「待ってほしい。旦那不明なら僕がアイラさんの旦那という可能性もまだ残る」
シグルド「無いから」
ルフレ「無いです。連続はソドマスで確保できますし。必殺も勇者の剣に星つければいいし」
カムイ「変態だし無理でしょう」