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Last-modified: 2017-11-04 (土) 22:41:26

何か真っ黒なブラギ教団が浮かんだので

 
 

ブラギ司教A「クロード司祭は、そろそろ御結婚などは?」
クロード「ハハハ、我がエッダ家は、既に後継者に弟のコープルを指名していますから、憂いはありませんよ。
       私はのんびり、今後も独身生活を満喫させていただきます」
ブラギ司教B「はっはっは、まさに独身貴族というやつですかな」
ブラギ司教C「しかしながら……コープル殿が結婚された相手の方は……」
クロード「私の義妹であり、白暗夜当主ガロン殿のご息女であり、覇王殿の義姉であり、御自身も薙刀の名手として名高いヒノカ嬢が、どうかなさいましたか?」
ブラギ司教C「い、いえ! 物言いという訳ではないのですが、多数の少年を囲っていると聞き、その……」
クロード「ああ。コープルの継ぎが不安であると。いやはや全く、先の先まで見据える御慧眼、感服いたします」
ブラギ司教B「コープル殿はまだまだお若くいらっしゃる。
       心配せずとも、その次の世代も、何も問題ありますまい」
ブラギ司教A「おお、そうです。実は私の孫娘が、コープル殿と同じ年頃でして……。
       万が一、そう万に一つの可能性として、もしもヒノカ殿がブラギの後継者を産まれないようでしたら、コープル殿の側室になど……」
クロード「皆様方のエッダ家に対する御配慮、まことに痛み入ります。
     ですが、それは先の話ですし、弟の意思もありましょう。
     私が弟に後を継いだ際には、皆様から御心配りいただいた内容を、確かに伝えさせていただきますよ」

 
 

メイドX「……諜報活動の報告は以上です」
サラ「ご苦労様、下がっていいわ」
メイドX「はっ!」
サラ「……正直に言って、うちはお爺様に権力が集中していたおかげで、掌握は楽だったわね……あそこと比べると……」