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Last-modified: 2017-11-06 (月) 00:07:38

原作5章では3才でしたが、ここでは4、5才くらいの設定で……ファより少し下くらい?

 
 

アルテナ「フィンー! フィーンー!」
フィン「はい、アルテナ様。フィンはここに」
アルテナ「だっこ!」
フィン「畏まりました」
ティルテュ「あれ? どうしたのこの子?」
フィン「キュアン様とエスリン様のご息女だよ。少し面倒を見てほしいと頼まれてね」
ティルテュ「へー、何だかスッゴくなつかれてるね?」
フィン「お生まれになられた頃から知っている相手だからかな? 少々お転婆なところもあって、目が離せなくてね」
ティルテュ「そっかー、そうかー」
フィン「……ティルテュ? さすがに、子供に嫉妬するのは」
ティルテュ「嫉妬じゃないもーん、あたしはいつでもイチャイチャできるもーん、あたしと会えなかった間に他の子と仲良く……なんて思ってないもーん」
フィン「やれやれ……あまり可愛いことを言うと……」
アルテナ「フィンー! そのひとだれー!?」
フィン「ああ、失礼いたしました、アルテナ様。彼女はティルテュ、私の妻です」
アルテナ「フィンのおくさん!?」
ティルテュ「初めましてアルテナちゃん。フィンの『妻の』ティルテュです。よろしくね?」
フィン(……全力で張り合っている……)
アルテナ「むー……フィンはアルテナとしょーらいをちかいあったのに……」
ティルテュ「フィン?」
フィン「おままごとにお付き合いさせていただいただけだから、目の光を消さないでくれないかな?
    アルテナ様も、どこでそのような言葉を覚えられたのですか?」
アルテナ「おとーさまとおかーさま!」
フィン「でしょうね……」
アルテナ「よし! なら、ティルテュもアルテナのおよめさんになって!
     アルテナとフィンとティルテュで、しあわせなかてーをきずくの!」
ティルテュ「……なるほど……それなら……」
フィン「いやティルテュ、『それなら』じゃないから。
    えーっと、アルテナ様? ティルテュも一緒に、お絵描きなどなさいませんか?」
アルテナ「うん! おえかきする!」
フィン「では準備を……ティルテュ、クレヨンと画用紙を借りていいかな?」
ティルテュ「そーいえば最近は仕舞いっぱなしだっけ。持ってくるねー」

 

リーフ「アルテナさんと聞いて! ……って、ロリの方か……せめて胸が……」
アルテナ「あー! はっぱー!」
リーフ「痛っ! あいたっ! ちょっ、蹴らないで! おやめください姉上! あれ? 僕は何を……膝裏は痛いっ!!」
アルテナ「はっぱもいっしょにおえかきしなさい! めーれーです!」
リーフ「はーい……分かりましたー……」
フィン「子供には敵いませんね」
リーフ「それもあるけどさ……なんかこの子には逆らえないんだよね……」