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Last-modified: 2017-11-09 (木) 00:16:17

スカサハ「うがー……ちくしょー……」
レスター「どうしたどうした? 何か面白い話か?」
スカサハ「面白くねーよ。……テリウス地区から魔力依存のルーンソード手に入れたのに、鉄の大剣のシャナン様に勝てねー、ってだけだ……」
デルムッド「お前、力より魔力の方が伸びてるもんなぁ……」
ファバル「魔防は更に伸びるんだよな。上限低いけど」
スカサハ「おかげでパワーリング必須だよ! 誰なんだ俺の父親ぁっ!! わざわざバリアリングまでくれたおかげで魔防23だオラァ!」
レスター「いやもう大体察するだろ。そもそもだな、あんまりワガママ言うもんじゃないぞ」
スカサハ「どういう意味だよ?」
ファバル「紋章町では、俺とレスターはブリギッド姉さんとエーディン姉さんの弟……つまり、スキル無しだ」
デルムッド「ファバルは兵種で追撃あるしイチイバルだけど、レスターは……」
レスター「ディムナより弱いぜ! 何故か妹はラナオウに育ったがな!」
デルムッド「俺は誰が父親でもカリスマ要員だぜ! 突撃継承したら事故死するしな! 紋章町じゃ本当にカリスマしかスキル無い!
      トリスタンから顔と必殺引いてリーゼントとカリスマ足した感じ、って言われた!」
スカサハ「何かすまん……お前ら、魔法系に絡まれたら言えよ? 神器持ち以外なら大体どうにかなるから」
ファバル「魔術師殺しって呼んで良いか?」
スカサハ「それ他作品だろうが! そしておっぱいタイツ師匠でもねーよ!」
レスター「言ってねーよ」
デルムッド「魅了の黒子くれよゲイ2本は要らねー」
ファバル「何言ってんだお前」
レスター「んじゃ、幻想殺しで」
スカサハ「それもう全く別物だよ!」

 

追撃ないレスターなんて……ジャムカ父でも追撃リング欲しいのに……
そして突撃持ちデルムッドは、反撃当たったら死ぬ時に限って突撃して死ぬ

 

レヴィン「息子のためにパワーリングとバリアリングとは、あんたにしては奮発したな」
クロード「値切ればバルキリー1回で稼げますよ」
レヴィン「感心して損した」

 

カレル「そうか……シャナン殿に、自分の身は自分で守れると示せるように、か」
スカサハ「はい。学校や店の都合で、あまり多くは道場に通えませんが……」
カレル「そこについては構わないよ。内弟子の方が教える時間を長く取れることは確かだが、短時間でもやりようはある。
    君は力が伸び悩んでいるようだから、力に頼らず斬ることに集中して教えよう」
スカサハ「見ただけで分かりますか……これでも鍛えてはいるんですが……」
カレル「素質ばかりは、仕方がないよ。問題は、それをどう活かし、どう補うかだ」
スカサハ「……よろしくお願いします、カレル師匠」
カレル「ああ。よろしく、スカサハ君」

キャス「カレルさん、また弟子取るの? 炒飯美味しい」
カアラ「シャナンの従弟で、私の友人であるアイラの息子だ。
    店にヨハヨハとかいう従業員が増えて、時間が取れるようになったから、自分を鍛え直したいらしい。餃子も美味い」
バアトル「軽く手合わせしたが、実力もあって向上心もあり、礼儀正しい少年だったな! ラーメン美味いぞ!」
フィル「……ところで、3人とも何を食べているでござる?」
キャス「世話になるから、ってスカサハさんが持ってきてくれた」
カアラ「既に店で出しているプロの品だ。美味い」
バアトル「うむ! 実に美味い! 流星軒だったか! 今度家族で行くとしよう!」
フィル「むむむ……父上と母上、さらにキャスにも好感触……。
    後は本人の人柄でござるな……拙者も道場に行って会ってみるでござる!」

 
 

惚れた←雑極まるオチ

 

キャス「あの……さ……カレルさん……ちょっと、お願いがあるんだけど……」
カレル「何だい?」
キャス「……えっと…………抱きしめて、もらいたいな、って……」
カレル「私で良ければ、構わないよ」
キャス「うん……暖かい……ありがとう……」
カレル「君は大切な家族で、今は表向きとは言え、恋人だ。お安いご用だよ」
キャス(表向きとか、役とかじゃなくても、良いんだけどな……)
カレル「……どうかしたのかい?」
キャス「ううん、何でもない」

 

カアラ「兄上……鈍い……」
バアトル「ぬううううう……! カレル殿ならば安心とは言え、娘が恋人と進展するのは……! ぬぉぉぉぉ……ッ!!」
スカサハ「失礼します、カレル師匠は……もう少し待った方が良さそうですね」
フィル「うー……キャスが幸せそうなのは、良いことでござるが……拙者も彼氏を……。
    っと! 良く来られた、スカサハ殿!」
スカサハ「あ、どうも、お邪魔します。
     ……それにしても、シグルド様とラケシスさんに始まり、セリス様とユリアラナマナやミネルバさんとか、フィンさんとティルテュさんとか、エーディンさんとミデェールさんジャムカさんアゼルさんとか、最近はそういう話題が多いな……。
     アーサーとフィーや、アレスとリーンは以前からだけど……そう言えば、小学生で既婚者も居るんだっけ……あと、アーダンさんも結婚したらしいし……」
フィル「羨ましい限りでござるなぁ……スカサハ殿は、恋人など居られぬのでござろうか?」
スカサハ「あいにく、恋人も特に好きな相手も居ないよ。友達と集まっても、男友達ばっかりだ」
フィル「……剣の腕、良し。……性格、ナバール系では無し、かつ良し。……善良そうな顔立ち……恋人無し……料理も美味しい……これは……!」
スカサハ「フィルさん? どうかしたのか?」
フィル「い! いえ! 何でもござらんでござるでござる!」
スカサハ「うん。ちょっと落ち着こうか」
フィル「そうでござる! カレル伯父上はあの様子でござるし、今の間に拙者と手合わせなど如何か!?」
スカサハ「そうだね。なら、お願いしようかな」
フィル「噂の流星剣の威力を、見せてもらうでござる!」
スカサハ「俺は、技と速さはともかく、力も防御もまだまだだけどね。
     シャナン様が弟子に来ていた頃は、稽古しなかったnーーいや、あの頃は変態だったか……」
フィル「でござる。キャスは伯父上に会いに通っていたそうでござるが」
スカサハ「……師匠が少女を恋人にしているのを見て、変態に戻ったりしないと良いけど……。
     まあ、その時はまた叩き直されるか……」